2023年9月11日(月)に発売される、望海風斗初の書籍 『望海風斗 第二幕』。発売を前に9月10日(日)午後、三省堂書店有楽町店主催のサイン本お渡し会が開催された。
お渡し会チケットは、8月25日(金)より販売開始されたが、開始直後に即完売。さらに9月1日(金)に販売された追加券も即完売の大盛況で、800名が貴重なチケットを手にした。
今年舞台生活20周年を迎えた望海だが、お渡し会は初めての経験。ファンに直接会えるなかなかない機会を楽しみにしていた様子で、お渡し会スタート直前には、「ドキドキしています。まるで有名人みたいな気分ですね(笑)」と照れ笑いを見せ、「なかなかない機会を私も楽しみたいと思いますし、みなさんに直接会えるのがうれしいです」と話した。
お渡し会が始まると、東京だけでなく、北海道、愛知、関西などから集まった延べ800人のファン1人1人と目を合わせながら、笑顔で「ありがとうございます」と声を掛けサイン本を渡す望海の姿が。
また、ファンからも望海に「宝塚の初舞台から見ています」「『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』からファンになりました」「ずっとお宝にします」「会えて幸せです」「愛しています」など様々な声が掛けられ、なかには「本物だ!」と感極まる人も。でもそこはさすが望海ファンというべきか、順番を待っているときはみんな静かで、望海に直接会える貴重な機会を心からかみしめていたようだ。
約4時間、ほっこりと幸せな空気が流れるなかでのお渡し会となった。事前チケットを入手した200人には望海がその場で宛名を書いた。
宝塚歌劇団 雪組の元トップスターで、圧倒的な歌唱力と演技力で、人気を博した望海風斗。エンタテインメント総合誌『日経エンタテインメント!』(日経BP)では、2022年3月号より連載「望海風斗 Canta, Vivi!(歌って、生きて!)」をスタート(23年8月号で最終回)。今回の書籍では、宝塚在籍時の振り返り、歌うことへの思い、舞台に立つことで感じた新たな気づき、そして様々な対談を通してエンタテインメントへの思い――退団からの試行錯誤、そして、改めて舞台への思いを確信した望海風斗、次のステージの幕開けとなる「大切な1年半」を、大幅加筆でまとめている。
「宝塚時代が望海風斗の第一幕だとしたら、第二幕の一番大事な時期の変遷がこの本に収められているので、そういう意味でも新たなスタートにぴったりのタイトルになったなと思っています。この本を読むと、自分でもこの1年半こんなに濃い日々を過ごしていたんだなと改めて感じます。彩り豊かな第二幕になっているのが少し実感できたうれしさもありますね。宝塚時代から応援してくださっている方はもちろん、今変化している最中の方にも読んでいただいて、何かヒントにつながればいいなと思います」(望海)。
本には1年半の間に撮影した写真もたっぷり掲載されており、そのビジュアルの変遷も見どころ。「ビジュアルは自分でもけっこう変わっているなと思います。男役に変化していった日々から、また元に戻っていく1年半という貴重な時間が1冊に収められています」(望海)。
『望海風斗 第二幕』は、9月11日(月)発売。
写真/中川容邦 ヘアメイク/yuto スタイリスト/早川和美
衣装協力/THE KEIJI ジュエリー/ALESSANDRA DONA