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ニルヴァーナ、最後の公演でカート・コバーンが使用した「スカイスタングI」ギターが日本人実業家により158万7,500ドル(約2億4,000万円)で落札

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カートコバーン「スカイスタングI」ギター (C)ジュリアンズオークション

ジュリアンズオークションは、11月17日からアメリカ・テネシー州のナッシュビルで3日間にわたり開催した音楽オークション イベント「PLAYED, WORN, & TORN:ROCK ‘N’ ROLL ICONIC GUITARS AND MEMORABILIA」で、ニルヴァーナ最後の公演でカート・コバーンが使用した伝説的な「スカイスタングI」ギターが日本人実業家の電話入札によって158万7,500ドル(約2億4,000万円)で落札されたと発表した。

落札されたスカイスタングI ギターは、1993年から1994年に行われたニルヴァーナ「イン・ユーテロ・ツアー」中、最後のパフォーマンスでも使用され、最も多くのステージでカート・コバーンが演奏したもの。カートの弟チャド・コバーンが以前所有していた。

オークションでのカート・コバーンのその他の注目商品は、ミュージックビデオ「Heart-Shaped Box」やMTV賞イベントの際に着用されたリーバイスのジーンズ。こちらは予想落札価格の40倍となる41万2,750ドル(約6,200万円)で落札され、リーバイスジーンズのオークション世界新記録を生み出した。

またカート・コバーンが所有し着用していたアーガイル・カーディガンは13,000ドル(約190万円)、カート・コバーンの「アメリカン・スピリット」たばこ箱は5,200ドル(約78万円)、カート・コバーンの手描きのスケッチと手書きの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の歌詞ノートは91,000ドル(約1,400万円)でそれぞれ落札された。

20年目を迎えた「PLAYED, WORN, & TORN:ROCK ‘N’ ROLL ICONIC GUITARS AND MEMORABILIA」は、エリック・クラプトンの象徴的な「フール」ギターが127万ドル(約2億円)で落札されたのに続き、今回で2度目の100万ドル越え(約1億5,000万円)のギターのオークションになった。

日本人の落札者は、スカイスタングIを含むその他の有名な楽器を展示したミュージアムスタイルのカフェをオープンし、一般の人々にそれらを公開し、アクセス可能にすることを望んでいるとのこと。そして、「ロックを本当の意味で次世代に伝えていきたい。このギターで音楽を目指す若者たちを応援していきたいと思います」と語った。

なお、「スカイスタングI」ギターのオークション収益の一部は、NFLチーム・インディアナポリス・コルツとそのオーナーであるアーセイ・ファミリーのメンタルヘルス啓発活動「Kicking The Stigma」に寄付される。

ジュリアンズオークション 社長兼最高経営責任者 ダレン・ジュリアン氏コメント

ジュリアンオークションの20年間のビジネスを通じて、ロックの最も歴史的かつ重要な品々を継承することは私たちの誇りであり、特にロック界で最も影響力のあるミュージシャンの一人でありアイコンであるカート・コバーンの遺産の保存を託されたことは大変名誉なことでもあります。イン・ユーテロ・ツアーでのニルヴァーナの最後のパフォーマンスや、その他数え切れないほどの伝説的なニルヴァーナのパフォーマンスで使用された彼の最愛の「スカイスタングI」フェンダー・ギターが売却されたことは、私たちにとって重要なマイルストーンであり、オークションがニルヴァーナの1993年から1994年のイン・ユーテロ・ツアーから数えて、今年でちょうど30年を迎えるということを思うと、特に感動的です。

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