『CHILL CLASSIC CONCERT -2023 spring/summer-』
2023年6月10日(土)・11日(日)横浜武道館にて、『CHILL CLASSIC CONCERT -2023 spring/summer-』が行われ、次回公演の開催も決定した。
本公演は、オーケストラコンサートの良さはそのままに、リラックスして自由に楽しめる新しいコンサートを目指して2021年12月に立ち上がった。リクライニングチェア、ハンモック、クッションといったくつろげる座席で、新進気鋭のオーケストラの演奏を味わうことができるコンサートとして、クラシックファンだけでなく、オーケストラを初めて体験した方まで、幅広い層に好評を博した。
3回目となる本公演はチケット発売後から大きな反響を呼び、追加公演も実施。2日間6公演で6000人を動員し、観客は思い思い自由なくつろぎ方で会場の雰囲気や演奏を楽しんだ。
公演の最後には、過去3回の完売・好評を受け、海を眺めながら「チル」できる特別公演として、『CHILL CLASSIC CONCERT SEASIDE -2023 autumn-』を、2023年9月2日(土)・3日(日)、横浜港・大さん橋ホールで開催することが発表された。
約6000人がリラックスして、寝そべってオーケストラを楽しんだ『CHILL CLASSIC CONCERT -2023 spring/summer』ライブレポート
イベント会場となった横浜武道館は、普段の様子とは様変わり。
キャンプ場を思わせるようなライトや芝生が敷かれた会場一面に、リクライニングチェアやハンモック、ビーズクッションといったリラックスできる座席がずらりと広がり、通常のクラシックコンサートとは全く異なる幻想的な空間に。
来場した約6,000名の観客は思い思いのくつろいだ体勢で、指揮・永峰大輔、新日本フィルハーモニー交響楽団2nd首席ヴァイオリニスト・ビルマン聡平を中心に集結した、約30名のトップオーケストラ奏者による生演奏を堪能した。
イベント終了後に実施したアンケートでは、来場者の約50%が「クラシックコンサートにはじめて来場した」と回答。その来場者のうち80%以上が「クラシックコンサートにいく機会はあまりなかったが、今後行ってみたい」と回答するなど、クラシックコンサートに関心をもつきっかけも生まれており、「聴き方」に着目することでオーケストラの魅力を広く伝えていくことを目指す『CHILL CLASSIC CONCERT』を象徴する数字となった。
そして『CHILL CLASSIC CONCERT』シリーズの大きな魅力のひとつになっているのが、「ファイナルファンタジー」を中心に様々なゲーム・アニメ・映画音楽のコンサート編曲を手がける、中山博之によるJPOPヒット曲のオーケストラの魅力を最大限に引き出した、オリジナルアレンジ。
今回の公演では、「夜空ノムコウ」や「First Love」といった平成を彩った名曲のほか、「一途」「新時代」「115万キロのフィルム」など、普段クラシックコンサートに触れる機会が少ない人も親しみやすい近年のヒット曲がプログラムにラインナップされ、楽曲の新しい魅力を感じさせた。
また、会場では「くつろいで聴くコンサート」を気軽に楽しめるよう「リラックス」をテーマにしたドリンクやお菓子の販売も行われ、来場した観客の多くがそれらを片手に演奏を楽しんでいた。
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