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ついにオープン!大阪・難波の新ライブハウス「Yogibo META VALLEY」「Yogibo HOLY MOUNTAIN」の気になる内部を公開

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「Yogibo META VALLEY」/「Yogibo HOLY MOUNTAIN」

10月28日(土)に大阪・なんばにライブハウス「Yogibo META VALLEY」「Yogibo HOLY MOUNTAIN」がオープンした。今回、オープンに先駆けて行われた内覧会の様子をSPICE編集部がいち早くお届けする。

2つのライブハウス×アート×フードで、
難波エリアの新たなカルチャー・エンタメ・シンボルに!

「Yogibo META VALLEY」/「Yogibo HOLY MOUNTAIN」ロゴ

「Yogibo META VALLEY」/「Yogibo HOLY MOUNTAIN」ロゴ

「Yogibo META VALLEY(ヨギボー・メタ・ヴァリィ)」(以下、META VALLEY)、「Yogibo HOLY MOUNTAIN(ヨギボー・ホーリー・マウンテン)」(以下、HOLY MOUNTAIN)は、南海電鉄・なんば駅の南に伸びる高架下「なんばEKIKAN」の一角に誕生した。駅から徒歩5分と利便性もよく、ライブハウスの周辺には新しいホテルが立ち並ぶなど、新エリアとしても注目を集めている場所だ。

「どこかの空き工場跡地の中に“村”を作るような発想で、様々な分野のアーティストが集まる特区みたいな場所を作りたい」 というイメージから着想を得て、動き出したというこのプロジェクト。店舗・空間デザインをバンド・toeのメンバーとしても知られる山㟢廣和/Metronome Inc.が担当。フードメニューの考案は京都で有名な喫茶店「喫茶マドラグ」の山﨑三四郎裕宗が。サウンドデザイナーにはHi-STANDARD、Crossfaith、My Hair is Bad、coldrain等の専属サウンドエンジニアである越智弘典、照明デザイナーにSurvive Said The Prophet、ALI、キズ等を手がける福留太史郎、ロゴデザインは「HOLY MOUNTAIN」をKICHI、「META VALLEY」をRyotaro Kawashimaが担当するなど、音楽、カルチャー、ファッション各領域分野を牽引するエキスパートが名を連ねている。

ライブはもちろん、カフェやパプ使いもできる「META VALLEY」

「META VALLEY」外観

「META VALLEY」外観

まずは「META VALLEY」から紹介していこう。店内はコンクリを基調としたシンプルなデザイン。開放感あるエントランスに入ると、ライブハウスでおなじみのドリンクのほか、こだわりのクラフトビールなどを提供している。フードにはスペイン・バルセロナのソウルフードとして人気のホットサンド「ビキニサンド」やフライドポテトなどを販売。こちらのパティオエリアは、常時フリーエントランスとして開放しているので、日中はカフェやパブとしても使える。バーカウンターのヒップバーに腰掛けてのちょい飲みなんかも楽しそうだ。

バーカウンター

バーカウンター

日中もつかえるフリーエントランス

日中もつかえるフリーエントランス

ドアの先にフロアが広がる

ドアの先にフロアが広がる

エントランスの奥にあるドアを開けると、その先にはライブフロアが広がっている。ドア手前にある赤い照明、スタッフいわく「ここから先には非日常が待っている。トランジションのような雰囲気を楽しんでもらえたら」と話すとおり、ステージへの期待を煽るようなワクワク感が高まってくる。

天井が高く開放感あるフロア

天井が高く開放感あるフロア

「META VALLEY」はホール床面積263㎡、収容人数はスタンディング約600人。フロアの背面の壁はイメージカラーのピンクに染められ、フロアは天井が高く、ワイドなステージが広がっている。音響設備にもこだわっていて、ステージから客席に向かう足元には6台のウーファースピーカーが内蔵されているので、体全体で音を楽しむことができる。さらに、ステージ全背面にはLEDパネルを常設。ライブはもちろん、クラブイベントなどで映像を駆使した演出などを楽しむこともできるという。

フロアに立つ2本の柱

フロアに立つ2本の柱

高架下にあるライブハウスということもあり、フロアには大きな柱が2本立っている。ステージはしっかりとした高さがあるので見え辛いなんてこともなく、フロア全体が横長の造りになっているのと、ステージ向かって左手側は階段状のフロアになっているのでどこからでもステージを眺めることができる。もちろん、音の響きはどこで観ていてもバランスの良い音を感じとることができるので安心を。

