Rihwa、独立後初の東京・札幌ワンマンライブ開催へ ツアータイトル『SING』に込める想いを語る

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『Rihwa Hall Concert Tour 2024 〜SING〜』 Rihwa

『Rihwa Hall Concert Tour 2024 〜SING〜』 Rihwa

2012年に日本でメジャーデビューし、ドラマ主題歌「春風」や「Last Love」等数多くのヒットを生み出してきたシンガーソングライター・Rihwa(リファ)が、2024年1月12日(東京)21日(札幌)に独立後初のワンマンライブ『Rihwa Hall Concert Tour 2024 〜SING〜』を開催する。

決意を新たに、「SING」という力強いタイトルを携えて臨む本ツアーへの意気込みを語ってもらった。

ーー2012年にメジャーデビューしてから11年が経ちますね。改めて、音楽を始めたきっかけを教えてください。

17歳からのカナダ留学中、言葉が通じなくてどうしようと思っていた時に、頑張って覚えた英語で歌った曲に対して皆が「うわぁっ」「すごい」と盛り上がってくれて、その歓声を浴びた時に、音楽で言葉を越えられた感じがしたんです。それまで言葉が通じずコミュニケーションが取れなくて、人と近づけなくて困っていたのに、歌った瞬間にそれを全部飛び越えてバシッと繋がる感覚が、みんなと友達のようになれたこの感覚がもうたまらない!となって音楽を始めることを決めました。今もそのボーダレスな音楽の力を信じて音楽をやっていて、音楽を通して世界中に友達を作りたいというのが私の夢です。

ーーRihwaさんの歌声を聞いていると、本当に歌が好きだということが溢れ出ていますよね。

私はとにかく歌うのが好きで、人前に立つことも好きですし、自分が何かをすることで目の前の人が笑顔になってくれる、その表情をみるのは幸せです。
ひとりだけじゃない、みんなといるからこそ生まれるエネルギーみたいなものを目撃するのが、本当に最高に幸せな瞬間で、音楽をやっていてよかったなとライブの度に思います。
もっとできたのに、とか悔しさを感じる日ももちろんありますが、それ以上に幸せも沢山感じられるライブが大好きです。

Rihwa

Rihwa

ーー今回のツアータイトルは『SING』。どのような想いが込められていますか。

今回のライブは私にとってすごく大きな決意表明のようなものでもあるので、タイトルを考えるのにめちゃめちゃ悩みました。
今年の8月に独立してどういう形で活動していこうと色々考えた時に、やっぱり私の夢は夢だ、夢は夢のまま、あの時に思い描いたことをそのままに持っていたいって思って。いろんな出会いがあってホールでワンマンライブをさせていただける運びになったのですが、その時に何か壮大なタイトルをつけたいってすごく思いました。私が歌うって覚悟した、いま、そういう時でもあるから。歌って生きていくって覚悟した年だったんです。
それがこの公演で、来てくれるファンのみなさんや、ずっと応援してくれている関係者の皆さまに伝えたいメッセージだなと思ったので、『SING』にしました。
歌をやっていて当たり前なのですが、シンガーからしてSINGって、めちゃくちゃ怖いタイトルでもあります。何回もつけられない、実は覚悟のいる言葉です。
相当な覚悟と気合い、そして重みのあるタイトルにするのは今このタイミングだと思いましたね。

【Rihwa】「Hey Ho Hey」Official Music Video

ーー今回はRihwaさんが絶大な信頼を置く素晴らしいバンドメンバーに加えて、ストリングスカルテットとも初共演とのことですが、いかがですか。

みんなで音楽を作っていく経験が物凄く楽しみです。ソロのシンガーソングライターとして活動しているとそれなりの孤独を感じることもあるのですが、やっぱりライブはバンドメンバーが後ろから、しっかり支えてくれているので、孤独じゃないんですよね。今回のバンドメンバーは、「後ろはしっかりやっておくから、リファ行って来い! 行け! リファGO!」と言ってくれそうな心強いお兄ちゃんたちに声を掛けました。皆さん「もちろんやるよ」と言ってくれて、とても嬉しいです。さらに今回はストリングスの皆さまも加わることがとっても楽しみです。レコーディングでは沢山ご一緒したことがあるのですが、生のライブでのカルテットとの共演は初めてです。みんなでいっぱい目を合わせてアイコンタクトしながら歌いたいと思っています。お客様ももちろんですが、今回初めて出会うストリングスのみなさんにも、私の舞台を楽しんでもらいたいなと思います。
本当に楽しみで、今回のホールツアーが2公演だけというのが、もう今から絶対に足りないだろうなと思っています。

