ザ・ローリング・ストーンズ (C)Mark Seliger
10月20日に発売となるザ・ローリング・ストーンズ18年振りのオリジナル・アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』から、第2弾シングル「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン(Sweet Sounds Of Heaven)」がデジタルリリースされた。
このシングルには、レディー・ガガがボーカルとして、スティーヴィー・ワンダーがフェンダー・ローズ、モーグ、ピアノでゲスト参加している。(CDシングル、10インチ・シングルは10月13日発売予定)
「無情の世界」や「ライトを照らせ」の系譜に連なるゴスペルを取り入れた「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン」は、ミック・ジャガーとキース・リチャーズ作で、ロサンゼルスのヘンソン・スタジオ、ロンドンのメトロポリス・スタジオ、バハマのナッソーのサンクチュアリ・スタジオでレコーディングされた。ロサンゼルスでのセッションの最中に、バンドはスティーヴィー・ワンダーとレディー・ガガをスタジオに招いて共に作業を行なった。
レディー・ガガもスティーヴィー・ワンダーも過去にザ・ローリング・ストーンズとの共演経験がある。レディー・ガガは、2012年の『50&カウンティング・ツアー』の際に、ザ・ローリング・ストーンズのステージに登場した。レディー・ガガと共演した「ギミー・シェルター」は、のちに『GRRRライヴ!』に収録された。また、スティーヴィー・ワンダーは、1972年にストーンズのアメリカ・ツアーで「サティスファクション」のメドレーや「アップタイト」を共に演奏している。
「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン」
ザ・ローリング・ストーンズは最近、アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』のリリース会見をイースト・ロンドンのハックニー・エンパイアで行なった。会見の模様はライブでストリーミング配信され、女優のシドニー・スウィーニー主演の「アングリー」のビデオが会見に引き続きプレミア上映された。ビデオは現在までに1600万回以上再生されている。
このアルバムは、2005年の『ア・ビガー・バン』以来、新作が収められた初めてのスタジオ・アルバムとなる。ザ・ローリング・ストーンズは2005年以降も、いくつもの世界規模のツアーで売り上げ記録を破り続け、2016年には自分たちの音楽を形成する元となった多くのブルース曲を見事なバージョンで演奏した『ブルー&ロンサム』をリリースし、世界中のアルバム・チャートでトップに輝いた。昨年、彼らは60周年記念ツアーを行ない、25万人に迫るヨーロッパの観客を熱狂させた。
10月20日に発売が決定しているアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』は、グラミー賞受賞プロデューサーで、ミュージシャンのアンドリュー・ワットが初めてザ・ローリング・ストーンズをプロデュースしたアルバムであり、現在予約受付中。レディー・ガガやスティーヴィー・ワンダー以外には、ポール・マッカートニー、ビル・ワイマン、エルトン・ジョンらの参加も発表されている。