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The 1975、自身最大規模のジャパン・ツアー完走 全公演のライヴ写真を公開

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Photo by Jordan Curtis Hughes

The 1975が、キャリア最高潮にして迎えた、バンド史上最大規模のジャパン・ツアー「THE 1975 AT THEIR VERY BEST JAPAN 2023」を無事完走した。最新アルバム「外国語での言葉遊び」(原題:Being Funny In A Foreign Language)を携え、4月24日から東京・横浜・名古屋・大阪の4都市にて開催された5公演のチケットは完売(一部追加席の販売あり)、計4万2千人を動員する大規模なツアーとなった。The 1975らしいアーティスティックな舞台演出と圧巻のパフォーマンスで、各地のファンたちを歓喜に沸かせ、会場は溢れんばかりの多幸感で満たされた。

初日4月24日の東京公演(東京ガーデンシアター)は、程よい緊張感のもと、フロントマンのマシュー・ヒーリーがキーボードだけをバックに「オー・キャロライン / Oh Caroline」を歌うパフォーマンスからスタート。公演中マシューは、何度も繰り返し日本のファンたちへ感謝と愛を伝え、2013年の初来日(サマーソニック出演、旧原宿アストロホール単独公演)から10年の間に築き上げて来たファンたちとの絆を確かめているようだった。公演終盤にはマシューがアコギ1本で「ガイズ / Guys」の”初めて僕らが日本に行った時が/人生で起きた最高の出来事だった”という一節を披露し、他3人のメンバーへの愛を伝えるとともに、再び日本への愛を表現した。

続く4月26日・27日横浜公演(ぴあアリーナMM/2公演)1日目のマシューは、白パンツに黒シャツの衣装で前髪を下ろしたスタイルで登場。会場は終始穏やかなムードに包み込まれ、東京公演とは一味違ったスタイルのステージとなった。様々な雰囲気をみせてくれるのも彼らの魅力の一つである。横浜2日目、スーツスタイルで姿を現したマシューは、冒頭小芝居を交えつつアコースティックセットでパフォーマンスをスタート。ライヴ終盤「シンセリティ・イズ・スケアリー / Sincerity Is Scary」のパフォーマンス中に、ファンがステージに向かって投げ入れた帽子(通称“シンセリティ・ハット / Sincerity Hat”:同曲のミュージック・ビデオでマシューが被っている耳の付いた帽子)を見事にキャッチしたマシューがその帽子を被ると、観客席は黄色い声援で盛り上がった。

4月29日、名古屋公演(Aichi Sky Expo)。途中、前述の「シンセリティ・イズ・スケアリー」の出だしの歌詞を忘れてしまい、演奏を一度止め、冒頭からやり直すという非常に珍しい一場面が。マシューは「あーこの曲の歌詞を全く思い出せない。日本以外の国では普段やらないからね。みんなのためにだけやってるんだよ!どういう歌いだしだったっけ?」とお茶目な言い訳をしながら会場のファンたちを癒し、笑顔にした。

そして最終日、4月30日。今回のジャパン・ツアーで最大規模のキャパシティーで臨んだ大阪公演(大阪城ホール)は、ジャパン・ツアーを締めくくるのにふさわしい、完成度が高く、洗練されたパフォーマンスとなった。ラスト・ソング手前の「ザ・サウンド / The Sound」では、メンバーとファンが一つになった瞬間で、会場にいる誰もが心と体を躍らせた、美しいシーンとなった。

また、東京・原宿で明日5月2日まで開催されているポップアップショップは、初日約400人の長蛇の列ができるなど、大盛況開催中。すでに店頭で売り切れとなった商品の一部は、5月7日までThe 1975のユニバーサルミュージック・ストアにて注文をする事ができる。

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