円神 撮影=大塚秀美
様々なジャンルで活動する「歌×ダンス×芝居」が融合したハイブリッドパフォーマンスユニット・円神が5thシングル「Dreamland」を9月13日にリリースした。デビュー3周年を迎え、第2章に突中した彼らが新曲でチャレンジしたこととは? ニューシングルのこと、ミュージックビデオ撮影秘話、“夢”にまつわるエピソード、さらに今年の夏の思い出、秋にやりたいことなど、メンバーのパーソナルな部分が次々と明かされるインタビューとなった。
――まずは新曲「Dreamland」について伺っていきたいと思います。今までになかったくらい爽やかな曲ですね。
草地稜之:そうですね。円神らしさもあるけれど、これまでの円神にはなかった明るさがあるというか。新しい円神らしさが生まれた曲なんじゃないかな?
宮里ソル:“好きな人と一緒に夢の国に行きたい”という、主人公のピュアな気持ちが描かれている純粋な曲です。
山田恭:サビ後に“パパパパッ♪”って入っているブラスの音がすごく頭に残らない? 僕はそこ、つい口ずさんじゃうんだよね(笑)。頭に残る曲ってヒットするから、今の時代に合っているサウンドだよね。そこの振りもすごく可愛いし。
草地:うん。トロンボーンみたいな、パレードみたいな振りになってるんです。KANUさんの振付は、すごく曲の世界観に合っていて。見ていても楽しいし、聴いてても楽しい曲になりました。
A.rik:歌詞に沿った振付が多いよね。《ジェットコースター急降下》は、ジェットコースターを体現しているし、僕のパートの《人並みの中》では、メンバーが交差して人並みを表現していたりして。
中谷日向:そうだね。歌詞に沿った手振りも多くて、キャッチーで真似しやすいから、TikTokで踊りやすそう(笑)。
山田:振付のKANUさんが「ステージから見て、上下の動き……、縦方向の動きを意識した」って話してくれたんですけど、僕は円神の振付もやらせてもらっているから、すごく勉強になることが多かったです。
――MVは、一人ひとりに物語があるんですね。
草地:そうそう。それぞれがいろいろな夢を持っていて、最後にその夢を叶える物語になっています。
山田:物語テイストって、今までになかったね。各人のお芝居が楽しめます(笑)。ハンバーガーがキーアイテムになっていて、それを食べるとDreamlandに行けるというストーリー。楽しめつつも、ちょっと考えさせられる部分もあるんですよ。
A.rik:でも1番の注目ポイントは、いつも可愛い熊澤歩哉の……悪い顔かな(笑)。
一同:あれな!
草地:あれはびっくりした! クマちゃん(熊澤)、あれ、NGにしなかったんだ。
熊澤歩哉:あまり見せたことない表情だったけれど、まあネタとしていいかなって(笑)。マネージャーさんにも「あのシーン、許可したの?」って言われた。
中谷:クマちゃんと(中本)大賀のケンカのシーンでしょ?
中本大賀:僕のMVの思い出は、クマちゃんとのケンカシーンしかないよ(笑)。撮影のために、何回もケンカしなくちゃいけないから、だんだんケンカのレパートリーがなくなってきて……。
熊澤:ハンバーガーを思いっきり顔におしつけたり……ね(笑)。
草地:僕と(山田)恭がハンバーガーショップの店員なんです。ほかの7人の夢はそれぞれ描かれているんだけど、僕ら2人の夢って何だったんだろう?
