Song Storytelling『銀河鉄道ノ夜』
宮沢賢治の未完の名作『銀河鉄道ノ夜』を音楽と朗読で紡ぐ新しいエンターテインメント『銀河鉄道ノ夜』が、2023年10月30日(月)より全6話の配信がスタートする。
音楽アーティストだけにとどまらず役者としても活躍するSkoop On SomebodyのTAKEと、圧倒的な歌唱力と表現力を兼ね備えた島袋寛子による極上の音楽朗読劇が8月に南青山にある円形劇場"BAROOM"で上演された。TAKEがジョバンニ役、島袋がカムパネルラ役を演じ、物語のテーマでもある「本当のさいわいとは?」を探す銀河鉄道の旅を音楽×朗読劇にて披露。
今回は上演音源を再編集し、音楽×朗読の力を最大限に生かした、シンプルな演出と耳に馴染むメロディ、そして、臨場感、没入感。まさに銀河鉄道を一緒に旅するような不思議な世界を感じることができる作品となっている。そんな本作、Song Storytelling『銀河鉄道ノ夜』を音声版サブスクリプションサービス「NUMA」にて全6話を配信する。
物語は宮沢賢治の代表作であり未完の物語とされ、児童文学ながらもたくさんの意味を持つ難解なストーリー。貧しく孤独な少年ジョバンニが、漁から戻らない父のことでクラスメイトにからかわれる。ジョバンニは、クラスの人気者で親友のカムパネルラと共に銀河鉄道に乗って北十字から南十字へ旅をする。そこで様々な人たちと出会って「生きる意味」を考え、発見しながら旅を続けていく。そして、「みんなの本当の幸いのために一緒にいこう」とカムパネルラと誓い合い、いつしかカムパネルラは消えてジョバンニは目覚める。
(左から)TAKE(Skoop On Somebody)、島袋寛子
二人の丁寧な朗読の掛け合いと圧倒的な歌声でおくる本作。今を一生懸命に生きる人の心に響き渡るだろう。
TAKE(Skoop On Somebody) コメント
あの日、あの場所、だけでしか観れなかったはずの『銀河鉄道ノ夜』が、この度NUMAより配信されることに!!!
絵がないからこそ広がる景色、あなただけの満点の星空をぜひ独り占めして欲しいです!笑
共演の島袋寛子さん、今回カムパネルラは元より11個もの役を見事に声で演じ分けておられました。いま聴き返しても鳥肌モノです。
僕たち演者の呼吸に寄り添うように、誘うように、最高の音を奏でてくれた音楽家、呼野阿美香さんの演奏も必聴モノですよ!
実はこの作品に出逢えたのも、NUMAのイヤードラマ「シュウガク!」に、謎の体育教師ギャートルとして出演したのがきっかけ。。。何かと縁がありますねNUMA!
セリフのようで、メロディのようで、またそのどちらでもない不思議な音世界。。。コレをきっかけにみなさんにもイヤードラマの世界にハマっていただけると幸いです。
島袋寛子 コメント
私のなかで、とても、とても貴重な経験となったこの『銀河鉄道ノ夜』。配信というかたちで皆様に届けることができ嬉しく思います。
"本当のさいわいとは"。輝く光のつぶたち。あなたの銀河鉄道ノ夜の旅を感じ、受けとっていただけたら幸いです。