(C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
2024.2.11(Sun) 『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 5th LoveLive! ~Twinkle Triangle~』Day2@武蔵野の森総合スポーツプラザ
2020年12月の1期生・5人のスタートから3年を経て、ついに3期生を加えて11人となったLiella!。昨年夏のライブツアーなどを経て、11人でのライブも馴染んできた彼女達が2024年のスタートを飾る5度目のナンバリングライブ・東京公演が、2月10~11日に武蔵野の森総合スポーツプラザで開催された。ファンにはおなじみのステージとなったこの場所でLiella!はどんな2024年のスタートダッシュを見せたのか? 千秋楽・Day.2での熱い盛り上がりをレポートしよう。
■11人になったからこそ振り返りたいLiella!の「これまで」と「これから」
昨年1月・9月にもライブが行われ、Liella!ファンにはおなじみの会場となった武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナは、冬の寒さを吹き飛ばすような満場のLiella!ファンの熱気が充満。推しのイメージカラーのライトを輝かせながら、開演間近に「私のSymphony」や「UNIVERSE!!」といった人気ナンバーが流れると、クラップやコールを合わせて盛り上がり、ウォーミングアップもばっちりな状態でいよいよライブが開幕。
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スクリーンに11人を表すような流れ星が駆け、メンバー紹介のビジュアルが映る度に、客席はそれぞれのイメージカラーの輝きと歓声に包まれる。そしてステージを彩るのは、1期生・2期生・3期生という3つの星が繋がって生まれた煌めくトライアングル…その大三角の輝きと共にステージには11人のLiella!が登場! オープニングナンバーは、TVアニメ1期第12話を飾った「Starlight Prologue」。アニメの5人でのライブシーンとのシンクロパフォーマンスをしながらも、11人で唄い踊る今のLiella!だからできる最新バージョンだ。
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「東京公演Day.2最後までいくよー!」という掛け声と共にノンストップで「MIRACLE NEW STORY」がスタート。歌詞がタイポグラフィ演出でスクリーンに映し出され、「大きな声で僕と歌おう」「みんなの声が僕と重なる」というフレーズに合わせるようにコールが巻き起こる。声出し声援が解禁された嬉しさをLiella!とファンで分かち合うようなステージに、ライブは初っ端からヒートアップして始まった。
最初のMCタイムではメンバーの個性を交えたコール&レスポンスでは、鬼塚冬毬役・坂倉花の「エビデンス」という言葉に他のキャストやファンが身体をクネクネさせる「エビダンス」で応えたり、今回のライブ衣装紹介では大熊和奏(若菜四季役)と結那(ウィーン・マルガレーテ役)が衣装で遊び、笑いを誘う一幕も。そして葉月恋役・青山なぎさのおしとやかな掛け声と共に、再びライブがスタート。
今回のライブのテーマは、11人に増えた今だからこそ見せられる過去・現在・未来へと繋がるLiella!の思い。それを示すような最初のナンバーが、TVアニメではかのん(伊達さゆり)と可可(Liyuu)の2人で唄ったLiella!へと繋がる始まりの曲「Tiny Stars」。そしてTVアニメ2期第1話で初めての後輩・桜小路きな子(鈴原希実)を迎えるために唄った「Welcome to 僕らのセカイ」だ。あえてかのんと可可、そして1期生の5人のみで唄うことでLiella!の原点を新しいファンへも見せようという選曲だ。
そんな先輩達に応える様に「もっと盛り上がれ」という掛け声と共にトロッコに乗り込んで桜小路きな子/米女メイ(薮島朱音)/若菜四季/鬼塚夏美(絵森 彩)ら2期生4人が登場。悩みを振り切って新たな世界に踏み出す気持ちを唄った1期生のナンバー「バイバイしちゃえば!?」と2期生のみのオリジナルナンバー「Blooming Dance!Dance!」を見事なダンスと共に披露。先輩達への思いをパフォーマンスに込めて、そして今度は自分達の後輩である3期生の2人、ウィーン・マルガレーテと鬼塚冬毬に手を差し伸べて、新たなステージへと導いてみせる。
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「みなさんの想いを届けます」とステージを引き継いだ3期生が唄うのは、1期生の初期ナンバー「1.2.3!」。新たな夢へと思い切って飛び込む思いを唄ったこの曲で、自分達もLiella!という夢に飛び込みたいという気持ちを熱唱。ファンと共に「1.2.3!」のかけ声を重ねて盛り上がり、ステージへ戻ってのクライマックスでは、2人の気持ちに応えるように客席が2人のイメージカラーの輝きでキレイに二等分に。彼女達をLiella!に導く光の道を作るというファンからの粋なプレゼントとなった。
そんな後輩達に応える様に、再びステージには1期生が登場。後輩達へのプレゼントとばかりに、かのん(伊達さゆり)/千砂都(岬 なこ)/すみれ(ペイトン尚未)のトリオ曲「Stella!」と可可&恋のデュオ曲「クレッシェンドゆ・ら」というレアなナンバーを披露して、今日のライブに至るまでのLiella!の歩みをメンバーとファン全員で楽しむステージが繰り広げられた。
