『フジロック』は不便じゃない!? 日本屈指のフェスをより快適に満喫したいユーザーの声から生まれたサービスパス「FUJI ROCK PLUS」の魅力とは?

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いよいよ開催まであと1ヵ月となった『FUJI ROCK FESTIVAL'23』(以下、フジロック)。今年で開催26回目を迎える日本最大級の野外音楽フェスティバルは、8年ぶりに出演するフー・ファイターズ(FOO FIGHTERS)、初来日を果たすリゾ(LIZZO)、17年ぶりに降臨するザ・ストロークス(THE STROKES)ら3組のヘッドライナーをはじめとする国内外200組以上の豪華アーティストが7月28・29・30日に新潟県湯沢町苗場スキー場に集結し、開催される。

そんな『フジロック』が今年初めてリリースしたチケットがあるのだが、その中のひとつでオプション購入できるサービスパス「FUJI ROCK PLUS」について掘り下げてみようというのが今回のテーマ。『フジロック』を超気持ちよくするパス「FUJI ROCK PLUS」の魅力とは?

■オーディエンスの声から生まれた「FUJI ROCK PLUS」

2023年、「超気持ちいいフジロック」へ向けてのチャレンジを開始すると宣言した『フジロック』。中でも特に要望が多かった「もっと気持ちよく音楽を楽しみたい!」「移動や食事に気持ちよさをプラスしたい!」といった2つの“気持ちよさ”を求める声に応えるべく誕生したのが、サービスパス「FUJI ROCK PLUS」だ。

■「FUJI ROCK PLUS」の種類は2つ

「FUJI ROCK PLUS」には、「PLUS(1)Bus & Food Pass」(以下、バス & フードパス)と「PLUS(2)Stage & Goods Pass」(以下、ステージ & グッズパス)の2種類がある。「バス & フードパス」は、専用シャトルバス、専用休憩スペース(専用トイレあり)、飲食店での優先購入がセットになった、“移動や飲食”に快適さがプラスされるパスだ。一方、「ステージ & グッズパス」は、専用ビューイングエリア、グッズの優先購入がセットになった、“ライブの楽しみ方”に快適さをプラスするパス。ステージエリアの中でもPA卓に近く良い音で楽しめる、パス購入者しか入れない特別なエリアが利用できるほか、入場規制がかかった場合でも規制に関わらずステージエリアへの入場が可能となる。なお、「バス & フードパス」は残りわずかになっているので気になっている方は早目の入手をおすすめする。

■使い方は簡単!「入場券」と合わせて提示するだけ

このサービスパスの使い方は、各種「入場券」と共に提示して使用するというとてもシンプルなもの。使用したい日のPLUSパスチケットを購入して、手持ちの「入場券」にプラスさせるスタイルだ。例えば、29日に「バス & フードパス」を使いたい場合は、29日に入場できる3日通し券、1日券、1日券[Under22]のうちいずれかの「入場券」と、29日の「バス & フードパス」を購入すればOK。同日に「ステージ & グッズパス」も使いたい人はもちろん使用できるのでそちらのPLUSパスチケットも購入しよう。なお、購入したPLUSパスチケットは当日リストバンドと交換して使用する。PLUSパス1枚につき1名有効、1日中何度でもサービスを利用できる。また、中学生以下はPLUSパスを持っている保護者の同伴に限り無料で利用できるので、子連れファミリーはどんどん活用するといいだろう。

続いて、2つのPLUSパスをうまく使うためのポイントをまとめていこう。

■「バス & フードパス」の3つの魅力

◇魅力その1:会場内をバスで楽々移動できるから体力温存!

『フジロック』はひたすら歩くことを余儀なくされるフェスだ。苗場の豊かな大自然の中に広がる全長4kmもの会場を取材しながら1.5周程度を歩く筆者でさえ、毎回1日2万歩ほどを歩いている。前夜祭からの4日間では通算5〜6万歩を記録するのだが、日頃の運動不足もたたって2日目、3日目ともなると足が痛くなる。また、標高の高い山の中という立地のため、いい風が吹いて気持ちのいい時間を過ごせるものの、時には灼熱の陽気となったり、豪雨や雷雨、さらには台風に見舞われたりと気候の変動幅が非常に大きい。そうした特徴を持つ『フジロック』では、いかに体力を温存しながら最大限に楽しむ方法を個々に追求することが楽しく過ごすための重要な鍵となる。

その点、「バス & フードパス」を使うとホスピタリティエリア「OASIS」と「WHITE STAGE」の2拠点間を運行するシャトルバスに1日中何度でも乗車できるので、楽々バス移動できる上に移動中の車内では休憩もとれるだろう。それに、たとえ豪雨の中でも心折れることなく移動できるのは大変魅力的だ。歩くことが苦手な人や足に自信がない人、怪我や障害のある人、小さな子ども連れの人など、様々な人にとって使い勝手のいいお助けパスとなるだろう。反面、普段よく歩いている人や足に自信がある人、歩くのが好きな人、不便を楽しみたい人にとっては無用かもしれない。

◇魅力その2:パスホルダーだけが使える屋根付き休憩スペース、専用トイレも!

