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名門ジュリアード音楽院教授によるスーパー・クァルテット、ジュリアード弦楽四重奏団が5年ぶりの日本ツアーを開催

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ジュリアード弦楽四重奏団(c)Erin Baiano

ジュリアード弦楽四重奏団(c)Erin Baiano

2023年10月、ジュリアード弦楽四重奏団が5年ぶりの日本ツアーを開催する。

NYの名門ジュリアード音楽院の教授たちによって1946年に結成されたジュリアード弦楽四重奏団は、常に、世界の音楽界のトップを走り続ける絶対的な存在として75余年以上の長きにわたってその地位を確立。古典から現代に至るまで、常に真摯に取り組み、伝統を守りつつ大胆な挑戦をするという姿勢を貫いてきた。第1ヴァイオリンのアレタ・ズラはギリシャ出身、セカンドのロナルド・コープスとヴィオラのモリー・カーはアメリカ出身。チェロのアストリッド・シュウィーンはドイツ人の父を持つという、まさにNYを象徴するようなコスモポリタンなメンバー構成によるクァルテット。

この度の日本ツアーは、新型コロナウィルスのパンデミックによるツアー延期もあり、実に5年ぶり。プログラムは題して「カヴァティーナ」。ベートーヴェンの作品の中でもとりわけ美しいとされる弦楽四重奏曲第13番の第5楽章「カヴァティーナ」と、ドイツの気鋭ヴィトマンによる新作「カヴァティーナ」(2022年10月アメリカにて世界初演)という対比はジュリアード弦楽四重奏団ならではのラインナップと言える。約200年の時を超えて、伝統(ベートーヴェン)と革新(ヴィトマン)がステージで1つになる瞬間。先立つヨーロッパ・ツアーで同タイトルを演奏し、大成功を収めている。満を持しての日本初演に期待したい。

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