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Novelbright、結成10周年記念ライブを横アリで開催 ファンの笑顔と歓声に満ち溢れたツアーファイナルに

アーティスト

(撮影:Keiko Tanabe)

大阪発5人組ロックバンドNovelbrightが、結成10周年記念LIVE「Novelbright LIVE TOUR 2023-ODYSSEY-FINAL SERIES-」を開催した。9月24日の地元大阪・大阪城ホール公演に続き、10月15日には神奈川県・横浜アリーナにてファイナル公演を実施。懐かしいナンバーも織り交ぜた集大成的なセットリストを用意し、日本全国、更には海外からもこの日を共に祝うため駆け付けたファンと共にバンドの節目を祝った。

始まりを告げる厳かなチャイムが鳴ると、スクリーンには、2013年の結成から路上ライブ、メジャーデビューといったバンドの歩んできた歴史をアニメーションと英文による“叙事詩”で表現した映像が映し出された。ズームバックすると、それを控室で観ている竹中雄大(Vo)の姿が現れる、という演出。カメラは控室を出て廊下を歩く雄大を追い、山田海斗(Gt)、沖聡次郎(Gt)、圭吾(Ba)、ねぎ(Dr)らと合流、いよいよステージ袖へと辿り着く。会場には「時を刻む詩」のイントロが鳴り、アリーナにせり出したセンターステージに5人は登場、ファンは大歓声を上げた。歌詞にあるように、Novelbrightの<ここまでの険しかった道のり>を描き、<50年後の未来>もファンと共に刻むことを約束するこの曲を、メンバーは互いに向き合ってエモーショナルにパフォーマンス。ライブはのっけから深い感動に包まれていた。

5人はメインステージへと移動すると、「ランナーズハイ」がスタートし特効の火柱が炸裂。スクリーンが5分割され、メンバーがここで初めて大写しになる。雄大は「横浜アリーナ、序盤からもっとガンガン行こうぜ!」と煽って「開幕宣言」へ雪崩れ込むと、会場には明るいムードが見る見るうちに広がっていく。終盤、「横浜、聴かせてくれ!」(雄大)と呼び掛けて♪ラララでファンの声を求める。コロナ禍によるライブの規制が解除され、ようやく戻ってきた懐かしい情景だが、Novelbright にとっては、2020年のメジャーデビュー後、今年になって初めて体験した合唱なのだった。

「seeker」では一気にダークなモードに切り替わり、赤いレーザー光線が広大な会場に網を張るように巡らされ、ファイアーボールも噴出。聡次郎が掻き毟るギターリフが焦燥感を掻き立てる。ラスト、雄大が天を仰いで響かせたロングトーンには大拍手が起きた。圧倒した後に放った「嫌嫌」ではミラーボールが輝き、ピンクやグリーンなどポップなネオンカラーがステージを彩る中、ディスコ&ファンクに乗せ、女性一人称の詞世界を大人っぽく披露。こうした振り幅で驚かせ、オーディエンスの心を揺さぶるのもエンターテインメントの力であり、Novelbrightのレパートリーの多彩さの証である。

ねぎのドラムソロに乗せて手拍子が起き、イントロに乗せて雄大が「スタンドの人、元気ですか?」「二階の人、元気ですか?」「アリーナ元気ですか?」と呼び掛け、最後に「横浜元気ですか?」と尋ねると特大の歓声がファンから戻ってくる。始まった「ラストシーン」はTVアニメ「弱虫ペダル LIMIT BREAK」のオープニングテーマとしての書き下ろし曲だったが、この曲もやはり<辿り着くまでの道>を歌っており、10周年を迎えたNovelbrightの軌跡とも重なって聴こえる。映し出されるメンバーの表情は、晴れやかだったり感慨深そうだったり、心で何を思いながら歌い、演奏しているのかを想像させた。最後のサビはファンに声を求め、一体感の中で曲を終えた。<Wow Wow>というコーラスに続いて「ハミングバード」が始まると、ステージ背後からスモークが噴き出し、ピアノに乗せて雄大は歌い始める。ゆったりとしたビート感で始まりつつ、躍動的なリズムパターンを織り交ぜながら、5人の音が一つの塊となって大きな渦を生んでいく。冒頭の

<Wow Wow>に戻り、ねぎのドラムロールが鳴り止みプツッと途絶えるように曲が終わると、「ありがとう」と囁いた雄大。会場は拍手に包まれた。スクリーンに海が映し出され「Friends for life」が始まると、ファンは手をウエーブさせながらリズムに身を委ねた。雄大の滑らかな英詞ヴォーカルに、圭吾のベースがカウンターメロディーのように絡んでいき、呼吸がピッタリと合った演奏を聴かせていた。