Rihwa

Rihwa

ーー先日の沖縄での撮影では、ストリングスで参加する高松さん、堀内さんと初めて一緒に演奏をされましたね。

至近距離でヴァイオリンを弾いてもらって、めっちゃ感動しました。
やっぱり音楽って高揚するなと思いました。全身の細胞が喜ぶというか、自分が好きだなって思う音楽に出会った時って、凄いエネルギーが生まれてくる感じ、自分の奥底からこみ上げる喜びのようなものを、あの瞬間にめちゃめちゃ感じました。

ーーヴァイオリンがとても好きとのことですが、その印象を教えてください。

勝手に涙が出てくるほど、私の感性の奥深くに直接届く音ですし、歌声のような人のぬくもりを弦楽器には感じていて、大好きです。人が持っている波動などと、きっと何か関係があるのだろうなって。カルテットの方にレコーディングに参加していただく時に、自分の曲を演奏してもらって、いつも物凄く泣きそうになる瞬間があります。私にはすごく響くので、これからもカルテットとは沢山コラボレーションしていきたいと思っています。

左:浜離宮朝日ホール© TAISUKE OGAWA(東京)、右:道新ホール(札幌)

左:浜離宮朝日ホール© TAISUKE OGAWA(東京)、右:道新ホール(札幌)

ーー今回はライブハウスを飛び出し、クラシックのコンサートホールでの公演になります。どのような音楽を届けたいですか。

普段、クラシックのコンサートホールでライブをすることは殆どありませんね。私の地元・札幌の道新ホールでは一度ライブをさせていただいたことがあるのですが、同じ道新ホールでカルテットと演奏するのは初めてです。
今回ホールを選んだ理由は、自分のこの「今の歌声」を届けたいと思ったことです。
デビューして11年活動を続けてきて、いろいろな歌い方や引き出しを探ってきました。自分でいうのもなんですが、まだまだ伸びしろがあるなと思っていますし、自分の歌がどんどん上手くなってると思ってて。その歌声を音響が良い環境で聞いてもらいたいと思ったのが一番の理由です。それを実現するにはやっぱりホールだと思います。
コンサートホールは、マイクを通して響く音だけではなく、またスピーカーから出る音だけでもなく、前からも後ろからも全方向から生で響いて包み込んでくる音が素晴らしいですよね。だからこそ、今回の音作りは更にこだわりたいです。

この機会にいろんな年代の方に来ていただいて、それを体感していただきたいです。私たちで皆さんを包み込んであげたいですね。
コンサートホールの柔らかくてふかふかの椅子で、立ったり座ったり自由に楽しんでいただきたいです。

ーー最後に皆さまに一言お願いいたします。

音楽がそこにあってなんとなく楽しくなるとか、なんとなく気持ちよくなるとか、嬉しくなっちゃう、みたいな音作りを結構目指しています。今から本当に楽しみです。
『SING』というタイトルに恥じないように、私の歌を皆さんに届けたいと思います。
色んな方が楽しみやすいライブだと思いますので、一曲でも私の曲を知っていたら、是非このライブに遊びに来てください。
会場でお待ちしています。

 

Rihwa リファ プロフィール

Rihwa

Rihwa

北海道出身のシンガーソングライター。
高校でカナダへ留学後、2012年に日本でメジャーデビュー。ドラマ主題歌「春風」や「Last Love」等数多くのヒットを生み出す。
2022年にデビュー10周年を迎え、映画『プラダを着た悪魔』の主題歌を手掛けたKTタンストールと共にプロデュースしたアルバム『The Legacy EP』をリリース。
現在はカントリー・ミュージックをリスペクトした音楽で、太陽のように明るく、パワフルな歌声を世界へ届けている。

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