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EXILE TAKAHIRO、ソロ初となる日本武道館公演を発表 ソロツアー6/12東京ガーデンシアターライブレポート

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EXILE TAKAHIROが6月12日、東京ガーデンシアターで「EXILE TAKAHIRO LIVE TOUR “TAKAHIRO道の駅 2023″~ Road to EXPLORE ~」の東京公演を開催した。

このツアーは、EXILE TAKAHIROにとって記念すべき初のソロツアー。今年4月に福島からスタートし、ファンへの感謝と音楽に対する純粋な情熱を注ぎ込みながら、各地で最高の音楽空間を作り上げてきた。そのツアーもいよいよ終盤戦。この日は東京公演のみのゲストとしてポップスピアニストのハラミちゃんが登場し、アンコールでは自身初となる単独での日本武道館公演が発表されるなど、サプライズに沸くスペシャルな一夜となった。

開演予定時刻を少し過ぎたところで、エモーショナルなピアノのインタールードが聴こえてきた。2本のスポットライトが照らすマイクスタンドの元に、シックなロングコートを羽織ったTAKAHIROが登場。1曲目「Spotlight 〜光の先へ〜」は本ツアーで初披露されている新曲であり、清木場俊介が作詞、EXILE ATSUSHIが作曲を手掛けた珠玉のバラードだ。TAKAHIRO自身のSNSでもコメントしていたが、歌の道を目指す大きなきっかけとなった2人から贈られた<最大のご褒美であり、一生の宝物>であるこの曲を、ひと言ひと言噛み締めるように披露。客席のオーディエンスも、その歌声と景色を自身の心に刻むようにじっと聴き入っていた。

「会いたかったぜ東京!」

2曲目の「Love Story」は、ポップな世界観を全開にしながらのパフォーマンス。カラフルなリストバンドやペンライトが揺れる客席を見渡すTAKAHIROの表情は本当に嬉しそうで、ステージと客席の距離が一気に縮まっていく。サビでは客席にマイクを向けながら一緒に歌うなど、ライブならではの一体感とハッピーなムードに包まれた。

その後はソロで発表した楽曲を中心に、バラードからアップテンポのナンバーまでテンポよく披露していく。バンドメンバーと共に生み出すグルーヴも抜群で、ここまでのライブ1本1本がいかに充実したものであったかがわかるような演奏だ。MCのコーナーは、飾らないトークとサービス精神たっぷりの進行で客席を盛り上げるTAKAHIRO。かしこまった感謝の言葉よりもたくさんの”気持ち”が伝わってくるような、ユーモアと優しさが詰まったアットホームな雰囲気が印象的だった。

ライブ後半、この日のスペシャルゲストとしてポップスピアニストのハラミちゃんが呼び込まれると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。「THE FIRST TAKE」で共演したことをきっかけに実現した、今回の共演。2人は収録現場の裏話などをトークしつつ、その時に披露した「もっと強く」をライブで初披露した。心地よい緊張感の中、会場に響くのは感情豊かに奏でられるハラミちゃんのピアノと、その音色に寄りそいながら景色を紡いでいくTAKAHIROの歌声だけだ。貴重で贅沢な、「もっと強く」のコラボバージョン。最後の1音まで丁寧に弾き終えたハラミちゃんは大きく手を振りながら笑顔でステージを後にし、TAKAHIROはそのプレイをしみじみと振り返りながら、「ハラミちゃんのピアノはすごいね。別次元というか、引き込まれる。パワーがある」と絶賛のコメントを送っていた。

最後のMCでは「今日はみなさんの笑顔と声援に包まれ、本当に幸せでした」「まだまだ未熟者ですが、これからもついてきてもらえると嬉しいです」と改めて挨拶をし、本編はアコースティックギターの弾き語りによる「Feelings」で幕を閉じた。

アンコールではまず、ソロ初となる日本武道館公演が9月21日に開催されることが映像で発表され、会場は悲鳴のような大歓声に包まれた。9月6日にはソロデビュー10周年を記念したアルバム「EXPLORE」もリリースされるということで、記念すべき、そして一夜限りのスペシャルライブだ。その後のMCでTAKAHIROは日本武道館を「夢のステージ」と表現し、17年前の9月22日、EXILEに加入することが決まったのも日本武道館だったと懐かしそうに振り返る。そして「いつか、ソロとしてもあのステージに戻りたいという夢をずっと追いかけてきました。ようやくその夢を叶えることができそうです!」と興奮気味に伝え、「最高にパワフルなステージにしたい。期待してお待ちください!」と晴れやかな笑顔で会場を見渡していた。

アンコール最後の楽曲は、EXILEの名曲として長く歌い継がれてきた名曲であり、TAKAHIRO自身も「EXILE RESPECT」シリーズとして昨年配信リリースした「道」。ラストのサビでは会場全体が明るい光に包まれ、全員が心と声を合わせての大合唱となった。「こうして直接皆さんとお会いできるのも、ひとつの奇跡」と語っていたが、ステージと客席の双方がその思いを噛み締めているような美しい光景が広がっていた。

本ツアーはこのあと6月14日と15日の大阪・オリックス劇場、そして6月18日の山口・周南市文化会館でファイナルを迎える。

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