「今日はついにツアーファイナルということで。大阪城ホールもやってきて、先月10周年を迎えました」(雄大)と語り始めた後、感動のMCになるか?と思いきや、海斗の髪色が赤、黄色、今回は緑という信号カラーであることをイジって、画面に三分割で画像を映し出して笑わせた。

サングラスを着けた状態で初めてライブをしていたねぎが、一瞬外し、「カッコいい?」と尋ねるとファンからは歓声が上がり、「今月ハロウィンでしょ? 先取りしました。TRIK OR?」との呼び掛けには「TREAT!」と声が揃った。5人での雑談風トークが微笑ましく、和やかなムードが楽しめるのもNovelbrightのライブの持ち味である。「皆さん、一体感作っていきましょうか?」(雄大)との呼び掛けから、「明日は月曜日ということで、月曜日にピッタリな歌を」と紹介して、Novelbright が新境地を見せたポップなラブソング「愛とか恋とか」を軽やかに披露した。圭吾がキーボードを操作してシンセベースを奏でているのも新鮮。スクリーンには、レコードプレイヤー、空、ひまわり、桜、落ち葉、雪の積もった樹の枝、座る人のいないベンチなど、想像を掻き立てるイメージの断片が次々と映し出され、ストーリーを想像させた。

続いて披露した新曲「面影」は、美しいメロディーに彩られたロマンティックなラブバラード。<君以外出逢わなくていい>という究極の恋を思わせるフレーズが胸を打つ。海の映像はやがて星空へと移り変わっていた。色とりどりの水玉模様を成す繊細な光のイメージ映像を背に、雄大が代表曲「ツキミソウ」を歌い始めると、立ち尽くして聴き入るオーディエンス。やがてバンド演奏が加わり、鮮烈な赤い照明に切り替わると、曲に込められた感情の高まりを5人で表現していく。演出によってではなく、5人の表現そのものによってこの名バラードの文学性に改めて気付かされた、迫真のパフォーマンスだった。「Cantabile」はブルーとグリーンのレーザー光線が放たれ、ミラーボールが天井に星空を作り出し、スクリーンにも宇宙空間の映像が投影された。雄大のヴォーカルにはパワーがあったが、同時に、微細なビブラートが掛かった透明な歌声はヒーリング作用を感じさせる。

じっくりと聴かせる曲たちで表現力の深まりを感じさせた後、メンバーはセンターステージへ。観客の距離の近さに驚き、「欠伸してたら分かるよ」(雄大)と笑っていたのは伏線で、次曲は<欠伸さえも愛しく思えた>と歌う「夢花火」。ピンスポットに照らされながら海斗が爪弾くギターで幕開け、雄大、やがて3人が合流するアコースティックアレンジで届けた。聡次郎のギターソロも情感豊かで美しく、まるで歌うような調べだった。

スペイシーでアンビエントなSEが流れると、会場のムードはまたしても一変。ステージの上段に海斗、聡次郎、圭吾、ねぎが並び4人だけでの「INST」セッションを披露した。海斗はアコースティックギターを弾いていた次の瞬間にはエレキギターのライトハンド奏法を見せつける。圭吾もスラップ奏法とメロディアスなフレーズ演奏と、ベーシストとしての二つの異なる顔を見せた。聡次郎の華やかなギターサウンド、ねぎのパワフルなドラミングもたっぷりと味わわせ、4人それぞれの見せ場を堪能させた「INST」を終えて階段を降りてくると、大拍手の中で雄大が合流。スクリーンには月夜の森のイメージが映し出され、ダークメロディアスなナンバー「夜空に舞う鷹のように」に突入、「INST」で高まった熱をそのまま注ぎ込んだ圧倒的な勢いのまま駆け抜けた。メジャーデビュー曲「Sunny drop」を放つと、歌も演奏もエンジン全開のパフォーマンス。メンバーが左右の花道へと頻繁に歩み出ていたのはこの曲に限らないが、定位置から離れられないねぎも、この曲ではスティック回しを繰り返しているのが見えて、溢れる気持ちが遠くまで届いてきた。

「バラードで休んだでしょ? 一緒に踊り狂おうぜ!」(雄大)と呼び掛けて「フォーリン・ヴィーナス」へ。ダンサブルなビートに乗せてファンは身を揺らし、<Wow Wow>のコーラスを重ねていく。「もっと行けるだろ、横浜!」(雄大)と更に煽り、自ら手を肘に打ち付けてクラップも誘導。海斗は激しく頭を振って、カッティングに没入している。横浜アリーナを埋め尽くすオーディエンスが手を挙げ、一斉にジャンプする光景は壮観で、大いに盛り上がる一曲となった。曲が終わって一旦静けさが広がると、声を嗄らしてメンバーの名前を口々に呼ぶ声が会場に響き渡っていた。

