FM802 『MUSIC FREAKS』2023.9.17(SUN)大阪・OSM 大阪スクールオブミュージック専門学校
毎週日曜日22:00~24:00にお送りしているFM802 『MUSIC FREAKS』。「これからブレイクが期待されるアーティスト」をコンセプトに1998年のスタート以来、2組のアーティストが1年間・隔週交代でDJを務めている。2022年10月~は、ムツムロ アキラ(ハンブレッダーズ)・塩塚モエカ(羊文学)が隔週で担当。9月17日(日)22:00~の最終回を前に、OSM 大阪スクールオブミュージック専門学校でハンブレッダーズによるFM802 『MUSIC FREAKS』最終回公開収録が行われた。番組のフィナーレを飾るバンドメンバー全員集合でのフリーライブを交えた公開収録。その公式イベントレポートが到着したのでお届け。
FM802で毎週日曜22:00から放送中の番組「MUSIC FREAKS」が、9月17日(日)、OSM 大阪スクールオブミュージック専門学校にて公開収録を行った。この収録は昨年10月よりDJを務めてきたハンブレッダーズ・ムツムロ アキラ(Vo.G)の担当最終回を記念したもので、トークだけでなくバンドメンバーがそろいライブも。彼らのホームタウンである大阪で、リスナー約180人と一緒に思い出話とロックで盛り上がった当日の模様を紹介する。
バンド名入りのTシャツを身につけた熱心なファンが多く待ち受けるなか、FM802のDJ・樋口大喜がムツムロを招き入れ、まずはムツムロ一人でのトーク。会場の様子を見て安堵しつつ、昨夜実家で母に言われたという辛口のアドバイスを明かしたら、メンバーを呼び込み「MUSIC FREAKS」の話に。
ukicaster(G)は4人で出演した回を振り返ってメタリカを選曲した時のSNS上での反応を語り、曲選びの難しさに触れる。でらし(B)も代打DJを務めた時を例に挙げてukicasterに同意し、「(誰もが知っている)スピッツはやっぱりすごいなって思った!」と結論。一方、木島(D)は本人いわくトラウマだという誕生日の電話出演に関する裏話を披露するが、「自意識過剰」とつっこまれ爆笑に。また来場者からの質問に答えるコーナーでは、軽音部で「フェイバリットソング」をコピーしたというファンが思わず涙声になるひと幕もあった 。
休止後はお待ちかねのライブ。まずは代表曲の一つ 「DAY DREAM BEAT」と 、ライブで人気の「ワールドイズマイン」を立て続ける。キャッチーなメロディや口ずさみたくなる言葉、耳に残るギターリフに触発されて拳が上がり、クラップも大きくなって全員がバウンドし、 さらにMCでも「楽器を持ってると緊張せーへんな(笑)」(ムツムロ)とご機嫌。また ukicasterが舞台裏でのムツムロのバタバタを暴露し、笑いを起こしたら、次は2020年2月のFM802ヘビーローテーションに選曲された「ユースレスマシン」へ。ボーカルが畳みかけ、ギターが歌い、ビートは軽快かつ力強く。バンドのハーモニーもスピードを増すようだ。
続く「名前」では、一転してエモーショナルなプレイを展開。終了後には樋口が「リスナーへの手紙に思えた」と絶賛するような熱がこもるアクトで観客をグンと引き込む 。そして 最後のMCではムツムロがリスナーに感謝を伝えながら も、 「4人で(番組を)やれたらいいですね!」とちゃっかりFM802におねだりして、 締めくくりはムツムロが中学の時にラジオパーソナリティに向け書いたという「RADIO GIRL」。「さよなら」のリフレインが青く響き、まさに“今日はここまで”……と思いきや、アンコールに こたえて「フェイバリットソング」を。アッパーチューンに誰もが大いに沸き、4人も目を合わせてパフォーマンス 。ラストは思いと声を一つにしてゴールし、 記念すべき公開収録は興奮冷めやらぬなか終演を迎えた。
なお、上記収録のライブ音源の一部は収録当日の「MUSIC FREAKS」にてオンエアされ、9月24日(日)28:59までradikoのタイムフリーで聴取可能。また、トークパートはFM802の公式スマホアプリ・RADIPASSのポッドキャスト内で公開中となるのでチェックしてみよう。
取材・文=服田昌子 写真=FM802提供