左から、ザック・スナイダー監督、北村匠海
Netflixで配信中の『幽☆遊☆白書』の北村匠海と、同じくNetflixで配信中の『REBEL MOON — パート1: 炎の子』のザック・スナイダー監督による対談動画が、12月26日(火)にYouTubeで公開された。
『幽☆遊☆白書』は、1990年から4年間、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された冨樫義博氏による漫画。ケンカに明け暮れる毎日を過ごしていた高校生・浦飯幽助が、ある日、幼い子どもを庇って事故死。霊体となって霊界案内人を名乗る女性・ぼたんと出会って生き返るための試練に挑み、霊界探偵として人間界・魔界・霊界を舞台に壮大な物語を展開する作品だ。Netflixでの実写シリーズ化では、主人公・浦飯幽助を北村匠海、蔵馬を志尊淳、飛影を本郷奏多、桑原和真を上杉柊平がそれぞれ演じる。雪村螢子役で白石聖、ぼたん役で古川琴音、雪菜役で見上愛、鴉役で清水尋也、コエンマ役で町田啓太、幻海役で梶芽衣子、戸愚呂兄役で滝藤賢一、左京役で稲垣吾郎、戸愚呂弟役で綾野剛が出演することが明らかになっている。プロデューサーを務めるのは、『劇場版MOZU』などの森井輝氏。Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』のROBOTが制作プロダクションとして参加し、映画『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督がメガホンをとっている。
Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』 (C)Yoshihiro Togashi 1990年-1994年 原作/冨樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊)
『REBEL MOON — パート1: 炎の子』は、『300〈スリーハンドレッド〉』『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』などのザック・スナイダー監督がメガホンをとり、脚本・製作・原案も務める2部構成の映画。巨大帝国“マザーワールド”が支配する銀河を舞台としたSF作品で、惑星の片隅の平和な村で暮らしていた戦士コラが、帝国に蹂躙された村人の敵討ちのために立ち上がり、惑星を巡りながら共に戦う戦士(レベルズ)を探す旅を描いている。キャストには、ソフィア・ブテラ、ジャイモン・フンスー、エド・スクライン、ミヒウ・ハウスマン、ペ・ドゥナらが名を連ねている。
『REBEL MOON — パート1: 炎の子』 Netflix映画『REBEL MOON — パート1: 炎の子』独占配信中
公開された動画では、12月某日に東京・増上寺で行われた北村匠海とザック・スナイダー監督の対談の模様が、初対面を交わす瞬間から収められている。対談に先駆け、両名は互いの作品を鑑賞。スナイダーと出会う直前、北村は「REBEL MOON、細部まで凄かったです。惑星や宇宙の描き方が本当に美しかったし、ザック・スナイダー監督の作品は日本に本当に届いているからこそ、今日は色々なことを聞いてみたいと思っています」と少し緊張した面持ちで意気込みを語っていた。
対談がスタートすると、スナイダー監督は「"消極的なヒーロー”を演じることはすごく難しいことだと思うが、あなた(北村)の演技は素晴らしかった!ハートがある」と称賛。真っすぐな眼差しで耳を傾けていた北村は「すごく嬉しいです…!(幽助は)所謂ダークヒーローと呼ばれるもので、自らなろうとしている訳ではない。REBEL MOONを観ていても、正義感というものがヒーロー側にも敵側にもそれぞれに存在するから戦いは成立すると思うし、そこは今回幽助を通してすごく考えて演じていました」と明かした。これに、スナイダー監督は「それはすごく伝わってきました。幽☆遊☆白書は素晴らしいアクションだけではなく、それを後押しするドラマがある」とコメント。
「REBEL MOONの宇宙の描き方だったり、1シーン毎の美しさがずっと根底にある中で、主人公・コラ(ソフィア・ブテラ)のアクションの心の乗り方、パワーの流れ方だったりは、幽☆遊☆白書と通ずるものがあるなとものすごく感じました」と北村が話すと、対するスナイダーも「俳優の中には戦うことになると演技を忘れてしまう人がいるが、稀な才能だが、あなた(北村)はそれを持っている。ソフィアもそれがあるんだ」と語った。
そのほか、スナイダー監督が『REBEL MOON』構想20年の歴史に対する想いや、今後の展望に言及。北村とスナイダー監督が互いの作品のヒットを祈願するシーンも盛り込まれている。
Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』、Netflix映画『REBEL MOON — パート1: 炎の子』はそれぞれNetflixにて独占配信中。『REBEL MOON — パート2: 傷跡を刻む者』は2024年4月19日(金)世界独占配信。