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YGのグローバルボーイズグループ・TREASURE、初の東京ドーム公演を前に魅力を徹底解剖

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韓国発のボーイズグループ・TREASUREが、2023年11月12日(日)に自身初の東京ドーム公演を行う。本記事では、同公演に向けて彼らの魅力を紐解くオフィシャルコラムをお届けする。なお、同公演のチケットはイープラスほかにて販売中。


2020年8月7日にデビューした韓国発のボーイズグループ・TREASUREが、11月12日(日)に自身初となる東京ドーム公演『2023 TREASURE FAN MEETING ~HELLO AGAIN~ TOKYO DOME SPECIAL』を開催する。

TREASUREは、韓国出身のチェ・ヒョンソク、ジフン、ジュンギュ、ユン・ジェヒョク、ドヨン、パク・ジョンウ、ソ・ジョンファンと、YG JAPANの練習生だった日本出身のヨシ・アサヒ・ハルトが所属。BIGBANGやBLACKPINKを生んだYG ENTERTAINMENTから初めて誕生した、日本出身メンバーを含むボーイズグループだ。

デビューサバイバルプログラム「YG宝石箱」を経て「BOY」でデビューすると、Asian Artist Award、MAMA、ゴールデンディスクアワード、ソウル歌謡大賞などの主要アワードで新人賞を受賞。MAMAでは世界中のファンの投票で上位10組が決定するWORLDWIDE FAN'S CHOICE TOP 10をデビュー以降毎年獲得しており、コロナ禍の真っ只中だった2020年・2021年にデビューしたボーイズグループの中ではトップクラスの人気を見せている。

デビューしばらくは共同生活をすることがほとんどのK-POPアーティストは、特に人数が2桁以上のグループとなると、そこに部活やクラスのような独特の一体感のある雰囲気が生まれやすいと言われているが、TREASUREもその例に漏れない。生まれも育ちも性格も異なるメンバー達がひとつの目標に向かっていく「チーム男子」ならではの人間関係の味わいは、主にバラエティコンテンツや生配信などで見る事が出来る。バラエティ的な要素もあるファンミーティングでは日替わりでメンバーがMCを勤めており、通常メンバーをサポートし時には上手く抑制する役割を果たすプロMCが不在ゆえに、「画面越しで見ているいつものあのノリ」の再現性も高い。

『2023 TREASURE FAN MEETING ~HELLO AGAIN~ TOKYO DOME SPECIAL』

『2023 TREASURE FAN MEETING ~HELLO AGAIN~ TOKYO DOME SPECIAL』

TREASUREも名を連ねる「第四世代K-POPアイドル(主に2019年以降デビュー組を指す)」においては、もはや自作曲で活動したり楽曲制作にメンバーが参加することは珍しいことではない。TREASUREもラップラインであるチェ ヒョンソク・ヨシ・ハルトの3人は自作でラインを書いているが、そのあたりはYG ENTERTAINMENTの中では基本と言える。そんな中で、TREASUREならではの特徴のひとつはJ-POPで育った日本出身メンバーが作曲に関わっていることだろう。メンバーのアサヒは独学で作曲を始めたというが、NHK『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック』に出演した際は「情熱的なK-POPとエモーショナルなJ-POP、2つの音楽の良さを融合させたい」と語っており、アサヒが制作した「オレンジ」「病」といった楽曲は独特のノスタルジックな感性のあるバラード曲で、「エモい」という言葉が似合いそうだ。タイトル曲ではYG ENTERTAINMENTらしく男性的なパワフルさのあるグルーヴィなパフォーマンスとセットの楽曲も多いが、このような情緒的なボーカルソングや、練習生時代から作曲を続けているジュンギュが作った「MOVE」のようにセクシーな雰囲気のEDMなど、多彩な魅力を見せてくれる。

BIGBANG、BLACKPINKやWINNERなど先輩グループのいずれも共通するのが「ライブ重視」という部分で、これは単純に生歌の上手さやダンスの正確さの枠に留まらない、生でのパフォーマンスが持つ迫力や思わず観客が体を動かしたくなるようなグルーヴ感、音楽そのもので会場を巻き込むようなパフォーマンスによる客席との呼応能力といったもので、YG ENTERTAINMENTのアーティストが時にファンダムを超えた大衆的な人気を獲得してきた背景には、このような楽曲とパフォーマンスの力があったのだろう。

TREASUREは揃った大人数によるカル群舞といった、よりアイドル特有の魅力のあるパフォーマンスもしながら、同時に時には振付を忘れて縦横無尽にステージを飛び回り観客席を煽るようなエネルギッシュなパフォーマンスも見せてくれる。YGアーティスト達がステージで叫ぶ「遊ぼう」というフレーズのように、まさに一緒に遊んでいるような姿で見ている方の気分も上げてくれるようなステージングの持ち味が彼らにもあるようだ。

ライブを重視している彼らは、ファンへ直接パフォーマンスを見せることに重心を置いており、特に日本では日本出身メンバーの出身地である福岡、神戸、大阪などはもちろん、北は北海道、南は福岡まで8都市をまわり、その公演数は48回(2022年11月から現在まで)と驚異的な数字だ。こうした動きは、彼らが武器としているライブパフォーマンスを日本全国各地にいるファンの皆に直接見てもらうことを大事にしているからだという。

公演数という「場数」を踏むことでパフォーマンス力は日を追うごとに成長しており、現在のK-POPシーンにおいてはライブパフォーマンスに特化という部分では一線を画すグループとなっている。2022年末に開催されたアジア最大の授賞式『2022 MAMA』でのパフォーマンスは様々な属性の現場の観客を巻き込んで最も盛り上げたステージのひとつで、リアルタイムでも話題になっており、公式動画の再生回数は850万回を超えている。

[2022 MAMA] TREASURE – VolKno+JIKJIN+HELLO | Mnet 221130

9月に出演したテレビ朝日『ミュージックステーション 3時間スペシャル』では、初出演ながら生放送でのパフォーマンスでも観客を煽るヒョンソクなど、ライブに強いところを見せてくれた。NHK『沼にハマってきいてみた』出演時には、カメラ1台でのONE TAKE STAGEで演出された「BONA BONA -JP Ver.-」の躍動感溢れるパフォーマンスを披露。

日経クロストレンドによるZ世代(16〜25歳)注目の著名人で2位に入ったように、Z世代からの注目はすでに集めているTREASURE。彼らのステージでしか味わえない多彩な魅力は、世代を超えるものだろう。

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