MAN WITH A MISSION
9月3日(日)鳥取・米子コンベンションセンターBIG SHIPにて、MAN WITH A MISSIONのワールドツアー『MAN WITH A MISSION World Tour 2023 ~WOLVES ON PARADE~ HALL MISSION』が幕を閉じた。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
MAN WITH A MISSIONのワールドツアー『MAN WITH A MISSION World Tour 2023 ~WOLVES ON PARADE~ HALL MISSION』が9月3日(日)鳥取・米子コンベンションセンターBIG SHIPにて幕を閉じた。
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狼史上最大規模のロングツアーとなっているワールドツアーは3月のZepp Hanedaを皮切りに国内17のライブハウス公演から、5月に北米9会場、6月にはチェコとスペイン2つの大型フェスティバルを含む9会場でのUK&Europe MISSIONを敢行。日本帰国後、7月12日の新潟・新潟県民会館 大ホールから全国17か所のHALL MISSIONに突入した。
ホール公演最終日、定刻を過ぎ、場内の照明が落ちるとステージサイズいっぱいに映像が投影された。それは近年長きにわたって人々の日常を窮地に追い込んだコロナ渦と向き合う世界各地の様子で、映像のラストにはその終息を告げるかのようにひとりの女性がマスクを外す。場内には歓喜と歓迎の拍手の渦が巻き起こる。それと同時に最新アルバム「Break and Cross the Walls Ⅰ」に収録されている「yoake」のイントロが鳴り始め、舞台全面を覆っていた紗幕が振り落とされ、バンドが姿を現した。のっけから客席の温度も一気に上がる。
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最初のMC時には拍手が鳴りやまず、そのままJean-Ken Johnnyの「最終地ノ米子!鬼太郎ノ里ニモノノケタチガ戻ッテキマシタ!!全テノ締メククリ、思ウ存分カカッテキナサイ!」という雄叫びをきっかけにDragon Ashトリビュート「25: A Tribute to Dragon Ash」で手掛けた「FANTASISTA」へ。セットリストは連続リリースとなった最新アルバム「Break and Cross the Walls Ⅰ&Ⅱ」を中心に置きつつも、ライブ定番楽曲も盛り込み熱演し、詰めかけた観客を大いに楽しませていた。観客の声出しがOKとなった会場で「一緒ニ歌エルカ?オ前ラノ歌声ヲ聞カセテクレ!」と「Seven Deadly Sins」では大合唱が巻き起こる。
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中盤、ドラムのSpear RibとDJ Santa Monicaによるセッションが披露されるとライブ恒例の「MISSION MOVIE」へ。続いて披露された「Dive」のアコースティックヴァージョンではツアーで訪れてきた海外諸国で取材時に尋ねられた各国のオーディエンスの反応の違いなどを伝え、負けじと熱狂し、リアクションする客席には「完璧デス!米子アリガトウ!!」と感謝の意を伝えていた。
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ライブ本編最後にはホールツアーで国内初披露となった最新ヒットナンバーとして記憶に新しいmiletとのコラボ楽曲「絆ノ奇跡」をバンドのみで披露。miletパートの歌唱はJean-Ken Johnnyが担当。楽曲のロック色を一層深めた仕上がりをみせていた。続く、アンコールでは「86 Missed Calls」、そして、鉄板ナンバーともいえる「FLY AGAIN -Hero’s Anthem-」で、再びライブハウスでの再会を誓い大円団を迎えた。
約9か月におよぶ『MAN WITH A MISSION World Tour 2023 ~WOLVES ON PARADE~』はこの後、香港を皮切りに中国本土、上海・広州公演を含むアジア各地域へと進み、11月3日の愛知・日本ガイシホールから国内ARENA MISSION。最終日12月16日(土) 、12月17日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演まで続く。ますます勢力を増すバンドの最新ステージは見逃せないものになることは間違いなしだ。
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撮影=酒井ダイスケ