Q.I.S.
12月26日(火)に東京・渋谷WWW Xで行なう初ワンマンライブのチケットが既にソールドアウトしている、北澤ゆうほ(the peggies)によるソロプロジェクト・Q.I.S.(ヨミ:クイス)の、4thシングル「私を取り戻す為のうた」が本日11月1日に配信リリースされた。
4か月連続リリースの最後を締めくくる今作は、自身の恋愛経験を赤裸々に楽曲へと昇華させた渾身のバラード。前半の夢見心地なサウンドから一転、後半から感情を爆発させるが如く激しさを増す展開は圧巻。今まで秘めていた愛をむき出しに、感情を削りながらエモーショナルに歌い上げる。
また、「私を取り戻す為のうた」のミュージックビデオも本日20:00にQ.I.S.オフィシャルYouTubeチャンネルで公開された。は山口祐果を監督に迎え、歌詞に込められた心象を忠実に再現。リップシーンが印象的な見る人の心に残る作品に仕上がっている。
■北澤ゆうほ コメント
私にとって曲を作ることというのは、何かを乗り越える為の行為のように感じます。
いつも、自分の中に抱えた悲しみやもがきを乗り越える為に、何かを強く願いながら曲を作っている気がするんです。
私は今まで自分の恋愛をリアルに表現することから避けて来ました。
一つだけ、私の中でとても美しく記憶に残っている恋があるのでそれは何曲か歌にしてきましたが、それ以外だと基本的には自分の恋愛観をベースに想像で書くことが多かったです。
正直なところ、今まで私の中でラブソングは美しく抽象的であって欲しいという価値観がありました。
だから、そういった理想のラブソングにアウトプットするには、リアルタイムな私の恋愛的感情はあまりにも美しさから離れていると潜在的に感じていたんだと思います。だから避けて来てたんだと。
少し前に大変な失恋をして、私は自分が立ち直ることをずっと切実に願いながら奮闘していました。
今までだったら少し時間をおいて、起きた事を客観的に見られるようになってから歌にしていたけれど、そんな事もできないくらい、毎日があまりにも苦しく、もうどうしようもなくて、自分の中のタブーを破る他なかったんです。
綺麗な表現に昇華させようなんて心持ちは一切捨ててこの曲をつくりました。
出来上がって思うのが、貪欲で混沌とした生々しい感情も、ある意味とても鮮やかで美しいものなんだということです。
これは、私が数年かけて蓄えた愛の全てを脱ぎ捨て、乗り越えた、私を取り戻す為のうたです。