辛島美登里、デビュー35周年記念アルバム発売決定 槇原敬之の提供曲や盟友である永井真理子のボーカル参加も
シンガーソングライターの辛島美登里が、10年ぶり通算16枚目となるオリジナル・アルバム「Coral」を3月6日にリリースする。
1989年、シングル「時間旅行」でデビューした辛島は、2024年に35周年にあたるアニバーサリー・イヤーを迎える。これまでにも「サイレント・イヴ」や「愛すること」など数多くのヒット曲を世に送り出してきたが、今回のアルバムは自身の作詞・作曲作品に加えて槇原敬之の提供曲「Favorite Phrase」や、デビュー時以来の盟友である永井真理子とのデュエット曲も2曲収録されるなど、内容も話題も充実した作品となっている。
槇原敬之の提供曲「Favorite Phrase」は今回のアルバム制作にあたり、以前から辛島が大好きだった槇原敬之に自ら楽曲制作を依頼した。永井真理子とのデュエット曲は「Keep On “Keeping On”」と「シロツメクサ」の2曲が収録される。「Keep On “Keeping On”」は1989年に辛島が永井真理子に提供した楽曲で、アルバム「Miracle Girl」に収録され、今回初めて2人のデュエット曲としてセルフ・カバーされている。また「シロツメクサ」は今回のアルバム用に書き下ろした新曲で、同じく永井真理子とのデュエットで収録された。さらに今作にはボーナス・トラックとして、デビューシングル「時間旅行」(1989年6月25日発売)のカップリング曲「最後の手紙」を初めてピアノ弾き語りのスタジオ・ライブ・ヴァージョンでセルフ・カバーしている。
今作のサウンド・プロデューサーは長らくの盟友でもあり、多くの作品のヒット・メーカーとして知られる十川ともじ。アートワークとカメラマンはデビュー時期の殆どの辛島の作品を手掛けていた田島照久で、1995年のアルバム「IN YOUR EYES」以来のコラボレーションとなる。レコーディングとミキシング・エンジニアは、2023年第65回グラミー賞の最優秀グローバル・ミュージック・アルバムを受賞したMasa Takumi「Sakura」のエンジニアとして一躍時の人となった小寺秀樹を起用。
ちなみにアルバムタイトル「Coral」とは美しく長く愛される貴重な宝石であり、発売月にあたる3月の誕生石であり、そして35周年~さんご~珊瑚というメッセージも込められている。
槇原敬之提供曲「Favorite Phrase」はアルバム発売に先行して2月7日から配信が行われ、3月30日からはゲストに永井真理子を迎えた全国ツアー「辛島美登里35thConcertTour2024 〜Coral 35〜」も開催される。
辛島美登里 コメント
アルバム制作にあたり、以前から大好きだった槇原敬之さんに楽曲依頼をしたところ、「『自分を応援してくれた祖母の口癖をお守りにしている』と語った人に向けて作った歌をずっと温めていて、辛島さんにぴったりかなと思って」と原曲を送ってくださいました。私のアイデアもプラスし、無条件で愛を注ぎ応援してくれる人、歌に関わる人が幸せになってくれたら、という想いで出来上がった「Favorite Phrase」。ぜひたくさんの皆様に聴いていただきたいです。
デビューのきっかけになった永井真理子さんとの初デュエットや、コロナ禍を経て、35周年を迎えられた私からあなたへの感謝を「Coral」全曲に詰め込みました。
永井真理子 コメント
辛島美登里さんのニューアルバム「Coral」にデュエットで2曲参加させて頂きました。1989年に辛島さんから楽曲提供していただいたバラード「Keep On“Keeping On”」はPOPにリアレンジされており、明るい未来が広がってゆくようなワクワク感満載で歌わせて頂きました。新曲「シロツメクサ」は二人の出会いから再会までのストーリーを辛島さんが歌詞にしてくださったとのことで、デビュー35周年をお祝いさせていただくはずが逆に私がプレゼントを頂いたような特別な1曲となりました。
胸キュンものの楽曲達を沢山の皆様に聴いていただけたら幸せです。