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長渕剛、2023年ツアーの代表曲となる新曲「OH!」を配信リリース

アーティスト

長渕剛「OH!」

デビュー45周年を目前に控えた今年2023年。長渕剛コンサートツアー「Tsuyoshi Nagabuchi Concert Tour 2023 OH!」の実施が発表され話題を呼んだ。そしてこのツアーの代表曲となる新曲「OH!」が完成し、6月16日よりデジタルシングルリリースされた。

鬱屈したコロナ禍生活から解放され、遂に全ての人たちが心を共有できる場として愛されている、長渕剛のライヴが始まる。完成した新曲「OH!」は、まさに生きるために、前に進むために拳をあげる楽曲。歌詞の中には、希望を見失い、神にさえ怒りをぶちまけたくなるような闇の中でもがく人物が見える。絶望の中で生きる意味を見失いながらもがいているのだが、ふと我にかえる瞬間。「死んでたまるか!」と立ち上がる。そして、「ハレルヤ」と叫びながら、今生きている瞬間に感謝する。

(歌詞、一部抜粋)

聖母マリアのひとしずくの涙が
血の一滴に 変わる時
「何の為に?」と 叫んでみれば
死んでなるものかと笑っちゃう Oh !
青く突き抜ける俺たちの空の向こう
ひとしきり降り続く 腐った雨をあびながら
ハレルヤ Oh- Oh- Oh
ハレルヤ Oh- Oh- Oh-

どんな苦しい状況であろうと、そこから這い上がり立ち上がれるかは自分自身の力だが、今自分が置かれている状況は決して自分だけのことではないと、長渕剛の詩は語りかけている。誰でも苦しい時は1人。でもそこから抜け出した時、一人じゃないことに気づく。見渡せば、誰もが生き抜くために闘い、拳をあげている。「生きる」ことへの苦しみが、「生きている」ことへの喜びに変わる時、人はまた大きく成長する。

コロナ禍以降に発表されている長渕剛の楽曲には、人との関わりの中で生きている喜びや、「生きる」ということへの希望を表現した詩の印象が強い。晩年と言われる60代に突入している長渕剛の死生観が強く表現されているとも感じる。現状に抗いながら、命ある限り自分を、周りを鼓舞する長渕剛の闘いには、自らに課している使命感を感じずにはいられない。

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