YOSHIKI
1月16日(火)、YOSHIKIがチャリティーオークションに出品していたクリスタルピアノが、4000万円で落札された。この収益は、能登半島地震の被災地支援のために、自身が運営する米国非営利公益法人501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて日本赤十字社に全額寄付される。先日すでに日本赤十字社に寄付していた1,000万円とあわせて、今回の震災におけるYOSHIKIの寄付金額は現時点で合計5000万円となっている。
YOSHIKIは、現地時間9日(火)に米ハリウッドのTCLチャイニーズ・シアターで開催された手形・足形完成をお披露目するセレモニーにて、今回のチャリティーオークションの実施を急遽発表。オークションは、1月12日(金)から1月16日(火)の5日間にわたって実施された。
今回落札された「KAWAI CR-40N」は、10年以上にわたってYOSHIKIが愛用してきた、思い入れのあるピアノの一つ。震災の被害の大きさを受け、追加での支援が必要なことを世界に知らせるためにも出品に至ったという。
15日(月)には、YOSHIKIの公式SNSにて、セレモニー当日の動画が公開。動画では、YOSHIKIがクリスタルピアノを実際に演奏している姿や、このチャリティーオークションに対する思いを語っている様子を見ることができる。
また、オークション終了時には、
「チャリティーオークション無事終了。思い入れのあるクリスタルピアノ、家族みたいで別れをつげるのは少し寂しいけど。。でもこれで救われる人もいると思うと。。。ね。大切にしてね!
今回に限らず引き続きチャリティー活動行って行きます。一緒に頑張ろうね。…まだまだ支援が必要なんだと思う、これからも一緒に努力を続けよう」
と、自身のSNSに投稿し多くの共感を呼び、さらなる支援の輪が広がっている。
これまでにもYOSHIKIは、地震などの災害による被災地支援を幾度にもわたって行っており、1995年の阪神・淡路大震災では被災地の小中学校にピアノを寄贈、2009年の中国・四川大震災の際は楽器と音楽室を寄贈し、震災孤児となった子供たちをX JAPANのコンサートに招待した。2011年の東日本大震災においては継続的な支援を実施しており、合計5,700万円以上の寄付を実施。さらに、2016年の熊本地震の際に1,000万、2017年の米テキサス州でのハリケーン「ハービー」での洪水被害の際に1127万円 2018年の北海道胆振東部地震の際に1,000万、2019年の房総半島台風の際に1,000万円、2019年の東日本台風の際に1,000万円の寄付を行っている。
直近では、2022年から2023年にかけウクライナおよび周辺諸国で増大している避難民のために、国際移住機関(IOM)へ3度にわたり合計3,000万円の支援を実施。コロナ禍となった2021年には、メンタルヘルス問題を抱える音楽クリエイターや業界関係者を支援するため、音楽チャリティ団体「MusiCares®」へ日本円にして1,000万円以上の寄付を行うなど、これ以外にも海外での様々なチャリティ活動も継続的に行なっている。
国内外において長期的な社会貢献活動を行ってきたことが高く評価され、Forbes Asiaが選ぶ2019年の「最も優れた慈善家30人」に選出。2021年には「国立国際医療研究センター」に1,000万円を寄付するなどの支援を行なったこともあり、「紺綬褒章」を受章している。