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ライヴイベント「Live EPIC 25」映画館上映のレポート到着、本編から渡辺美里と小室哲哉のコラボ「My Revolution」を公開

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ライヴイベント「Live EPIC 25」映画館上映

8月21日、2003年にレーベル25周年を記念して開催された世紀のライヴイベント「Live EPIC 25」が全国23の映画館で上映された。この日は、創立以来常に革新的・先駆的なアーティスト発信で時代と共鳴し続けた音楽レーベルEPICの創立記念日。レーベル創立45周年企画として、全出演者を収録した「Live EPIC 25 -20th Anniversary Edition-」が一夜限定上映で世界初公開された。

東京・新宿バルト9では20年ぶりの興奮と感動の再現を待ち望んだ観客で場内は埋め尽くされ、その期待感で上映前から当時の開演前を彷彿させる空気が漂っていた。

そして19:00過ぎ。ギタリストで音楽プロデューサーの佐橋佳幸が司会進行役の北村和孝(雑誌『Player』編集長)と共に登場。佐橋は「Live EPIC 25」においてバックバンドThe Burst Waltzのギタリスト兼バンマス、またライヴのサウンド・プロデューサーとして参加。自身も1983年にUGUISSでEPICからデビュー、その後もEPICの音楽を支え続けた”レーベルの証言者”の一人だ。

続いて佐橋とのトークが和やかな雰囲気で始まった。北村が「Live EPIC 25」の説明をしながら、佐橋が記憶を辿る。バンド用の譜面を書くのが大変で”ペンだこ”が出来たこと、バンドメンバーはEPICらしさを考えて自らセレクトしたことを話した。ここでトピックスが飛び出す。当初ドラムは青山純だったが、本番直前で体調不良になり、急遽江口信夫が呼ばれ、わずか一日のリハでステージに立ったというのだ。「やっぱりプロは凄い」と感じたそうだ。

映像をあらためて見て最も感動したのは大江千里で、その後ジャズ・ピアニストの道を歩んだこともその理由と語った。鈴木雅之・佐野元春のアレンジに関するこだわりを話した後、この日来場していた”EPICのファウンダー”丸山茂雄氏を紹介、丸山氏もそれに応えて手を振るシーンも。

佐橋は最後にこの日着ていたジャケットが20年前のライヴ時のものであることを明かし、トークを締めた。トーク終了後、客席をバックに記念撮影。完璧なオープニング・アクトで観客の想いを上映へと導いた。

いよいよライヴ上映。高揚感と緊張感で場内のムードが一変する。大スクリーンと5.1chのサウンドはド迫力。瞬く間に20年前のライヴ会場にタイムスリップした感覚になる。観客の熱も明らかに伝わってくる。

度量と気概と圧倒的な存在感を見せつけ”EPICのソウル”を誇示したトップバッターの鈴木雅之、鈴木に呼応するように力強く音を奏でた桑野信義、実弟との絶妙なバランスでパフォーマンスを披露した鈴木聖美、4年ぶりのステージを感じさせずクールな世界観を作り上げた大沢誉志幸、レーベルと仲間への感謝をアカペラの「I’m Here」に込めた小比類巻かほる、急遽の出演ながらステージで躍動した松岡英明、大切なファンとデビュー時の自分に届けと熱演した大江千里。スタートから続く拍手と歓声。もはやライヴ会場そのままだ。

EPICとTHE CLASHへの敬愛を激しくパンク・ロックに乗せたTHE MODS、The Street Slidersを背負いながら堂々たる1曲で会場を魅了したHARRY、このイベントでの演奏から20年を経て勇姿を現したBARBEE BOYSに一段とボルテージが上がる。

デビューから追い続け進化させた未来志向のポップミュージックを華麗に発したTM NETWORK、”EPICの申し子”として圧巻のボーカルを披露しバンドメンバー紹介を担った渡辺美里、そして”EPICのロック”の象徴として感動的にステージを締め括った佐野元春。

3時間30分を遥かに超える熱狂のパフォーマンス・ショー。そこに一貫して込められていたのは祝福と感謝、レーベルへの揺るぎない愛情だった。これがEPICレーベルの真髄なのだろう。熱が冷めやらぬ観客のほとんどが感動の余韻を噛みしめていた。

なお、この上映に合わせた5週連続ライブミュージックビデオ公開のラストを飾る渡辺美里と小室哲哉のコラボレーション「My Revolution」も公開された。

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