小沢健二、「東大900番講堂講義」教科書購入者だけが聞ける音声配信を24年元旦スタート
小沢健二が「東大900番講堂講義」の音声を2024年1月1日に配信する。これに先駆けて、講義で使用する教科書の受注販売受付が本日10月25日からスタートした。
小沢は去る9月30日、母校の東京・東京大学駒場キャンパス900番講堂において、集まった受講生を相手に3時間強におよぶ講義を実施した(主催・東京大学副産物ラボ)。当日は膨大な参考文献や図表の入った教科書を用いながら多岐にわたるテーマが掘り下げられ、受講者からは「世界の見え方が変わった」「オザケンの頭の中を覗けた気がする」といった感想が届くなど、刺激に満ちた内容が展開された。小沢は青いウサギの仮面をつけ、講義中にはギター弾き語りで「いちょう並木のセレナーデ」「アルペジオ」など既存曲を歌唱したほか、新曲「Noize」も初披露された。なお10月2日には東京・LINE CUBE SHIBUYAにてロックバンドセットでの「追講義」が行われている。
これらの好評を受けて、2024年1月1日に「東大900番講堂講義」の有料音声配信が決定。これに伴い発売される教科書は東京大学やLINE CUBE SHIBUYAで配布されたものと同内容で、テキスト・デザインとも小沢本人が手掛けた渾身の1冊となる。本書は全126Pの大判アートブック仕様で、透明の仕掛けページや蛍光・夜光塗料、ラメ入り印刷などを採用した豪華な作りが特徴。教科書は7,000円、オンライン音声配信チケットは1,800円で販売される。配信チケットの購入時には教科書内に記載のキーワードが必要となるため、配信チケットのみの購入はできない。
小沢は教科書について「この本は密室型アトラクションです」「この本でする体験は一人一人異なります。暗くした部屋で懐中電灯で照らしてページをめくり、本とご自身のあいだに起こることをお愉しみください」とコメントしている。東大や渋谷での講義に参加できなかったファンも、手元の教科書をめくりながら小沢の講義を追体験できる貴重な機会となりそうだ。