アンジェラ・アキ、新曲「この世界のあちこちに」本日配信 12年振りアルバム発売も決定

アーティスト

アンジェラ・アキ

2023年11月、10年ぶりの日本での再始動を発表し、各メディアで大きく取り上げられ話題となったアンジェラ・アキ。その再始動第1弾シングル「この世界のあちこちに」が2月7日配信された。さらに4月24日には約12年ぶりとなるアルバム「アンジェラ・アキ sings『この世界の片隅に』」が発売されることが決定した。

アンジェラ・アキは2005年メジャー・デビュー後、2008年には現在も国民的合唱・卒業ソングとして日本全国で歌い継がれ続けている楽曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」(NHKみんなのうた(2008年8-9月のうた)~第75回(平成20年度)NHK全国学校音楽コンクール”中学校の部”課題曲)をリリース。その後、以前からの目標であったミュージカル音楽を制作すべく、2014年渡米。そして今回、東宝オリジナル・ミュージカル「この世界の片隅に」への音楽制作参加と同時に日本での活動を再開した。

新曲「この世界のあちこちに」は2024年5月から日本全国で上演される東宝オリジナル・ミュージカル「この世界の片隅に」の為に書き下ろした楽曲。本配信シングルはミュージカル本公演用に制作した楽曲をリアレンジし、自身で歌唱したもの。今回の楽曲について、アンジェラ・アキ自身は、「こうの史代さんの原作を何度も読み、ミュージカルの制作チームとも相談しながら、この世界のどこかに、きっとあなたの居場所はある、というメッセージを歌詞と曲に込めました。ミュージカル「この世界の片隅に」における物語のひとつであり、同時に1篇の音楽として普遍性を持ったものを作りたかった。リスナーのみなさんに届くことを願っています」とコメントしている。

昨年11月にオフィシャルYouTubeチャンネルで公開された「この世界のあちこちに」のミュージックビデオティザーはアンジェラの久々のパフォーマンス映像として、Teaserにも関わらず多くのリスナーの間で話題となった。

本ミュージックビデオでは敢えて余計な装飾や演出を排し、ピアノしかない空間で切々と本楽曲を歌うアンジェラ・アキを撮影。アンジェラの歌声とピアノ・パフォーマンス、そして曲と歌詞をダイレクトに堪能できる内容となっている。

そして今回、シングル・リリースと同時に4月24日にニュー・アルバム「アンジェラ・アキ sings「この世界の片隅に」」(CD、配信)の発売が決定した。オリジナル・アルバムとしては約12年ぶり(前作は2012年7月18日リリース「BLUE」。)となる本アルバムは全10曲収録。先行配信されたシングル「この世界のあちこちに」同様、ミュージカル本公演の為に書き下ろした30曲以上の楽曲の中から厳選された曲をアンジェラ・アキが新たにアレンジし、歌唱した渾身のアルバム。近年アメリカのブロードウェイではミュージカル音楽作家としてシンガー・ソングライター達の参入も増え、新作のミュージカルの公開と同時に作者自身が実演したアルバムをリリースするという新しいトレンドが生まれてきている。今回アンジェラは初めてこの「自身のミュージカル音楽作品をオリジナル・アルバムとしてリリース」することにチャレンジ。ミュージカル本公演の世界観を表現しながらも、アンジェラのオリジナル・アルバムとして多くのリスナーに届く普遍性を持った作品に昇華させた意欲作となっている。本公演主演キャストの一人でもある海宝直人もシンガーとしてフィーチャリングしている。

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