横浜アリーナでワンマンライブを行なうのは初であり、「横浜アリーナまで10年掛かりました」と雄大。「ようやくここまで来たな、じゃなくて、もっともっとここから行きたい」と勇ましく宣言すると大きな拍手が送られた。コロナ禍でメジャーデビューしたバンドであり、ファンが声を出すこのようなライブを行えるようになったのは「今年ようやく」だと感慨深そうに述べ、「ファンの皆のマスクをしていない顔を見たのも今年初」としみじみ語った。「どこから来たのか?」をファンに問い掛けると、日本全国から来場していることが分かり、更にはタイ、香港、イギリスなど海外から来たという声も挙がって、Novelbrightの人気の広がりと結成10周年記念LIVEの特別さを改めて感じさせた。

イントロに乗せ「ラストスパート、しっかりとロックバンドしていけたらな、と思います。ここからは悔いのないように! いろんなこと我慢してきたんでしょ? 乗り越えたから今があるんでしょ? 音楽の力を噛み締めようぜ!」(雄大)と叫ぶと、「青春旗」を披露。タオルと手旗を握り締めて振り、ファンはNovelbrightの音楽を全身で楽しんでいて、スクリーンに大きく映し出された幸せそうな表情に胸を打たれた。メンバーも満面の笑みで、圭吾と聡次郎は向かい合ってじゃれ合うようにしてプレイ。ステージの上、下の区別なく喜びや楽しさが溶け合うような至福の時間だった。

「Morning Light」では雄大がセンターステージへ移動し、更にステージを降りてアリーナ外周を練り歩きながら熱唱、ファンと至近距離でコミュニケーションした。メインステージへ戻ると、ねぎの周りに四人が集まってプレイ。「Wow Wow」のファンによる合唱が重なり、雄大は渾身の力を込めて歌い終え、4人はエネルギッシュな音で搔き回し。「これこれ! ずっと求めてました、ありがとう!」と雄大は感謝を述べた。「Novelbright をつくって先月で10年になりました。ご存知の通り、オリジナルメンバーは俺だけで……」と語り始め、メンバー歴はまちまちであることに言及。“ODYSSEY”ツアーには「10周年に向けての旅路という意味があって。「オリジナルメンバーは俺だけ」なんですとずっと言ってたけど、正直、俺だけじゃ続かなかったと思います。この4人と出会ったお陰でこの日を迎えられた」と語り、「“この5人”で10周年でした!」と覚悟を決めるように明言した。結成以来、様々な歌を歌ってきながら「クソッ!ていうジレンマがずっとあった」と思い通りにならなかった悔しさを滲ませながらも、「この曲で横浜アリーナに来られたと思ってます」と告げて「Walking with you」を披露。Novelbrightの人気、知名度を飛躍的に押し広げた特別な曲である。ファンへ向けて熱く語っていたセンターステージを離れ、雄大はメインステージへと向かって歩きながら歌い始める。4人の元に戻ると、各メンバーに近付いて目を合わせるように向き合うなどして歌い、“この5人”であることの大切さを噛み締めているようだった。ラスト、雄大を先頭にメンバーが続いてセンターステージへと移動し、感情が全開になった歌唱と演奏を轟かせる。跪いて仰け反った雄大は「最高だぜ、横浜!」と叫んだ。4人はメインに戻り、ねぎと向き合って最後の音を鳴らしてフィニッシュ。大拍手が響き渡った。

静まり返った会場で際立っていたのは、興奮を抑えきれない観客たちの、ひときわ大きなメンバーコール。温かなトーンのSEが流れる中、雄大は「いろんなことがあったツアーでしたけど、本当に初めて皆さんと一緒にめちゃめちゃいっぱい歌えて、物理的にも近い距離でやって……。辞めるタイミングなんて10年もあればいくらでもあったけど、この景色が見られたなら、Novelbright を守り抜いてよかった」と言葉を噛み締めた。「皆さんもたくさん大変な時を過ごしてきたと思います。コロナ、ウザかったから……。「なんで今?」と思ったし、初めての日本武道館はシーンとした中で、俺の中では正直、「武道館をやった」と言えない」と複雑な胸中も明かしていく。「俺らも今はこうしてキラキラ見えているのかもしれませんが、怠いなぁとか、明日が来なければいいのにとか思う時もある。皆と一緒です。どんなにニコニコしている人でも、家でも悩むことはもちろんあるし、悩みのない人間なんていないですから」とファンの想いに寄り添った。「今日来てくださっている皆が、あなたが、一人ひとりが、毎日過ごす、毎日生きていく日々の積み重ねって結構大変だよ? 大変な中、皆毎日生きていくということを諦めず乗り越えてくれたお陰で、俺らは10年間走り続けてこられた」と語り掛け、「皆さんに感謝してもしきれないほどの愛と感謝と、僕が逆にたくさんの元気と勇気をもらっています、本当にありがとう!」と述べると大拍手が起きた。「10年を振り返るのは今日までで、あとは進むだけなので、ここから見とけよ!という感じですよ。「ここまで来たぜ!」じゃなく、「こっから行くんやで?」という気持ちで。「付いてきて」じゃなくて「一緒に叶えていきたい」と思ってます」と頼もしいコメント。この先コロナ禍以外の大変なことが起きたとしても、「こんな時代を乗り越えた、こんな時代を勝った仲間がいますからね、ここにたくさん」と連帯感を繰り返し述べて、「皆のこれから先の未来を少しでも、とかじゃなくて全力で幸せにできる自信がある」と力強くコメント、これからもNovelbrightの11年目、いや、死ぬまで! 共に生きていこうぜ!」と熱くシャウトした。