中谷:そう。いろいろなとらえ方ができるから、面白いよね。考察でしながら何回も見てもらえる作品になっていると思います。
――「Dreamland」は、“夢”がテーマになっていますが、みなさんの夢にまつわるエピソードを教えてください。
中谷:悪夢を見やすくて、今日も悪夢を見ました! 3日に1回くらい、追いかけられたり、家が燃えたりする夢を見るんですよ。ジェットコースターで落ちた瞬間にぱっと目覚めて、“あー”ってなることもあるし、金縛りもよくあうし。夢占いしてほしいなぁ。
山田:僕も金縛り、あるよ。夢の中で女性が立っていて、その人が近づいてきて、僕をすり抜けるんです。で、目覚めると金縛りになってるの。それが4日くらい続いたから、さすがに“ヤバイ”と思って知り合いの占い師さんの所に行ったんです。そうしたら、「女性の霊がついてる」って言われて。その少し前にパワースポットといわれる崖に行ったんだけれど、「そこから連れてきたね」って。占い師さんに取ってもらって、見なくなりましたけれど。
一同:怖すぎる~。
中林登生:僕も昔、よく金縛りになってたんですよ。夢の中でもやけにリアルな感覚があって、夢か現実かわからない感じで。金縛りが続いていた時、目覚めても体が動かなくて、“うわ、最悪や”と思って見たら、 めちゃめちゃ酔っぱらったお兄ちゃんが僕の上で寝てました(笑)。
宮里:それはそれで、なんかいいわ(笑)。
中林:うん、ほっとした(笑)。
中本:僕、夢に色がついていたことが人生で1度もないんです。全部白黒。だからワンちゃんとか出てきたら、全部白(笑)。
一同:え~(驚き)。
瀧澤 翼:僕は色じゃなくて、音。昔から夢を見るとき、絶対に音が鳴るんです。昔聴いていた曲とか、夢の内容にまったく合わないEDMとか(笑)。人の話声……、脳に喋りかけられてる感じの声も聞こえて。寝る前に必ずイヤホンでASMRを聴くんだけれど、その名残なのかな?
A.rik:僕は、定期的に見る夢があります。フィリピンに行って、カエルを食べさせられる夢(笑)。これも、夢占いしてもらいたいな。潜在意識でカエルを食べたいと思っているのかな? でもジビエが好きなので、いつかカエルにも挑戦してみたい気持ちはあります。
宮里:僕は、夢で見たことが現実になることがあるんですよ。デジャブっていうの? お店に入って、隣のお客さんがオーダーしているのを見て、“あ、これ夢で見た、見た”ってなったり。なんか慣れちゃって、驚かなくなっちゃいました(笑)。
熊澤:僕は、お兄ちゃんと全く同じ夢を見たことがあって。
一同:えーー!(驚愕)
熊澤:子どものころなんだけれど、家で遊んでいた時、家の中を移動するルートが一緒だったんです。それがありきたりな経路じゃなったから確認したら、2人ともそのルートを夢で見ていたことが発覚して、びっくり。
――双子じゃないですよね?
熊澤:違います(笑)。でも兄のマネをよくしていたので、似ちゃったのかな?
草地:僕の夢は、この世界に入ることだったから、夢のエピソードとして上げたいのは、“夢が叶った”ということかな。この世界に憧れたのは、小栗旬さんの『情熱大陸』を見て。メイクさんにメイクしてもらいながら、SMAPさんの曲を聴いていて、“カッコいい!”と思ったんです。僕は、夢は叶うと思っている。今、『しゃべくり007』に自分が出るという予感があるので、それも叶うはず(笑)。
山田:それ、円神で出るってこと?
草地:わからない。でも、一緒の可能性はある(笑)。僕の勘当たるんで、叶いますよ、きっと。
写真前列左から:中本 大賀、熊澤 歩哉、中林 登生 後列左から:瀧澤 翼、宮里 ソル
――カップリングのお話も訊いていきましょう。「Superb love」も爽やかな曲ですね。
中谷:でも、「Dreamland」とはまた違った爽やかさで、よりポップに振り切った感じですよね。アップテンポで、ちょっとミュージカルっぽくて、聴いていても楽しくて、一緒に踊りたくなるような楽曲。「Dreamland」が恋が実ってデートするという内容で、「Superb love」は、両想いになったこれからのことを歌っている。つまり、時系列になっているんです。恋愛の一番楽しい時期、一番幸せな時を歌っています。
A.rik:個人的に、サビがポップで、ジャクソン5みたいなだと思った。僕等よりも年上の方も、懐かしい気持ちで聴いてもらえそう。
山田:英語も多いしね。
A.rik:《most valuable tasty》って英語のところ、難しいよね。めっちゃ早口で。
中谷:でも、クセになる曲やから、1回聴いたら頭から離れへんかなと。
山田:カラオケで、1人で歌ってもいいんじゃない?
