milet、初の日本武道館公演2days大盛況で終幕 自身最多19公演のホールツアー&初の海外単独公演実施も決定
シンガーソングライターのmiletが、自身初となる東京・日本武道館公演「milet live at日本武道館」を5月20日・21日と2daysで開催し大盛況で幕を閉じた。
miletは、2021年8月東京2020オリンピック閉会式に歌唱出演、そして2022年末には3年連続となるNHK紅白歌合戦に出場する等、破竹の勢いで活躍中のシンガーソングライター。そして、2022年2月にリリースした2ndフルアルバム「visions」はオリコン週間デジタルアルバムランキング4週連続でTOP10入りを記録。現在放送中の「テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編」主題歌をMAN WITH A MISSIONとコラボで担当するなど益々の活躍を見せている。
そんなmiletが2023年3月でデビュー4周年を迎え、初の日本武道館公演を2daysで開催。milet初となる日本武道館の公演チケットは即完売となり、開催前から大きな盛り上がりをみせていた。
ライブは、スクリーンにショートケーキを作るmiletの映像からスタート。デビュー4年を迎え、4年間の感謝をファンに込めて本公演のために撮り下ろされた映像だ。miletがケーキに立つロウソクを吹き消すとともに、会場は真っ暗に。そんな中カラフルなレーザー照明と共に「Walkin’ In My Lane」で幕を開けた。
登場したmiletの衣装は、明るさと華やかさを演出したという赤を基調に白・ブルーのフリンジを付けた女性らしい衣装となっており、そんな姿に大きな歓声が響いた。
今回、セットリストはもちろん、映像・演出・衣装など細部までmilet自身が企画し想いを詰め込んだとの事で、衣装はファッションブランドMURRALとコラボ作成したオリジナルの衣装。
そんな華々しい幕開けとなったのだが、立て続けに「Final Call」「us」「Ordinary days」「Fly High」が披露され、miletのベスト的内容とも言えるヒットソングで畳みかけられた。
そしてmiletの魅力の一つであるキュートさが詰まった「Always You」をアコースティックアレンジで披露。キュートな一面が見られ会場も笑顔で包まれる中、次に披露されたのはmiletのもう一つの魅力であるダークさを纏い真っ赤に染まる照明の中「Ashes」をクールに歌い上げライブは中盤戦へ。
中盤戦の中でも大きな印象を残したのは「inside you」。「当時、まだ誰が聴いてくれるか分からなかったこの曲が今は皆さんがいるから届けたい曲になりました。私の始まりの曲です」と添えられ静かに始まった同曲。2サビ以降では、レーザー照明が激しく飛び交う演出となっており圧巻のパフォーマンスであった。
そして、衣装チェンジを挟んで始まった後半戦は、黒を基調にアイボリーのギャザーフレアを付けたモード感あるパンツスタイルで、クールさとダークさを演出したという衣装で登場。
「邂逅」を披露した後、「今日は武道館公演ファイナルと言う事でスペシャルなゲストが来ています!」と話すとiriが登場。miletの2ndアルバム「visions」に収録されているコラボ曲「jam」を2人揃って披露したのは初であり、集まったファン達も待ちに待ったこのサプライズに大きな歓声が湧き上がった。
公演1日目のスペシャルゲストは、THE FIRST TAKEでコラボ出演し話題となったピアニストCateenこと角野隼斗が登場し「One Reason」「Ordinary days」をアップライトピアノのみで披露。ピアノの音とmiletの歌声のみという緊張感溢れるこのサプライズ披露に集まったファン達は一音足らずとも聞き逃すまいと、音に没頭するよう聞き惚れ感涙する姿が多々見られた。
そんな後半戦の始まりを大きく加速させたのが本公演でライブ初披露となった「コイコガレ」。同曲は現在放送中の「テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編」エンディング主題歌となっており、ファン待望のライブ披露となった。「コイコガレ」のリリックを載せた映像を背に力強くもしなやかに歌い上げ会場のボルテージはさらに加速。
そんな後半戦は、こちらもライブ初披露となった「おもかげ」を会場のファン達と共にシンガロングしたのを機に集まったファン達とのコミュニケーション楽しむが如く笑顔で「Fine Line」「Rewrite」が披露され本編は幕を閉じた。
鳴りやまぬアンコールを受け再登場したmilet。笑顔でファン達・メンバー達との会話を楽しんでいると、背面に映し出されていたmiletのロゴが大きなノイズ音とともに突如MAN WITH A MISSIONのロゴになり、Jean-Ken Johnny(Gt/Vo/Raps)から会場を煽るメッセージが。この突然のサプライズに会場は雄叫びにも近い程大きな歓声に包まれた。
そして、現在ワールドツアー中で現地に駆けつける事が叶わなかったMAN WITH A MISSIONが、miletの日本武道館公演の為にTokyo Tanaka(Vo)とJean-Ken Johnny(Gt/Vo/Raps)が出演・撮影したという映像とともに、飛び舞うレーザー照明・炎の中、披露された「テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編」オープニング主題歌「絆ノ奇跡」は、生のライブとの素晴らしい融合をみせ会場のボルテージは一気に最高潮に。
本公演一番の盛り上がりをみせた後、miletは「みなさんの声を聞くことができなかったライブが普通だった私。やっと皆さんの声が聴けたこの武道館公演は本当に特別です。今日は新たなスタートです。ここから更に加速していきます!これからもよろしくお願いします」と感謝を伝えると2023年秋に行われる自身最多となるホールツアーの開催、そして初の海外単独公演となるZepp New Taipeiでのライブ開催が発表され最後は「Flare」、ファンとmiletの繋がりを表現したような「You & I」が披露され、初となるmiletの日本武道館公演は大盛況で幕を閉じた。