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クラムボンの原田郁子、15年ぶりのソロ・アルバム「いま」6/21リリース 詩人・谷川俊太郎が書き下ろした詩を歌にした楽曲「いまここ」を収録

アーティスト

原田郁子

クラムボンのボーカル&キーボード・原田郁子が、2008年以来、実に15年ぶりに、通算4作目となるソロ・アルバム「いま」を、6月21日にユニバーサルミュージックより発表する。コロナ以降、本格的に始めた宅録をベースに、ほぼすべての楽曲を自宅で制作、録音。アルバム全体にプライベートで、親密な空気が宿っている。

映画『青い、森』(2020年)エンディング曲「青い、森、、」、劇団マームとジプシーの舞台『cocoon』(2022年)劇中歌「むりかぶし」、主題歌「とぅ まぁ でぃ ~ 合唱 ~」、小学館発行のムック本『ぺぱぷんたす 006』(2022年)コンテンツ曲「オ・ノ・マ・ト・ペ」など、近年の多彩なソロ・ワークスを中心に収録。

アルバムの核をなす新曲「いまここ」は、詩人の谷川俊太郎との共作曲。原田と谷川は、2021年、rei harakamiの没後10年に際して、日本科学未来館で行われたトークイベント「『暗やみの色』から生まれることば」に参加。その日がきっかけとなり、原田からの提案で、谷川が詩を書き下ろし、2年をかけて完成した。

谷川は作詞のほかに、心臓の音、呼吸の音、朗読で参加しており、エンディング・パートには、rei harakamiが音楽を担当したプラネタリウム「暗やみの色」のサウンドトラックより「intro」がサンプリングされている。0歳から91歳までの声をフィーチャーした、11分半におよぶ大曲だ。

原田の音楽性を理解し、広がりのあるサウンドに昇華させたのは、エンジニアの奥田泰次。マスタリング・エンジニアは、Björk「Fossora」やserpentwithfeet「soil」などを手がけたHeba Kadryが担当しており、静謐で、物語性のあるサウンドに仕上がっている。

CDは初回限定・特装盤と通常盤の2形態でのリリースで、初回限定・特装盤は80ページの詩集+写真ブックレットを封入した、金色の箔押しBOX仕様。原田によるドローイングが印象的な装丁になっており、詩集+写真ブックレットには日本語詩と英語訳の歌詞のほかに、自身、家族、友人が撮影した写真をふんだんに収録。アート・ディレクションは「ぺぱぷんたす 006」で原田とページづくりを共にした脇田あすかが担当している。

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