中谷:いや、大変やと思うよ。サビも9人で歌ってるし(笑)。
草地:絶対無理よ(笑)。
――聴きどころは?
山田:それこそ、あれじゃない? 草地くんの最初の……。
草地:僕とソルが最初に英語で《Superb love~》ってセリフを言うんだけど、そこで聴いてくれる人の心を掴んで、そこからノリノリの曲に向かってもらおうという算段でございます(笑)。 あと個人的には、1サビが終わった後のラップが好き。1行ずつ、1人ずつやっているんだけど、みんなそれぞれ違った声色なので、いろいろなパターンのラップが聴けて楽しいんですよね。
――あ、あれは新鮮ですよね。苦戦はしませんでしたか?
草地:僕のところ、リズムがすごい難しくて。デモからちょっと変えて、僕なりのリズムを作ってレコーディングしたんですけど、それが採用されました。
――めちゃめちゃ練習したんですね。
中谷:新曲が出る時って、ずっとそれしか聴いてないし、レコーディングする前に全部覚えて、プリプロで全部通して歌って、それからパートが振り分けられるから、気が抜けない。全部完璧に歌えるようにしないといけないんです。
――そうなんですね! この曲の振付けは、OWVの本田康祐さんが手掛けたそうですが。
瀧澤:本田くんの振付けは、“キャッチーとはこのことでしょ!”っていう感じで、見ていて飽きない。本田くんが僕に1個質問してきたのが、「キャッチーでいいんだよね?」っていうことでした(笑)。「Superb love」は歌割りがパンパン変わる曲なので、見ている側としては構成に目が行くし、サビはちゃんと振付けにも目が行くし。円神特有の仲の良さというか、それぞれ違った人が仲良くわちゃわちゃしている良さが出るのかなと思っています。本田くんが思う円神の可愛さが詰まっているんじゃないかな?
――今回、もう1曲の「Spellbound」を瀧澤さんが振付けしていますが、振付けする人から見た本田さんの振付けって?
瀧澤:ジャンルレスな感じがします。普段OWVでやっているバチバチのカッコいいものと「Superb love」は、天と地くらいのギャップがある。ちゃんと流行りの動きも取り入れているし、しっかり見応えのある。オールマイティな人ですよね。
写真前列左から:A.rik、中谷 日向 後列左から:草地 稜之、山田 恭
――では、3曲目に収録されている「Spellbound」についても伺っていきましょう。この曲は、どんな曲でしょう。
中谷:この曲は、片思いが始まった時のことを歌っています。恋をするって魔法にかけられるみたいじゃないですか。そんな状況や感情を並べたような曲。なんか“わかる!”って思っちゃう(笑)。きっとファンの皆さんも僕たち円神に対して“なんでこんなに好きなんやろ”って思っているだろうから、共感できるんじゃないかな?
草地:さっき話に出たように、今回は、タキツバ(瀧澤)が振付けを担当しています。タキツバらしい、結構なダンスで(笑)。
山田:細かいんですよ。今回、攻めたなと……、瀧澤さん、攻めたな!
