村上春樹 presents 山下洋輔トリオ再乱入ライブが限定生産でLP化、ブックレットに他では読めない村上春樹書下ろしも掲載
村上春樹の呼びかけによって、半世紀の時を経て2022年によみがえった「山下洋輔トリオ再乱入ライブ」が重量盤アナログレコードで7月21日に発売される。
「山下洋輔トリオ再乱入ライブ」のオリジナルは1969年、学園闘争下のバリケードで封鎖された早稲田大学キャンパス内で行われた。新進気鋭のジャズ・ミュージシャンだった山下洋輔トリオが、学生と共に大隈講堂のピアノを担ぎ出してジャズライブを敢行、当時対立していたセクトの学生たちも山下トリオの演奏に聴き入ったという伝説のライブだ。
この伝説のライブを企画したのは当時TVディレクターだった田原総一朗。「山下洋輔にどうやって死にたいか、聞いたの。彼はピアノをひきながら死にたいと言った。それで最高の死に場所を用意しようと思ったんだ」とのことだが、その思惑は予想を超えた結末を迎えた。山下洋輔トリオの爆演に圧倒され、対立しあうセクトの学生は呉越同舟、聞き入ってしまったのだ。
この伝説のライブが村上春樹の呼びかけにより半世紀の時を経て蘇った。それが、2022年7月12日、早稲田大学大隈記念講堂にて開催された「村上春樹presents 山下洋輔トリオ 再乱入ライブ」。この会場を熱気と興奮で包んだ一夜限りのスペシャルライブが、重量盤アナログレコードで蘇る。
なお、ブックレットには村上春樹 書下ろし原稿(約2000字)、山下洋輔 雑誌「波」寄稿文(約3500字)その他、延江浩(TOKYO FMプロデューサー)書下ろし原稿や、当日のライブについて、演奏者プロフィール、カラー写真等が掲載されている。
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