GACKT、映画館をコミュニケーションスペースとして活用したイベントに東映が賛同
6月11日に東京・有楽町の丸の内TOEIにて、“GACKTシアターライブ・リターンズ!「GACKT’s -45th Birthday Concert- LAST SONGS」”が開催された。
これは、5年前に1夜限りで開かれた自身のバースデーコンサートライブを見逃したファンや、会場で観たファンに向け、映画館のフルスクリーンで制作関係者によるコンサート裏話トークショーも交えて観てもらおうと企画したもので、このイベント限定のグッズも映画館で販売されて長蛇の列となった。この日はあいにくの雨にも関わらず、上映1時間前には映画館の前に観客の行列が出来きて関係者を驚かせた。
今回、シアターライブにはスポンサー企業の試みとしてVARTIX社の時計の広告CMも流れ、単にコンサート映像を映画館で観るのとは趣の異なる「映画館をコミュニケーションスペース」として活用した新たなイベントの到来を感じさせた。
GACKT×東映と言えば年末上映の噂もある『翔んで埼玉(続編)』が注目されるが、GACKT自身は「長い期間コロナで奪われた人と人のコミニケーションの復活や映画館の再活性化に自身のステージ映像や秘蔵映像が役に立つなら、今後は地方都市でも開催して行きたい。地方にいるファンにも喜んでもらえるのなら、これまでに公開していない秘蔵映像も惜しみなく提供したい」とコメントしている。
この映画館を活用したシアターライブはグラブが企画開催したもので、今回で2回目の開催。前回は松竹とのコラボレーションで実現した。普段はGACKTのファンクラブ運営も手掛けている同社だが、同社の粟津社長は「前回のWBCやサッカーワールドカップの時のスポーツBARなどを見て実感したのは、やはり人は集いたい、好きな趣味やアーティストの推し仲間と一緒にその感動を共有したいという思いがコロナ期を通してさらに高まったと感じています。映画館と組んで、集う、観る、感動を共有する、というキーワードでこのシアターライブを継続的に企画開催して行きたい」と今後の展望を語った。