瀧澤:そうそう(笑)。僕の作る振付けは、結構細かい。
――瀧澤さん、その振付けの解説をお願いします。
瀧澤:この曲の言いたいことって、“好きで好きでしょうがなくて、解けない魔法にかかっちゃいました”っていうことだと思うんです。でも僕は、「Spellbound」という言葉のダブルミーニングを当てはめてみたんです。“スペル”は好きな人のイニシャルのスペルで、それが頭の中でバウンドしちゃって離れられない……って。だからサビの《Spellbound~♪》というフレーズでバウンドしたり。あと、《重めの愛》というのをこの曲から感じたので、それを表現するためにヒットを入れてみたり。僕らが精一杯踊ってる姿を見て、そんなに伝えたいんだ、愛って重いんだとわかってほしくて、過去イチ細かくて難しい振り付けにしました。
草地:うん、ヒットが多いですね。
山田:セクシーなところもあって、すごい面白いコレオになってるなと思います。
中本:そう、タキツバの振りって、面白いんですよ。すごくオリジナリティがあって、踊ってる身としても、見る身としても魅力のある振付けだと思います。
――実際に踊ってみてどうでしたか?
宮里:やっぱり、難しかった(笑)。意識するところが多いんだけれど、意識したらすぐまた次に意識するとこが出てきて。体も頭もしんどくなります。
―― 瀧澤さんの振り入れは、厳しい?
中林:厳しくないですよ。めちゃめちゃ教え方が上手。ずっと先生やってたんかな?って思うくらい(笑)。最年少なのにしっかりしてるなと毎回思います。
中本:僕は、ボーカル面でメンバーを見させてもらっているのですが、教えるって難しいんですよ。でもタキツバは、ダンスの振り入れをする時に、迷いなく“これはこう”って言える。しかも体で教えてるから、すごいなと思います。
中林:うん、上手だよね。
瀧澤:あ~もう、気持ちいいっすね(笑)。いや、でもみんな難しい振付けを意外とそつなくこなしていて、3年経って成長したなと思いました。
――ほかに注目点はありますか?
草地:この曲はA.rikがセンターです。
A.rik:サビの文字数が少なくて、音で聴かせる、円神にあまりなかったこの曲の世界観がすごく好きになって、めっちゃ個人練習したんです。その甲斐があって、センターを決める発表会で、翼が僕を選んでくれました。いつもと違うA.rikを見せられたらなと思っています。
――初回盤には、『円神3周年Anniversary LIVE』が収録されています。振り返ってみて、どんなライブでしたか?
山田:燃え尽きたなぁ……。ライブ後3日間は何もできなかったくらい。当日まで試行錯誤していたから、終わった後は胸にぽっかりと穴が開いた感じでした。
――やりきったって感じ。
山田:そうですね。ずっと“ここで盛り上がってくれたら嬉しいな”ってシュミレーションしていた通りになったり、手ごたえが大きかった。すごく楽しかったですし、すごくいい思い出になりましたね。
草地:楽しかったけれど、僕は正直、焦りもあって。本来は、もっと大きな会場でやることを目標にしていたから……。これからもっと頑張って、もっと大きな会場にMU3E(円神ファンの総称)を連れていきたいなと思っています。
――武道館に向けて……、ですね。DVDになったからこその楽しみ方はありますか?
山田:ライブに来てくれた人は、“この時私の推しこういう顔してたんだ”って細かいところを見返してほしいですね。友だちと集まって、パーティーしながら“ここカッコいい!”って言ってくれているのを想像しちゃう(笑)。
草地:そしてライブ来たことがない人は、これを機にぜひ、ライブを観てほしい。円神は曲が全部いいので!
――では、ここからはプライベートのお話も訊いていきましょう。まだまだ残暑が続いていますが、今年の夏にやったこと、または夏のうちにやっておきたいことを教えてください。
山田:瀧澤と、中目黒のお祭りに行きました。石川県民の僕は、東京をナメてました(笑)。東京のお祭りは、人が多すぎ! 歩けないくらい多くて、何もせずに、すぐ帰ってきちゃいました。
瀧澤:男3人で行ったね(笑)。ビール飲んで、“めちゃめちゃ夏だなー”って言っただけだった(笑)。僕は、隅田川の花火大会にも行きましたよ。花火大会こそ、人がすごくて。地元の友だちと、公園で花火もしたし。けっこう、夏を満喫しましたね(笑)。
宮里:(中本)大賀も花火してたじゃん。
中本:うん、花火セットね(笑)。それ以外は、歌って踊って芝居しかしてない。夏らしいことなんもしてなくて。むしろそれがレアっていうか。今までの夏と違う夏でした。
草地:僕は、季節関係ないのですが、6月にリニューアルした日本で一番大きな脱出ゲーム、富士急ハイランドの「絶望要塞4-IMPOSSIBLE GAMES-」に行きたい。趣味が脱出ゲームなんです。以前、クマちゃんと(中林)登生くんと行ったんだけど、2人はダメ。ひらめかないんですよ(笑)。メンバーと行くんだったら、(山田)恭がいいかな? 瞬発力、ひらめき力、頭の良さと運動神経、全部必要なので!
