ニルヴァーナ「イン・ユーテロ」30周年記念エディションが10/27発売、スーパー・デラックス・エディションには未発表音源53曲を含む全72曲収録
ニルヴァーナの「イン・ユーテロ – 30周年記念エディション」が10月27日に発売されることが決定した。1993年9月21日にリリースされた「イン・ユーテロ」は、ニルヴァーナの3作目にして最後のスタジオ・アルバムで、全米ビルボード200でニルヴァーナ初の初登場1位を記録。その後、米国でプラチナx6認定を受けている。リリースから30周年を迎える今年、それを記念して、未発表音源53曲を含む全72曲が収録されたスーパー・デラックス・エディションを含む複数のフォーマットで再発されることが決定した。
未発表音源の中には、「イン・ユーテロ」期の2公演、“ライヴ・イン・ロサンゼルス”(1993年)と“ライヴ・イン・シアトル”(1994年)が完全収録されており、さらにイタリアのローマ、アメリカのスプリングフィールド、ニューヨークの各公演からのボーナス・ライヴ・トラック計6曲が追加されている。
今回の再発に当たり、1988年のデビュー作「ブリーチ」を手掛けたシアトルのプロデューサー兼エンジニアのジャック・エンディノが、ステレオ・サウンドボード・テープからライヴ・トラックを再構築。そして「イン・ユーテロ」のオリジナル12曲、及び5曲のボーナス・トラック&シングルB面曲は、オリジナル・セッションでアシスタントを務めた、スティーヴ・アルビニ以外の唯一のエンジニアであるシカゴ・マスタリング・サービスのボブ・ウェストンにより、オリジナルのアナログ・マスター・ステレオ・テープから新たにリマスタリングが行われている。
さらにスーパー・デラックス・エディションの物理メディアであるボックスセットには、本アルバムのアイコンとなっている“エンジェル”が描かれた着脱可能なアクリル・パネルの表ジャケット、未発表写真が多数掲載された48ページのハードカバー・ブック、新たにデザインされた20ページのファンジン、ホットロッド・アーティストのクープ(Coop)が手掛けたロサンゼルス・ツアー・ポスターのリトグラフ、1993年に店頭プロモーション用ディスプレイとして小売店に配布された非売品エンジェル・モビールのレプリカ、ギグ・フライヤー3枚、ロサンゼルス公演とシアトル公演のチケット半券2枚、オール・アクセスのツアー・ラミネート・パス1枚、そして布製ツアー・バックステージ・ステッカーパス4枚(プレス用、カメラマン用、アフターショー用、地元スタッフ用)が特典として付属される。
また、いずれかのスーパー・デラックス・エディションをuDiscovermusic.comまたはSoundofVinyl.com、日本ではユニバーサル ミュージック ストアで購入した人のみを対象に、両ボックスセットに付属するエンジェルのアクリル・パネルを飾るための“ニルヴァーナ・アクリルスタンド”が全世界3,000ユニット限定でプレゼントされる。