ステージから見た景色。端から端までよく見える

ステージから見た景色。端から端までよく見える

ステージから見た景色はこちら。ワイドな造りのフロアに対応するべく、ステージの端のほうまで歩くことができるので、メンバーが近くまで来る、なんてこともあるかもしれない。

アートもファッションも楽しめる!? 「HOLY MOUNTAIN

「HOLY MOUNTAIN」外観

「HOLY MOUNTAIN」外観

続いては隣接する「HOLY MOUNTAIN」へ。こちらもコンクリを基調とした、グレーカラーのシンプルな内装デザイン。ホール床面積は100.759㎡、収容人数はスタンディングで約240名。イメージカラーのグリーンで背面の壁が染められ、「META VALLEY」よりも高天井で、ステージの視界に入る場所には柱がないため、よりすっきりとした印象だ。もちろん、ステージの足元にも「META VALLEY」と同様にスピーカーが内蔵しているため、音の響きは抜群にいい。こちらはバーカウンターがフロア内にあるので、ライブ中にドリンクを注文することもできる。

「HOLY MOUNTAIN」フロア

「HOLY MOUNTAIN」フロア

「HOLY MOUNTAIN」エントランス

「HOLY MOUNTAIN」エントランス

エントランスでは「META VALLEY」と同じく、クラフトビールなどのこだわりのドリンクを販売。「HOLY MOUNTAIN」ではアートの展示会やアパレルのポップアップなどの開催も可能なアート·スペースが併設されている。すでに音楽好きなら誰もがしるアパレルブランドのポップアップイベントの開催が決定しているらしいので、詳しくは公式サイトをチェックしよう。

両施設の入口近くにはQRコードを記したパネルを設置。読み込むとオフィシャルサイトに繋がり、スケジュールを確認できる

両施設の入口近くにはQRコードを記したパネルを設置。読み込むとオフィシャルサイトに繋がり、スケジュールを確認できる

「META VALLEY」と「HOLY MOUNTAIN」は隣接しているので、両会場を使用したサーキットや配信イベントなどの開催も可能。各会場の楽屋エリアは基本的には扉で隔たれているが、サーキットなど用途に応じて扉を開放することで其々の会場の裏動線を繋ぐことも可能。「HOLY MOUNTAIN」のエントランスにある窓には英語でとあるメッセージが記されている。訳詞はパンチがありすぎるので割愛するが、これから両施設で生みだされる大きく光り輝くムーヴに期待が高まる。

気になる英語のメッセージ

気になる英語のメッセージ

アクセス便利なライブハウスで通いやすい!

施設前は車両の通行もなく安心

施設前は車両の通行もなく安心

先述しように、「META VALLEY」と「HOLY MOUNTAIN」の最寄りは南海電鉄「なんば」駅。南改札口から徒歩5分と、アクセスの良さも魅力だ。ほかにも、大阪メトロ·堺筋線「恵美須町」駅や、御堂筋·四つ橋線「大国町」駅など、アクセスが複数使えるのも便利。「なんば」駅から戎通を歩くと、ライブハウスの裏側についてしまうので要注意。オススメは商業施設「なんばパークス」と「なんばCITY」の間を通る歩道。車両の通行もないので、終演後も安心して帰路につけるはず。

「難波ロケッツ」時代の面影が残る柱

「難波ロケッツ」時代の面影が残る柱

最後に、写真を見て気付いた人もいるかもしれないが、実は両ライブハウスがあるのは2016年に閉店したライブハウス「難波ロケッツ」(以下、ロケッツ)の跡地。オープンからクローズまでの25年の歴史のなかで、90年代にはヴィジュアル系バンドのライブ、深夜には名だたるアーティストが出演するテクノのクラブイベントなどが開催され、関西のライブシーンに大きな存在感を放っていた。「META VALLEY」にはロケッツ名物の柱が、「HOLY MOUNTAIN」にはファンが落書きをした柱が残っているので、こちらもぜひチェックしてほしい。

両施設では10月28日(土)~11月3日(金)にわたり、こけら落とし公演『Namba Culture Traminal 2023-Opening Special Week-』として、BRAHMAN、envy、tricot、梅田サイファー、清春などの錚々たる面々が連日出演。2つのライブハウスが難波エリアでまた新たなカルチャーシーンを築いていく姿に期待したい。

取材・文・撮影=黒田奈保子

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