山田:任せてください。引っ張っていきます。
日向:僕は、かき氷にハマっていて。6月くらいに食べたかき氷がめっちゃ美味しくて、そこからかき氷屋さんを見つけたら食べるようになりました。ふわっとした口どけのいいものや、アボカドが入ったものも食べたし、お祭りでお酒の入っている大人のかき氷も食べました。
A.rik:僕は毎年、夏になると筋肉バキバキで海に行きたいって思うんです。ソルみたいにナイスバディになって。でも、今年もできなかった(笑)。
山田:キャラじゃないでしょ。
宮里:僕は、筋トレしかしてない。A.rik、一緒にやろうか?
中林:ソルは筋トレもそうだけど、今年の夏、めっちゃ僕とサッカーしてますよ。今までで1番サッカーしてるよね。フットサルとサッカー。
宮里:それは夏らしいことでいいですか? あ、じゃあフットサルとサッカーで。よかった、夏らしいのあったよ、ありがとう(笑)。
中林:僕はずっとキャンプに行きたいと言っていのですが、今年やっとその願いが叶いました。家族とワンちゃんと富士山のふもとのキャンプ場に行って、“うわ、俺夏してるな”ってめっちゃ思った(笑)。みんなでテント立てたり、お肉を焼いたり。昔から家族で海やキャンプやスノボに行っていたんですけど、大きくなるとみんなの予定が合わなくなって、行けていなかったんです。久しぶりに行けて、めっちゃ最高の夏の思い出になりました。
熊澤:僕は7月に、(草地)稜之が誕生日だったので、一緒に京都と大阪に1泊旅行に行きました。あまり誰かと旅行に行くことなかったので、楽しかったです。修学旅行ぶりにUSJにも行ったし。その様子を稜之がYouTubeに上げてくれたので、映像としても思い出に残りました。円神のYouTube企画で、「USJでバレたら即帰宅」をやった時、稜之は入り口でバレてぜんぜん遊べなかったのもあって、僕が旅行をプレゼントしたんです。あと、花火大会にも行きました……、1人で(笑)。1人でも行かなかったら今年絶対花火見ないなと思って。
――みなさん、夏を満喫しましたね。「Dreamland」がリリースされる9月は、そろそろ秋になろうかというころ。秋にやりたいことは?
山田:秋は、バーベキューじゃない? 僕、秋の匂いも好きなんです。東京ではあんまり味わえないけれど、石川では秋になると、稲を燃やしたような匂いがするんです。大好きなその匂いの中、バーベキューしたいな。
草地:僕は、いつでも「絶望要塞4」(笑)。並んでいる時間の日差しが1番キツイので、涼しく待てるし。ジェットコースターなんて興味ないですよ。富士急に行って、「絶望要塞」だけということもあります。それくらい脱出が難しいんです。
日向:コロナも落ち着いてきたので、僕は韓国に行きたいな。服やコスメのショッピングもしたいし、ホットスポットも結構変わっているというから、そういう場所にも行ってみたい。3年くらい行けていないので!
