坂本龍一「async – immersion 2023」が本日配信、空間オーディオにも対応
2月2日からApple Music / iTunesにて坂本龍一「async – immersion 2023」が配信された。坂本龍一の2017年のアルバム「async」をベースに、高谷史郎による映像と、ZAKによる立体音響で表現した、インスタレーション作品「async – immersion 2023」が「AMBIENT KYOTO 2023」で展示され好評を博した。今回配信するの作品は、「async」をサウンド・ディレクターのZAKが「AMBIENT KYOTO 2023」での現地の音をマイクで再録音しそれを織り交ぜながらミックスし直し、Dolby Atmosで「AMBIENT KYOTO 2023」での「async – immersion 2023」を臨場感たっぷりに追体験できるようにした作品。
アルバム「async」は、日常の物、彫刻、自然からインスピレーションを得つつ、制作過程では坂本龍一が敬愛するアンドレイ・タルコフスキーの架空の映画音楽を書くというコンセプトも浮かんだといわれる作品。アルバム名「async」は“asynchronization”=非同期の略。「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくない」と坂本龍一自らリリース前から称した。
なお、今作はステレオ通常音源のほか、Dolby Atmosの空間オーディオにも対応している。