YOSHIKI、新ファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」をフランスに設立
7月4日にパリで記者会見が行われ、YOSHIKIの総合的なファッションライン「MAISON YOSHIKI PARIS(メゾンYOSHIKIパリ)」が2023年の秋、パリファッションウィークにてデビューすることが発表された。
今回発表されたMAISON YOSHIKI PARISは、ミュージシャンとして世界的に評価されているYOSHIKIのファッション、デザイン、ライフスタイルのビジョンを、既製服のジェンダーレスなデザインと融合させ、サステナブルを追求したブランドで、YOSHIKIのファッション界への新たな進出となる。
YOSHIKIのすべてのファッションアクティビティを統合したものがMAISON YOSHIKI PARISとなり、今回パリに会社が設立された。
すでに展開されているYOSHIKIのファッションブランド「YOSHIKIMONO」は、2015年以来複数回にわたり東京ファッションウィークのヘッドライナーを務め、YOSHIKIは日本人男性として初めてVOGUE JAPANの表紙を飾るなど、YOSHIKIとファッションとの関わりは深い。
YOSHIKIは呉服屋の両親の間に長男として生まれ、日本の着物を世界中に紹介したいという強い情熱を持ってきた。この情熱が彼を導き、2010年には伝統と革新の融合である自身の着物ブランドYOSHIKIMONOを生み出した。
YOSHIKIMONOはこれまで、名門のV&Aミュージアム(ロンドン)およびケ・ブランリージャック・シラク美術館(パリ)でも展示され、アレキサンダー・マックイーン、イヴ・サンローラン、ジャン=ポール・ゴルチェ、ジョン・ガリアーノなどの著名なファッションデザイナー作品と共に展示されている。
このYOSHIKIMONOも、MAISON YOSHIKI PARISの一つの部門となる。
YOSHIKIは、自身のビジョンに可能な限り忠実にラインを開発するため、友人でありフランスのファッション業界でも大きな影響力のあるKuki de Salvertes氏をデベロップメント・ディレクターに任命した。
いま現在、パリでチームが編成され、世界的に才能のあるスタッフが多く関わっているとのこと。
YOSHIKIは「女性的でありながらもジェンダーレスなコレクションで、非常に現代的でエッジの効いたスタイルであり、僕にとって常に重要なロックの要素も取り入れています。自分らしさを表現した、最先端で、かつ魅力的、そして世間に大きなインパクトを与えるものを製作する為に、全力を尽くしています。この思いが『MAISON YOSHIKI PARIS』全体が発展していくための基盤になっていくと思います。また、フランスやイタリアの自然素材で作られており、環境にも配慮しています。現在は約30種類をイメージしています。発表が楽しみです」とコメントした。
記者会見には、Samaritaine(サマリテーヌ)をはじめとしたバイヤー、プレス、そしてフランスのファッション界の重鎮など数多くの関係者が世界中から訪れた。多くの質問が投げかけられ、ある記者からは「YOSHIKIさんは、まるでルイ・ヴィトンでも活躍するファレル・ウィリアムスのアジア版だ」という意見も飛び出し、YOSHIKIは、「ファレル・ウィリアムスは、非常に素晴らしい作曲家でありミュージシャン、そしてファッションアイコンだと思います。とても尊敬しています」と語った。
MAISON YOSHIKI PARISの初のコレクションからは、女性のプレタポルテだけでなく、ジェンダーレスなラインナップとして、靴、バッグ、ジュエリーなどのエッセンシャルなアクセサリーが展開される。「MAISON YOSHIKI PARIS」のオンラインサイトや、各国の有名デパートなどグローバルで発売される予定。
また、ファッションの開発に加え、MAISON YOSHIKIはBaccarat(バカラ)とのコラボレーションで、ウォーター、ワイン、シャンパンのグラスのコレクションをまもなく発売する。なお、YOSHIKIは、去年9月に仏名門シャンパーニュメゾン・POMMERYと共同で、シャンパーニュブランド「Y by YOSHIKI×CHAMPAGNE POMMERY」を設立している。
YOSHIKIは「偉大なフランスのクリスタルメーカーによって作られ、僕のビジョンを表現した一流のグラスでゲストに飲料を提供することを夢見てきました。こちらの発表も楽しみにしていてください」と語った。
この後YOSHIKIは、7月15日に開催される「Japan Expo2023」に特別ゲストとして出演するため、再びパリを訪れる予定。さらに7月28日にX JAPANの8年振りとなるシングル「Angel」のリリースを控え、また先日延期が発表された最新シングル「Requiem(レクイエム)」も近々リリースする予定。そして8月には「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2023 in TOKYO JAPAN 世界一豪華なDINNER SHOW」を開催する。
そして、10月には日本人として初めて英米の歴史的な3会場で開催するという衝撃的なツアーを行う。「YOSHIKI CLASSICAL 10TH ANNIVERSARY – World Tour with Orchestra 2023 ‘REQUIEM(レクイエム)’」と題されたそのツアーは、東京ガーデンシアター(東京)、ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)、ドルビーシアター(ロサンゼルス)、カーネギーホール(ニューヨーク)で行われる。なお、本ツアーの日本公演チケットは、一般先着にて発売中。