ニール・ヤング、ニューアルバム「ビフォア・アンド・アフター」を12/13に日本発売 自身の名曲やレア曲を中心に全13曲を新たにレコーディング
ロック・シーン孤高のレジェンド、ニール・ヤングの1年振りのニューアルバム「ビフォア・アンド・アフター」が12月13日に日本発売が決定した。日本盤のみSHM-CD仕様で発売されるこのアルバムは2023年6月から7月にかけて行ったソロ・ツアーで演奏した名曲やレア曲を中心に全13曲を新たにレコーディングし、48分間にわたり途切れることなく収録した話題作だ。
コロナ禍のパンデミック中もネット配信やニュー・レコーディング、アーカイヴ・シリーズのリリースまで積極的な活動を続けてきたニール・ヤングが、2023年6月から7月にかけ“Coastal(海岸沿い)”と題したソロ・ツアーを行い、ついにライヴの現場に復帰した。
12月に発売される「ビフォア・アンド・アフター」は、そのツアーでプレイした曲を中心に全13曲48分が最初から最後まで途切れることなく収められ、シャッフルなどの再生を拒んでいる。大きな話題が、ライヴでは殆ど取り上げられなかった「アイム・ジ・オーシャン」や「ホームファイアーズ」に始まり「ア・ドリーム・ザット・キャン・ラスト」「マイ・ハート」などのレア曲や未発表曲「イフ・ユー・ガット・ラヴ」、バッファロー・スプリングフィールド時代の「バーンド」など取り上げられていること。もちろん「オン・ザ・ウェイ・ホーム」や「ミスター・ソウル」「今がその時」などの人気曲も多数含まれ、アコースティック・ギターやピアノでじっくりと歌い込まれ、まるで彼の自宅に招かれたような気分に浸れる。いよいよここから新スタートを迎えるニール・ヤングに注目だ。
オフィシャルサイトより
「私の人生からの楽曲を最近録音して生まれた、始まりも終わりもない音楽のモンタージュだ。」(ニール・ヤング)
新作アルバム「ビフォア・アンド・アフター」でニール・ヤングは、まるで新しいパレットを持った画家のように、知る人ぞ知るマニアックな選曲からなる多彩な楽曲群に取り組んでいる。膨大な数のオリジナル曲の中から、ヤングは自身の音楽の軌跡を旅するかのように、自分のプレイブックからお気に入りの曲を選び、そのほとんどを一人で演奏し、ソロ・アコースティックの新境地へと導いている。それぞれの曲が混ざり合い、ひとつの連続した流れを作り、48分に及ぶ混じり気のない親密なリスニング体験を生み出している。ルー・アドラーとニール・ヤングがプロデュースし、ニール・ヤングとニコ・ボラス(ヴォリューム・ディーラーズとしても知られる)によってミックスされたこのアルバムは、彼がこれまでにリリースしたどのアルバムとも違う。
ニール・ヤングはアルバム「ビフォア・アンド・アフター」について簡潔にこう語っている。
「曲単体ではなく、アルバム全体を通して感情を表現しているので、そのように聴いてもらう意図で創った。シャッフル、デジタルによる編集や分離に抗うそのまま聴くための音楽作品。それがすべてを物語っている」
初期のものではバッファロー・スプリングフィールドの「バーンド」から、最近の「ドント・フォゲット・ラヴ」(2021年作品「バーン」に収録)、そして未発表曲「イフ・ユー・ガット・ラヴ」まで、生まれた変わったそれぞれのヴァージョンが途切れることなく、魅惑的なほど澄んだ音で姿を変えていく。