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BAND-MAID、40万人動員の世界最大級のロックフェス「ロラパルーザ・シカゴ」に初出演で全世界から大反響

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BAND-MAID「ロラパルーザ・シカゴ」に初出演 Photo by FG5

BAND-MAIDが、世界最大級のロックフェスティバル「Lollapalooza Chicago(ロラパルーザ・シカゴ)」へ出演し、世界中から注目を集めている。

アメリカ・シカゴのグラントパークで8月3日から6日に亘る4日間9ステージで開催されたミュージック・フェスティバル「ロラパルーザ・シカゴ」は、40万人以上が来場するなど、コーチェラ、ボナルーと並び、アメリカ野外3大フェスのひとつと言われている。

日本人バンドとしてはX JAPAN以来13年ぶりとなる出演を果たしたBAND-MAID。現地の媒体から「ロラパルーザで観るべき12のアーティスト」としてK-POPのNewJeansらとともに選出されるなど、公演前から注目を浴びていた彼女たちのライブレポートが到着した。

照りつける日差しのなか、公演約1時間前からステージ前方ではBAND-MAIDを待ちわびる観客が押し寄せていた。フェス2日目となる8月4日(アメリカ現地時間)13:45から14:45にかけて約1時間計13曲を演奏、日本のガールズロックバンドがアメリカ最大級のフェスで鮮烈な印象を残した。

小鳩ミク(Gt&Vo)、KANAMI(Gt)、MISA(Ba)、AKANE(Dr)が颯爽とcoinbase stageに登場すると、インストゥルメンタル曲「from now on」でこの日のお給仕(ライブ)は幕を開けた。メイド風衣装に身を包んだ小柄な彼女たちが突然ゴリゴリのロックかつテクニカルなインスト楽曲を演奏し始めると、初見と見られる観客も、奏でるハードな音とかわいらしい見た目とのギャップに驚きの表情を隠せない。続く「DOMINATION」ではSAIKI(Vo)も登場、彼女たちが目標として挙げている「世界征服」を掲げた歌詞を力強く高らかに歌い上げる。

特に見どころとなったのは、「Don’t you tell ME」「HATE?」で披露した、間奏部分に設けたセッション部分だ。KANAMIとMISAによるギターとベースを交互に弾き合うソロの応酬は、音で会話をし合うようかのような絶妙な掛け合いに。2022年のアメリカツアーでは単独で2万人以上を動員。2023年は既にアメリカのフェスに3本も出演するなど場数を踏んできたことはもちろん、たゆまぬ努力によって、個々の演奏力がより磨き上げられてきたのだろう。2人のぴったり合ったコンビネーションを満面の笑みで見守るSAIKI、リズムを支えるAKANEと小鳩ミクも笑顔で2人のセッションに寄り添うなど、バンドとしてのこの一体感は、結成10周年を経てより強固になっていることが演奏からも見て取れる。

「Daydreaming」などSAIKIの伸びやかな歌声をしっとりと聴かせるミディアム・ナンバーなども間に挟みながら、怒涛のハードロックナンバーで駆け抜けるBAND-MAID。ラストの「endless Story」では、フェス出演時でも恒例となったシンガロングが巻き起こると、会場に集まった約2万人の観客へ向かってSAIKIが「Thank you Lollapalooza! We’re BAND-MAID from JAPAN! Thank you so much!」と感謝の言葉を伝え、あふれる笑顔でステージを後にした。

BAND-MAIDはこの「ロラパルーザ・シカゴ」出演を皮切りに、アメリカ・メキシコを巡る北米ツアーを開催中。9月10月と日本国内でもツアーを回ったあと、凱旋公演かつ結成10周年ツアーファイナルとなる神奈川・横浜アリーナ公演も11月に控えている。

Photo and Text by FG5

8月4日Lollapalooza Chicago set list

1 from now on
2 DOMINATION
3 Choose me
4 Don’t you tell ME -session-
5 alone
6 After Life
7 NO GOD
8 Daydreaming
9 DICE
10 HATE?-session-
11 FREEDOM
12 Manners
13 endless Story

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