ゴールデンボンバー鬼龍院翔、書籍『超!簡単なステージ論』トークイベント開催「この本があることによって一歩踏み出せれば」
ゴールデンボンバー鬼龍院翔が20年近くステージ活動をしてきて実感し学んできた「音楽以外にやったほうがいいこと」を全て書き出したマニュアル本『超!簡単なステージ論 舞台に上がるすべての人が使える72の大ワザ/小ワザ/反則ワザ』(定価1,800円+税)の発売後、さまざまな感想を受け、さらにより良いステージ論を考えていくイベント「ステージ大好きマンの集い〜ステージのためにできることを中堅バンドマンとみんなで考える会〜」を開催した。
ゲストには自身もバンドNoGoDのボーカルを務め、音楽エンターテイメント業界についてとても詳しい団長を迎え、「ステージで音楽以外にできること」を議論していくべく開催された本イベント。
「他の人のライブを見ていて“ここ一つこうやればめっちゃ良くなるのに”みたいなのってめっちゃ悔しいんですよ」と話し始めた鬼龍院。「エンターテイメント界、バンド界がこの本によって全体的な底上げになるんじゃないかなと思って」と、思いを語る。すでに「超!簡単なステージ論」を読んだと言う団長は「鬼龍院翔の真面目で卑屈で頑固な部分が出てて生々しかった」と評した。
著書内の「メンバーは似た者よりも、タイプ別に集めよう」という項目に触れたトークでは、「アイドルさんみたいにプロデュース側がハナから狙ってやるのはあるけど、バンドはなかなか難しい。たまたま軽音部で出会ったメンバーで始めたりする」「運良くキャラが分かれてるバンドが売れる」と唸りつつも、「人それぞれ、完璧なイケメン・美女じゃなくていいよってこと」「たまたま誰かしらのタイプに刺さることもある、絶世の美女・絶世のイケメンを集めなきゃいけないって考えがなくてもいい」と説明。
団長と、ゴールデンボンバーのドラムの樽美酒研二はお互いに「白塗りメイク」。白塗りメイクはなかなか不思議な存在であり、怖がられることもある。しかし、「実は樽美酒研二は、最初の方は今よりポップではないメイクだったと気づいた」と鬼龍院。実際に2009年と2023年現在の写真を見比べて「今の方がポップでキャッチーで可愛い。”一見さんに怖がられない”ステージ論として正解」と話した。
「結局はどんな人だって、ステージに立たなきゃわからないことがある」「ステージに立ってなかったら絶対わからないことがあった」と話し、「それをこの本にまとめた」と言う。「ステージから我々が降りてないのは、ステージから見える景色・歓声に救われている。1秒でも長くいい景色を見られるように、この本が役立てばいい」と団長が話すと、「この本があることによって一歩踏み出せればいいってなればいい」と鬼龍院が語り、イベントは終演した。