そしてライブも中盤戦に入り、ここからは11人のLiella!が歩む未来へと繋がっていく、昨年結成された3つのユニット達の登場だ。
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Liyuu(唐 可可役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
青山なぎさ(葉月 恋役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
結那(ウィーン・マルガレーテ役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
トップバッターを務めるのは、前のステージから残った可可&恋にマルガレーテが加わったクール系ユニット・KALEIDOSCORE。寒色のドレス衣装をまとい、切ないラブソング「ベロア」をトロッコでアリーナ内を巡りながらしっとりと唄い紡いでいく。
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岬 なこ(嵐 千砂都役)、 (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
鈴原希実(桜小路きな子役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
大熊和奏(若菜四季役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
絵森 彩(鬼塚夏美役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
坂倉 花(鬼塚冬毬役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
続いてはユニットの中で唯一の先輩である千砂都にきな子/四季/夏美/冬毬の後輩4人が加わったダンス系ユニット・5yncri5e!。タータンチェックの衣装に身を包み、閉塞感を踊って打ち破ろうというナンバー「Dancing Raspberry」を見事なダンスパフォーマンスと共にポップに唄い上げた。
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伊達さゆり(澁谷かのん役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
ペイトン尚未(平安名すみれ役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
薮島朱音(米女メイ役) (C) 2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
最後を締めるのはかのん/すみれ/メイのボーカルトリオユニット「CatChu!」。黒のドレスに赤のベルトをあしらった大人びた衣装で、明日に向かって走り出す気持ちを唄った「オルタネイト」をハードなロックに乗せて熱唱。ユニットそれぞれが見せたいつものLiella!とは違う魅力に場内も興奮に包まれた。
ラブライブ!シリーズのライブではおなじみの幕間ドラマがここで入り、ユニットステージの盛り上がりを舞台袖から眺めるメンバーや、今回のライブのセットリストや新曲作りに奮闘した様子などが描かれていく。そしてさらなるコンサートライトの輝きや声援をファンにリクエストして、場内がそれに応えて盛り上がる中でいよいよライブは後半戦に。
「シェキラ☆☆☆」のCDジャケットの衣装に身を包んだ11人がステージに登場し、エレクトリックなメロディに乗せてスタートしたのは、「シェキラ☆☆☆」のカップリング曲「FANTASTiC」。11人それぞれの個性と思いが込められたナンバーを、全員でトロッコに乗り込みながらファンの間近で熱唱。ラストはアリーナ中央に勢ぞろいしてファンのみんなと共に盛り上がる。
「みなさんがいるおかげで私達は頑張れます!」
そんなメッセージと共に始まったのは、Liella!の代表曲のひとつである「Day1」。夢に向かってみんなで走ろうというアクティブな思いを11人バージョンで高らかに唄い上げながらアリーナを巡る。そしてステージに戻ってからも銘々のパフォーマンスで唄いながら、ラストは全員でビシッと決めてみせた。
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そんな11人の中から、ペイトンをアップで捉えた映像がスクリーンに映し出される。そして彼女のキメ顔からの「ギャラクシー!」の叫びから、TVアニメ1期第10話のライブシーンと共に「ノンフィクション!!」がスタート。シンクロパフォーマンスを交えてながらの11人バージョンとしてのステージや、ペイトンのいたずらっぽい顔にすみれのメンバーカラーのメロングリーンに輝いた場内も沸き上がりった。
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ファンの盛り上がりに喜びの声で応えながら始まった二度目のMCでは、1期生・2期生・3期生の繋がりを織り込んだパフォーマンスを振り返ったり、2期生だけで自分達のステージ直前に円陣を組んで臨んだなどの裏話が明かされる。そして1期生のナンバーを後輩組が唄えたことの喜びなども語りながら、ライブもクライマックスに。
■Liella!が見せる新しい景色をみんなで楽しもう!