A.rik:沖縄って紅葉がないので、秋に東京から沖縄に帰る時には、もみじやイチョウの落ち葉を拾って帰っていたんです。この前、恭とドングリを拾って写真を撮ったんだけれど、落ち葉やどんぐりをいっぱい集めて、写真を撮りたいな。でも最近、そういうことに少しずつ魅力を感じなくなってきて、“あ、東京に染まってしまった”と思いました(笑)。
中谷:今日はラメだけれど、眉毛に落ち葉貼ってみたら?
A.rik:草メイクはしたことあるよ。『nonagon~2つの歌~』のビジュアル撮影が夏だったんだけど、その時、道端に生えている雑草を使ってみた。でも舞台の本番は冬で雑草が生えてなくて、シールでごまかした(笑)。
中本:僕は、バスケ仲間を作りたいですね。10月にバスケの大会があって、今、1人で練習しているんです。バスケって個人プレーじゃないから、1人で練習してもダメなんですよ。
――円神にバスケやる人いないんですか?
中本:僕、ガチなので! うちのメンバーじゃ相手にならない(笑)。
瀧澤:じゃあ、ワンオンエイトぐらいで(笑)。
中林:僕は、涼しくなる時期なので富士山に登りたい。車で途中まで行ったことはあるんだけど、人生で1度は登って、日本一の景色を見たいな。
中本:俺、1人で登ったよ、富士山。お父さんと8号目くらいバイバイして、1人で日の出を見た。
熊澤:やっぱ心境って変化する?
中本:そうやな~。1番上まで行って、ガチャ引いて、外れた(笑)。
中林:じゃあ、一緒に行こうよ。
中本:うん、一緒に登ろう。てか、メンバー全員で行こう! 登っている最中は面白くはないんですよ。だからこそ、登り切った時に感動するんだよね。日の出を見るとなると、夜に登るから景色は見えないけれど、日の出は最高だから!
宮里:いや、俺は……、ごめんなさい! 有酸素運動は筋肉を分解するので。
熊澤:僕もYouTubeで見ます(笑)。
瀧澤:僕はガラス工房でグラスを作りたくて、今日も電車の中で調べてました(笑)。昔、沖縄で作ったグラスを割っちゃって。それは青の半透明のキレイな色だったんですけど、今度は暖色系のものを作りたいな。
宮里:秋は、クマの誕生日じゃん!
瀧澤:誕生日にしたいこととか……。旅行かな? ザ・観光地に行きたい。
中本:じゃあ、俺が連れて行ってあげるよ。ただし、温泉に限る。
熊澤:わ~い。あ、絶対これ書いておいてください!(笑)
――はい(笑)。
熊澤:あともうひとつやりたいことがあって。毎回、髪型を変えているんだけど、もっと変化したい!
瀧澤:次は、坊主じゃない?
熊澤:それは、ない(笑)。新しい別のものを考えなきゃ。
中本:俺、ハーフツイン好きだよ。
熊澤:今日のはどうですか?
中本:かわいいよ!
一同:うん、かわいい!
熊澤:これも、書いておいてください(笑)。
――円神としては、秋に『aMU3Ement ~1st Fan Meeting~』と『円神 ONEMAN LIVE 2023 “Utopia”』がありますね!
山田:ライブの方は「Utopia」というタイトルで、コンセプチュアルなライブにしたいなと思っています。「Dreamland」じゃないけれど、幻想的な世界観を作って、そこにみんなを連れて行く……、夢の世界に行くような演出などを楽しんでもらえたらなと思っています。
草地:円神が今までやったことないような演出です!
山田:今回はライブだけでなく、初めてのファンミーティングも開催します。新しい挑戦をしていきたくて。もっとファンの皆さんの近くで触れ合えたら……。パフォーマンスだけじゃなく、メンバーたちの絡みや、素な感じを見てもらって、より皆さんに沼ってもらえれば嬉しいです(笑)。
草地:ライブかファンミどちらかじゃなくて、どっちも来てほしいです。それでこそ可愛くてかっこいい円神の魅力が伝わるはず! 観に来てくださいね!
取材・文=坂本ゆかり 撮影=大塚秀美