テイラー・スウィフト、音楽授賞式「2023 MTV Video Music Awards」にて年間最優秀ビデオ賞含む9冠を達成
MTVは日本時間9月13日、アメリカ・ニュージャージー州のプルデンシャル・センターで開催された「2023 MTV Video Music Awards(VMA)」の受賞内容を発表した。MTVでは、このイベントの模様を9月23日21:30より放送する(再放送あり)。
VMAは年間の最も優れたミュージックビデオやアーティストを決定する全米最大級の音楽授賞式で、今年で40回目を迎えた。昨年と同様、ニュージャージー州のプルデンシャル・センターを会場に豪華アーティストが観客を前に煌びやかなパフォーマンスや受賞の喜びを語ったほか、数々のパフォーマンスが披露され、現地は大いに盛り上がった。
2023 MTV VMAのオープニングを飾ったのはリル・ウェイン。彼のヒット曲である「Uproar」(Tha Carter Vより)や新曲「Kat Food」を披露し、会場を沸かせた。続けて、オリヴィア・ロドリゴがステージに登場。彼女は今年MTV Video Music Awardsで6部門にノミネートされており、その実力を存分に発揮した。今年約2年半ぶりにリリースされた彼女のヒット曲「vampire」と「Get Him Back!」をパフォーマンスし、豪華なステージングとともにイベントを幕開けした。
Stray Kidsは、最優秀K-POP・ビデオ賞を初受賞。受賞を発表され驚きを隠せないままステージに上がると、彼らは、ファンへの感謝の気持ちを伝えた。リーダーのバンチャンは「まず、私たちをVMAsに招待してくださったことに感謝します」と述べた後に、「この賞にはとても大きな意味があります」と観客に語りかけた。続けてフィリックスは「私たちのファン、STAYに感謝したいです。これからもたくさん見せていきたいので、応援をよろしくお願いします」とファンへの想いを伝えた。彼らは再びステージに登場し、受賞した楽曲「S-Class」のパフォーマンスを披露。パワフルな振り付けで会場を熱狂させた。
そして、こちらも初のVMAsでの受賞となったTOMORROW X TOGETHERがステージに登場。「Sugar Rush Ride」で年間最優秀MTV PUSH パフォーマンス賞を受賞した彼らは、新曲の「Back for More」を初披露。ブラジルを代表するアーティスト、アニッタとのコラボレーションステージで、そのエネルギッシュな曲に華を添えた。また、受賞コメントでは「今日の夜を永遠に忘れないだろう。MOA(TOMORROW X TOGETHERのファン)に感謝している」とファンへの想いを伝えた。
ビデオ・ヴァンガード賞を受賞したシャキーラは、「She Wolf」や、「Te Felicito」、そして「TQG」へと続いた彼女の代表的なヒット曲のメドレーを披露し、華やかな演出とともに会場を沸かせた。
アメリカのポップスター、テイラー・スウィフトは新曲「Anti-Hero」により、昨年自らが達成した年間最優秀ビデオ賞の最多受賞記録をさらに更新。多岐にわたる部門での受賞と合わせ、圧倒的な存在感を示した。特筆すべきは、彼女が受賞した最優秀ポップ・ビデオ賞のプレゼンターとして伝説的グループ、イン・シンクが22年の時を経て再結成し登場。会場は一体感で盛り上がった。
そして、クライマックスはヒップホップ50周年の壮大なセレブレーション。グランドマスター・フラッシュやニッキー・ミナージュ、リル・ウェイン、LL・クール・Jなど、ヒップホップ界を代表するアーティストたちが集結し、会場を最高潮に沸かせショーを締めくくった。
受賞作品
年間最優秀ビデオ賞/VIDEO OF THE YEAR
テイラー・スウィフト –「Anti-Hero」
年間最優秀アーティスト賞/ARTIST OF THE YEAR
テイラー・スウィフト
年間最優秀楽曲賞/SONG OF THE YEAR
テイラー・スウィフト –「Anti-Hero」
最優秀新人アーティスト賞/BEST NEW ARTIST
アイス・スパイス
年間最優秀MTV PUSH パフォーマンス賞/PUSH PERFORMANCE OF THE YEAR
TOMORROW X TOGETHER –「Sugar Rush Ride」
最優秀コラボレーション賞/BEST COLLABORATION
シャキーラ, カロルG –「TQG」
最優秀ポップ・ビデオ賞/BEST POP
テイラー・スウィフト –「Anti-Hero」
最優秀ヒップホップ・ビデオ賞/BEST HIP-HOP
ニッキー・ミナージュ –「Super Freaky Girl」
最優秀ロック・ビデオ賞/BEST ROCK
マネスキン -「THE LONELIEST」
最優秀ラテン・ビデオ賞/BEST LATIN
アニッタ –「Funk Rave」
最優秀R&B・ビデオ賞/BEST R&B
シザ –「Shirt」
最優秀K-POP・ビデオ賞/BEST K-POP
Stray Kids –「S-Class」
ビデオ・フォー・グッド賞/VIDEO FOR GOOD
ダヴ・キャメロン –「Breakfast」
最優秀監督賞/BEST DIRECTION
テイラー・スウィフト –「Anti-Hero」
最優秀アートディレクション賞/BEST ART DIRECTION
ドージャ・キャット -「Attention」
最優秀アフロビーツ賞/BEST AFROBEATS
セレーナ・ゴメス, レマ -「Calm Down」
グローバル・アイコン・アワード/GLOBAL ICON AWARD
ディディ(ショーン・“ディディ”・コムズ)
ビデオ・ヴァンガード賞/VIDEO VANGUARD AWARD
シャキーラ
最優秀オルタナティブ・ビデオ賞/BEST ALTERNATIVE
ラナ・デル・レイ -「Candy Necklace(feat. ジョン・バティステ)」
最優秀撮影賞/BEST CINEMATOGRAPHY
テイラー・スウィフト –「Anti-Hero」
最優秀視覚効果賞/BEST VISUAL EFFECTS
テイラー・スウィフト –「Anti-Hero」
最優秀振付賞/BEST CHOREOGRAPHY
BLACKPINK -「Pink Venom」
最優秀編集賞/BEST EDITING
オリヴィア・ロドリゴ -「vampire」
年間最優秀アルバム賞/ALBUM OF THE YEAR
テイラー・スウィフト -「ミッドナイツ」
年間最優秀グループ賞/GROUP OF THE YEAR
BLACKPINK
ショー・オブ・サマー/SHOW OF THE SUMMER
テイラー・スウィフト
ソング・オブ・サマー/SONG OF THE SUMMER
ジョングク -「Seven(feat. Latto)」