リスタートの始まりを飾るのは、新しい一日の始まりから未来を唄う「Jump Into the New World」。朝焼けに染まる空にタイポグラフィ演出の歌詞が重なる映像と共に、全員での激しいダンスパフォーマンスも交えて希望のリリックを唄い紡ぐ。
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続いて優雅なワルツのリズムと共に見せるパフォーマンスから、TVアニメ2期第10話の挿入歌「Sing!Shine!Smile!」がスタート。たくさんの人に歌を届けようというLiella!の思いがこもったナンバーを、3期生も含めた11人で熱唱。それぞれが思いを受け渡していくパフォーマンスも交え、最後はアニメとシンクロするように場内みんなでのクラップで締めくくった。
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さらに思いの繋がりは遡り、初めてLiella!全員が揃って唄ったメモリアルナンバー「Wish Song」を11人バージョンで披露。YouTubeで5thライブのプロローグとして公開していたスペシャルムービーでも後輩組が唄いたいと願ったLiella!始まりの曲を、11人での新たな始まりに唄うというエモーショナルなシチュエーションに、場内のテンションも最高潮に達した。
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そしてラストを締めくくるのは、5thライブのテーマソング「シェキラ☆☆☆」。リズミカルなクラップと「もっとLiella!の世界に飛び込んでおいで!」というメッセージと共に始まったステージは、ミラーボールの煌めきや派手なライティングが場内を飛び交い、その中でLiella!がオールディーズなメロディに乗せてダンスを披露し、さながら場内全体がダンスホールになったような盛り上がりに。そして投げキッス三連発のパフォーマンスや場内に吹き上がる紙吹雪に声援が沸き上がる中で、ライブは華やかに締めくくられた。
だが、まだまだ終わりたくないファンからはアンコール代わりのLiella!コールが巻き起こる。そして楽屋でライブを振り返るメンバーを描いた幕間ドラマスタート。拍手やアンコールをリクエストするメンバーに応える様に場内には声援が沸き、それに導かれるようにアンコールステージの幕が上がった。
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ライブTシャツに着替えたメンバーによるアンコールは、TVアニメ2期OP主題歌「WE WILL!!」からスタート。9人でのシンクロパフォーマンスから11人でトロッコに乗り込んでアリーナを巡り、続いてハイテンションでアガるナンバー「キラーキューン☆」ではトロッコ上からファンへのアピールを交えての歌唱に、ファンも「キュンキューン!」コールで盛り上がる。そしてファンのみんなと思いを重ねて走っていこうという絆を唄った「UNIVERSE!!」で場内のテンションは今日一番の最高潮に達し、ラストに11個の星が夜空にLiella!の星座を描きだすと、場内は大きな声援と拍手に包まれた。
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最後のMCでは、キャストそれぞれが今回のライブやメンバー11人のLiella!に向き合った気持ちとこれから先に待っている希望を語り、最後はTVアニメ1期ED主題歌「未来は風のように」をそれぞれのメンバーカラーのスカーフを振りながら唄い、今年のLiella!の活躍に期待感が高まるフィナーレとなった。
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最後に会場と配信のファンへの挨拶を終えて、ライブも終了…思いきや、再度のアンコールに応えて再びLiella!が登場。流れる歌と共にステージとトロッコからファンの声援に応え、最後は「私達Liella!もみなさんと会えて幸せです!」というメッセージと共に、全員で手を繋いでの「ありがとうございました!」の感謝の挨拶で、ライブは今度こそのフィナーレとなった。
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終演後には5月から開催するユニットによるライブ&ファンミーティングツアーと4月に発売されるユニットシングルの告知、さらにTVアニメ3期の放送が10月に決定という嬉しいニュースも告知され、2024年のLiella!のさらなる躍進を期待せずにはいられない最高のライブとなった。
レポート・文=斉藤直樹
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