「この曲を歌える時が来たからね、聴かせてください!」と呼び掛けて、「Wow Wow」の朗らかなコーラスから始まる「拝啓、親愛なる君へ」を披露。歌というよりも叫びそのもののような感情剥き出しのヴォーカル、演奏で最高潮のボルテージに達すると、続いては「流星群」をしっとりと届けた。客席にはファンがスマートフォンのライトを揺らして“星空”を生み出し、スクリーンには流れ星が降り注ぐ夜空が映し出されていて、会場全体で眩い光の情景を立ち上げていた。「ありがとうございます! 11年目もよろしくお願いします!」(雄大)と感謝を述べて本編を終えた。

ファンは手拍子と共に<Wow Wow>と「拝啓、親愛なる君へ」の合唱パートを歌い始めて、そのアンコールに応じて圭吾がまずはステージに戻ってきた。INSTで暗い中ステージ上段へ移動する際、海斗のヘアが暗闇に浮かび上がり、「蛍光色のカツラが独り歩きしている」ように見えて「緊張がほぐれた(笑)」と笑わせると、照明スタッフに暗転をリクエストして再現。ステージ上も客席も区別なく、会場は大きな笑いに包まれていった。「全くしゃべっていない」と圭吾に指摘された聡次郎は「おはよう!」と明るく挨拶。メンバーも同じように「おはよう!」と代わる代わる挨拶し、男性ファンの雄叫びが沸くメンバーもいれば女性ファンの黄色い歓声を巻き起こすメンバーもいて、それに対するツッコミややっかみを言い合う場面も微笑ましかった。雄大が「60歳まで生きるとして……」と語り始めると、圭吾は「<50年先>って歌ってるのに、足りなくない?」と指摘する一幕に笑いが起きる一幕も。雄大は「70歳まで」に想定を延長しつつ、「ねぎくんが70歳の時にもその笑い方やったらめちゃめちゃおもろいけどな」と、聴く人を幸せにするねぎの明るい笑い声に言及。喉の強さを羨んでもいた。「今回、“ODYSSEY”というタイトルには、10年という意味も込めてますので、18歳の時につくった曲をやります」と「Photo album」を披露。スクリーンにはメンバーの表情が大写しになる。海斗のクリーンなアルペジオで幕開け、雄大はマイクスタンドを両手で握り締めて固く目を閉じ、切なさを帯びたメロディーを切々と歌い届けた。

曲を終えると、「来年はアルバムを出します。ツアーも回ります。今まででいちばんデカいこともやるので」(雄大)と今後の活動予定に期待を持たせると、「Novelbrightの10年の道のりを込めた曲をつくりました。この後21時に配信されます」と紹介して新曲「ODYSSEY」をパフォーマンスした。ファンはステージ上の5人へと手を捧げ<Wow Wow>とコーラス。希望の光を感じさせ、高揚感に満ちたナンバーで、10年の道のりを慈しみながら未来へと駆け出していくようなパワーを感じさせた。

「僕ら毎回、ツアーの後に裏ファイナルをやっていて。10月18日、東京渋谷のO-Crestで250人の裏ファイナルやります」(雄大)と告知。その溢れるエネルギーには驚くばかりだ。「来年もいっぱいライブやりますんで、来てください」(雄大)と語り掛けた。10周年を到達点とすることはなく、理想を高く掲げ突き進んでいくNovelbright。彼らの11年目は既にスタートを切っている。

(文・大前多恵)

セットリスト

1. 時を刻む詩
2. ランナーズハイ
3. 開幕宣言
4. seeker
5. 嫌嫌
6. ラストシーン
7. ハミングバード
8. Friends for life
9. 愛とか恋とか
10. 面影 ※新曲
11. ツキミソウ
12. Cantabile
13. 夢花火
14. INST
15. 夜空に舞う鷹のように
16. Sunny drop
17. フォーリン・ヴィーナス
18. ⻘春旗
19. Morning Light
20. Walking with you
21. 拝啓、親愛なる君へ
22. 流星群
– Encore –
23. Photo album
24. ODYSSEY ※新曲

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