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フアン・ディエゴ・フローレスら世界のトップ歌手たちが登場 NBSが贈る『旬の名歌手シリーズ2024』開催

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フアン・ディエゴ・フローレス(C)Gregor Hohenberg

フアン・ディエゴ・フローレス(C)Gregor Hohenberg

2024年1月から5月にかけて、NBSが贈る『旬の名歌手シリーズ』3公演が開催される。

『旬の名歌手シリーズ』は、その名の通り、いま世界のトップに立ち、最も輝きを放っている歌手たちによるコンサート。まずは、1月、誰もが認めるオペラ界の大スター、フアン・ディエゴ・フローレスが昨年に続き登場する。

ペルー生まれのフアン・ディエゴ・フローレスは、20代前半にセンセーショナルなデビューを果たして以来、常にトップ・テノールとして世界中で活躍してきた。当初からの魅力は、高音域の細やかな音型を俊敏に歌う技法=アジリタの精確さ。人間技とは思えないほどの歌唱で聴く者を驚かせてきた。今回のプログラムには、十八番のロッシーニからの究極の難曲『ギョーム・テル』のアリアとともにモーツァルトとヴェルディが並ぶ。モーツァルトのアリアは 40 代なかばを迎えた頃、フローレス自身が「ベルカント・オペラで経験を積んだ私がようやく表現できる時期がきた」と語ったもの。ヴェルディ・オペラについても、すでにメトロポリタン歌劇場をはじめとした世界各地で近年成功をおさめており、声の成熟に伴ったフローレスの歌手人生において「時期が来た!」と自他ともに認められているものだ。『フアン・ディエゴ・フローレス テノール・コンサート』は1月31日(水)東京文化会館で開催。

フアン・ディエゴ・フローレス(C)Gregor Hohenberg

フアン・ディエゴ・フローレス(C)Gregor Hohenberg

さらに2月には、メトロポリタン・オペラから世界に羽ばたいた気鋭のソプラノ、プリティ・イェンデとのデュオ・コンサートを開催する。

南アフリカ出身のソプラノ、プリティ・イェンデは、今回が日本デビューとなる。イェンデが国際的な評価を勝ち得たのは、2013年のメトロポリタン歌劇場『オリー伯爵』で、フローレスとの共演だった。さらにフローレスとは、2018年にペーザロのロッシーニ・フェスティバルの『リッチャルドとゾライデ』、2021年にウィーン国立歌劇場の新演出『椿姫』、22 年には『連隊の娘』などで大絶賛されている。フローレスが現代最高のスーパー・ベルカント・テノールであることは誰もが認めるところだが、イェンデもまた、フローレスに勝るとも劣らない完璧なテクニックの持ち主。超絶技巧に加え抜群の表現力をもっている二人のデュオに注目だ。『フアン・ディエゴ・フローレス&プリティ・イェンデ オペラ・デュオ・コンサート』は2月4日(日)東京文化会館で開催。

プリティ・イェンデ

プリティ・イェンデ

さらに5月には、昨年、演奏会形式の『サロメ』のタイトルロールで鮮烈な日本デビューを飾り、圧倒的な実力で客席を熱狂させたアスミク・グリゴリアンの登場も決定した。

リトアニア出身のグリゴリアンの名を世界中に知らしめたのはシュトラウスの生み出した難役のサロメ。“ザルツブルクのサロメは今後もうこれ以上はない!”と評されたのは2018年ザルツブルク音楽祭でのこと。以来、彼女は“ザルツブルクの女王”となっただけでなく、ウィーン、ロンドン、ミュンヘン、スカラ座、バイロイトなどで活躍する“世界の新女王”となっている。「驚くべき多才さ」(タイムズ紙)という言葉は、グリゴリアンを表す最適なもの。求められるものがまったく異なる役のすべてに、完璧なテクニックと美声、そして究極の表現力を発揮する。「私は限界に挑むことが好き」と語るグリゴリアンは、日本で初めてとなるアリア・コンサートにあたりそれを証明するかのような2つのプログラムを用意した。第1部に『ルサルカ』『エフゲニー・オネーギン』『スペードの女王』からのアリア、第2部にプッチーニの名アリアの回と『サロメ』を含む R.シュトラウスの曲を組み合わせた回だ。「キャラクターに入り込むことは難しくない。難しいのは自分自身をほんの少し残しつつ自分をコントロールして歌うこと」という彼女が全身全霊をかけたコンサート。『アスミク・グリゴリアン ソプラノ・コンサート』は5月15日(水)(Aプロ)、17日(金)(Bプロ)東京文化会館にて開催。各プログラム詳細は公式サイトにて確認してほしい。

アスミク・グリゴリアン(C)Algirdas Bakas

アスミク・グリゴリアン(C)Algirdas Bakas

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