海外で実力を磨いたオペラ界注目の新進気鋭歌手が集結 『明日を担う音楽家による特別演奏会』全演奏曲目が決定

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2024年1月29日(月)東京オペラシティ コンサートホールにて開催される『明日を担う音楽家による特別演奏会』の全演奏曲目が決定した。

本公演は、新進芸術家海外研修制度(声楽)を活用した海外研修の帰国後にその成果を発表するスペシャル・コンサート。これまでに嘉目真木子、佐藤康子、小泉詠子、鳥木弥生、城宏憲、笛田博昭、又吉秀樹、小堀勇介、山本耕平、大塚博章など多くの歌手がこのステージに立ち、活躍の一歩を踏み出している。若手世代のトップレベルのアーティストが集い、その実力を競う本公演には、今回も、注目のアーティスト6名が並ぶ。

まずは、新国立劇場オペラ研修所在籍時からスカラ座アカデミーやバイエルン州立歌劇場付属研修所でも研修を行い、『フィガロの結婚』スザンナ役をはじめ、すでに多くの大役を務めている二期会会員の平野柚香(ソプラノ/研修地:スイス・ルガーノ)。そして、2019年ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場にて『シピオーネの夢』リチェンツァ役にて欧州デビューを果たした保科瑠衣(ソプラノ/研修地:イタリア・パルマ)。保科はその後、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、フィレンツェ歌劇場管弦楽団等と共演するなど国際的に目覚ましい活躍を見せている。上島緑(メゾソプラノ/研修地:イタリア・クレモナ)は、グアルディアグレーレ音楽祭でのパーセル『ディドとエネアス』ディド役でデビュー。ユトレヒト古楽音楽祭にソリストとして出演するなど活躍し、現在もクレモナ モンテヴェルディ音楽院に在籍し、イタリアを拠点にした活動を続けている。

第89回日本音楽コンクール 声楽部門(歌曲)第3位の実績を持つ井上大聞(バリトン/研修地:イタリア・ボローニャ)は、新国立劇場オペラ公演『イオランタ』ロベルト役でデビューを果たしている。現在はイタリア在住で、先日「ベッペ・デ・トマージ国際声楽コンクール」で第1位およびバロック声楽賞受賞した。2019年にドイツに拠点を移し、ベルリンにて『フィガロの結婚』フィガロ役を務めるなどの活躍を見せている内山建人(バリトン/研修地:ドイツ・ベルリン)は、ベルリン・コンツェルトハウスやベルリン・ドイツ・オペラでのデビューを果たし、成功を収めている。野町知弘(バリトン/研修地:イタリア・ミラノ)は、イタリアのリヴォルノで行われるマスカーニフェスティバルにてオペラ『シルヴァーノ』レンツォ役でデビュー。コンサートでは本場で培った歌声でイタリア・オペラの傑作『ランメルモールのルチア』からのアリアを届ける。

演奏予定曲目は、ヴェルディ『椿姫』より「ああ、そは彼の人か…花から花へ」、モーツァルト『ポントの王ミトリダーテ』より「脅かす運命に」、ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より「なんとリラの香ることか」、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より「残酷で不吉な苛立ちが」など幅広く多彩な曲がラインナップ。またアリアだけでなく、モーツァルトの重唱曲の演奏が新たに決定した。

指揮は、今日本で最も期待される若手指揮者の一人角田鋼亮、司会はクラシック音楽に精通するフリーアナウンサーの永井美奈子が務める。管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団。

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