halca、初めてのワンマン“声出し”ツアーを完走 デビュー5周年イベントもサプライズ発表
キュートな歌声と元気なパフォーマンスでファンを魅了するhalcaが、5月6日東京・Spotify O-WESTにて、4月29日に大阪、4月30日に愛知での公演を成功させてきた「LAWSON presents halca first tour 2023 “nolca solca culca”」のツアーファイナル公演を行った。
今年デビュー5周年を迎えるhalcaにとっては、2020年5月に開催予定だった1stツアーがコロナ禍の影響で中止になって以来、これが初めての東名阪ツアー。しかも初めてのフルバンド編成で、声出し解禁となったワンマンライブということで、駆けつけたファンも最初から最後までテンション高くhalcaを応援。アンコールを含めた全21曲のセットリストでは、2018年のデビューシングル「キミの隣」から最新シングル「誰彼スクランブル」「あれこれドラスティック」、そしてツアータイトルにもなった今年1月リリースの最新アルバム「nolca solca」の収録曲まで、これまでのhalcaの集大成ともいえるヒットチューンを連発。大きな声を掛け合いながらファンと一体になって躍動し、デビュー5周年に向けて弾みをつけた。
ワンマンでは初めてとなるバンドセッションから「時としてバイオレンス」でスタートし、大歓声で迎えられたO-WESTのステージは、オープニングからMAXスピード。MCでは「初めてのツアーなので、皆さんに聴いて欲しい曲がいっぱいで詰め込めきれなかったけど、頑張って選びました!」と語り、ファンと大声でエールを交換できる喜び、迫力あるバンドの演奏をバックに歌える喜びを「こういうのに憧れてました!」と何度も語っていたhalca。彼女が嬉しそうな笑顔を見せるたびに、客席からは盛大な拍手と声援が贈られる。
halca本人が作詞した「one another」と「weather through」では改めて楽曲でファンへの感謝を届け、「なんで?なんで?なんで?」ではオーディエンスと「なんで?」を掛け合いながら曲紹介。東京公演のみで披露された「告⽩バンジージャンプ」にも会場が沸く。劇場版『かぐや様は告らせたい ―ファーストキッスは終わらない―』で“初めて”映画の挿入歌を担当した「ロマンティックマニフェスト」など、バラエティに富んだ楽曲を披露した後は、自身のワンマンにゲストアーティストを迎えるという“初めて”も。
プラベートでも仲良しだというthe peggiesの北澤ゆうほを呼び込み、北澤が「nolca solca」でhalcaに初めて楽曲提供した「BUZZER BEATER」と、the peggiesのヒットチューン「君のせい」をデュエット。会場はさらに大興奮に包まれた。
ライブ後半では、バンドアレンジならではのロック色を強めた「キミがいたしるし」や「誰彼スクランブル」を熱唱。アンコールではデビュー曲「キミの隣」を歌い終えて、「キミの隣」のリリース日と同じ5月30日に、デビュー5周年記念イベント「halca 5th Anniversary event in RED°TOKYO TOWER」を東京・東京タワーフットタウン内「RED°TOKYO TOWER」で開催することもサプライズ発表され、ファンは大喜びだった。3年越しの“リベンジ”を果たした初ツアーのファイナル、「今日は、皆さんと3年越しにこうして集まることができて、すごく嬉しかったです!」と語るhalcaの笑顔が、5月から始まる5周年イヤーでのさらなる飛躍を約束していた。
デビュー5周年記念イベント「halca 5th Anniversary event in RED°TOKYO TOWER」のチケットは現在発売中。
TEXT BY 阿部美香
PHOTOGRAPHY BY 中村ユタカ