『フジロック』は会場内のどこでも休憩できるし、トイレも各所に点在している。しかしながら、アクトが終わった直後などはどうしても人が集中するのでトイレ前には長蛇の列が出現することもしばしば。また、「ORANGE CAFE」にある屋根付きの休憩スペースは多くの人が重宝しているが、会場最奥地にあるのでその時の自分の現在地から遠い場合も。その点、「バス & フードパス」ホルダーには専用シャトルバス乗降場近くの「WHITE STAGE」と「RED MARQUEE」の前に専用の屋根完備の休憩スペースとトイレが用意されるので、わざわざトイレまで移動したり長蛇の列に並ぶ必要もなく、灼熱の太陽や雨もしのぐことができるので安心だ。

◇魅力その3:食べたい時にすぐ食べられる。食事で並ばない! 

※上記画像はイメージです

※上記画像はイメージです

「バス & フードパス」を使うと飲食店で優先購入できるので、トイレ同様、長蛇の列に並ぶことなく、好きな時に好きなものを食べられるようになるのもいい。野外フェスという限られた空間の中で、普段の自分のリズムをキープするのは簡単ではないけれど、食事のリズムを変えずにすむのはありがたいこと。それに、食事のための列待ちタイムのせいで観たいアーティストのステージを見逃してしまう、なんてこともなくなるはずだ。ただ、全店舗ではないようなのでお目当ての店舗で使えないかもしれないが、そんな時は新しいフェスごはんとの出逢いのチャンス。『フジロック』が誇る種類豊富でおいしいフェスごはんを心ゆくまで堪能しよう。

■「ステージ & グッズパス」の3つの魅力

◇魅力その1:観たいライブを逃さない!
入場規制になっても入れる“最強のパス”が爆誕

入場規制でエリア内に入ることができず、観たいライブが観られなかったという苦い経験をしたことのある人に朗報だ。なんと、入場規制になってもエリアに入れる最強のパスが『フジロック』に誕生したのだ。「ステージ & グッズパス」の最大にして最強ポイントは、入場規制がある場合でもその規制に関わらずステージエリアへの入場が可能なので、観たいライブを逃すことなく観られることにある。『フジロック』最大の魅力であるライブステージを最優先にしたい人にとっては、これほど安心できるパスはないだろう。

◇魅力その2:いい音を、ベストポジション「専用ビューイングエリア」で堪能できる!

2023年の新たな変更として挙げられるのが、メインステージであるGREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEEにそれぞれに、「ステージ & グッズパス」ホルダーしか入れない「専用ビューイングエリア」が新たに設置されることだ。先日公開されたイメージ画像によると、どのステージもFOHと呼ばれるメインの音響卓などがあるテントの真横に位置づけられている。これすなわち、その場の最もいい音をベスポジで堪能できるということだ。ただし、注意事項には「混雑状況によりご利用を制限させていただく場合がございます」とも明示されているので、人気のステージには早めに移動しておいたほうがいいのかもしれない。

◇魅力その3:グッズを並ばずに買える!

オフィシャルグッズは事前購入できるものは通販で済ませておくか、東京・渋谷にあるオフィシャルショップ「岩盤」の店頭、或いは『FUJI ROCK WEEK at 東京ミッドタウン八重洲』などのプレイベントで入手しておくのがオススメ。だが、会場でしか買えない限定品や、会場で現物を見て購入するかどうかを決めたい場合、或いは、観たライブに感化されてその場で買いたくなっってしまった場合などはグッズ売り場に並ぶ覚悟が必要とされてきた。しかし、このパスさえあれば、オフィシャルグッズとアーティストグッズの売り場に設置される専用のファストレーンを利用して購入できるようになる。食事と同じで、列に並ぶために時間を費やすことなく欲しいグッズが購入できるのは魅力大。ただし、グッズの購入を約束するものではないので欲しいものは早めに入手しよう。

■まとめると…
不便に感じていたところが「FUJI ROCK  PLUS 」で解消できる!

『フジロック』は数ある音楽野外フェスの中でも、”山の中”  という非常にレアな立地で20年以上開催されてきた歴史がある。その裏には、都心から離れた大自然の中で、思うようにスマホの電波も拾えず、いつものような生活を送れない、でもその不便を楽しめる人々が集ってきたというストーリーがある。

でも、考え方や楽しみ方は人それぞれ。他人や自然に迷惑や負荷をかけないのは当然のこととして、好きなように過ごせばいいと思うし、そのための選択肢が増えるのはウェルカムだ。

『フジロック』でより快適に、気持ちよく過ごしたい人に向けのサービスパス「FUJI ROCK PLUS」は、「e+(イープラス)」 、またはオフィシャルショップ「岩盤」でのみ販売中。各日限定数、先着順での販売なのでご購入はお早めに!

文=早乙女 ‘dorami’ ゆうこ

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