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菊池洋子、ピアノで癒しを奏でる子守歌アルバムを発売 上皇后美智子さまの御作も収録

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日本を代表するピアニストの一人 菊池洋子が、2023年9月9日(土)、『子守歌ファンタジー』と題したCDをリリースする。

本アルバムは、歌ではなく、ピアノで奏でる『子守歌』。独奏ピアノのために編曲を手掛けたのは、名ピアニストや作曲者たち。古今東西29作品を奏で、疫病や戦争で疲弊した現代、人々の心を慰め元気づけるコンセプト・アルバムだ。

アルバムには、「子守歌」と題された最初期の器楽曲である、F.クープランの300年前の作から現代の子守歌まで、多種多様な子守歌が収められている。もちろんモーツァルト(※「モーツァルトの子守歌」と知られているものは、現在は、ベルンハルト・フリースの作とされている)、シューベルト、ブラームスの三大子守歌も収録。編曲者も、名ピアニストのジェラルド・ムーア、アルフレッド・コルトーらが並ぶ。また、日本を代表する子守歌である、草川信作曲の「ゆりかごの歌」も収録されているが、これを編曲したのが小津安二郎の映画で知られる斎藤高順というのも注目だ。そのほか、ジャズの大物ヴァーノン・デュークやアイヌの子守歌、ロシアの詩人チニャコーフらの作品など。世界初録音を多数含む一方、ショパン、シューマン、グリーグの名作ももれなく収録されている。

また、CDの最後には上皇后美智子さまの御作「おもひ子」を収録。美智子さまが皇太子妃時代に明治・大正時代の詩人宮崎湖処子(こしょし)の詩に感銘を受けて作られた曲である。上皇后は、菊池洋子の恩師・田中希代子の熱烈なファンだったという。田中希代子の愛弟子・菊池洋子が奏でる本曲にも注目だ。

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