西川貴教と玉置成実、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開記念イベントで主題歌&オフィシャルサポーターソングを生披露
劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の公開を記念して、2月18日にイベント「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL 〜FREEDOM 新たな未来(とき)へ〜」が開催された。
イベント開演時、キャスト陣が影ナレを務め、キラ&ラクス&シン&アスラン&カガリによる注意事項のアナウンスに会場から歓声があがった。会場は、入場者特典で配布された14色に光るハロデザインの「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL」フリーダムペンライトのピンクの明かりで埋め尽くされ、玉置成実による本作のオフィシャルサポーターソング「Reborn」が披露された。作品公式サイトやSNSなどで公開された「玉置成実からのお願い!」の通りのタイミングで観客が持つペンライトが一⻫にブルーに変わり、オープニングライブと共に華々しくイベントは幕を開けた。
そして『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』初のオーディオコメンタリー上映が始まった。本オーディオコメンタリーは、総勢15名の声優陣のコメントやアフレコ時のエピソードなどここでしか聞くことができないスペシャルな内容のもの。
リレー方式で、コンパスチーム(キラ・ヤマト役の保志、ラクス・クライン役の田中、シン・アスカ役の鈴村)、痴話喧嘩の闘いが話題の女子会チーム(ルナマリア・ホーク役の坂本真綾、アグネス・ギーベンラート役の桑島法子)、新キャラクター、ファウンデーションチーム(オルフェ・ラム・タオ役の下野紘、イングリット・トラドール役の上坂すみれ、シュラ・サーペンタイン役の中村悠一)、⻑年の付き合いならではの、抜群の安定感の掛け合いを見せたアークエンジェルチーム(マリュー・ラミアス役の三石琴乃、ムウ・ラ・フラガ役の子安武人、アーノルド・ノイマン役の千葉一伸、ダリダ・ローラハ・チャンドラII世役の鳥海勝美)、関の無茶振りに笹沼が応えるザフトチーム(イザーク・ジュール役の関智一、ディアッカ・エルスマン役の笹沼晃)、そして最終戦闘シーンはコンパスチーム+アスラン・ザラ役の石田彰が飾った。
「過去一番強いズゴックが来た!」(中村)、「ムウ、新しい船買って!」(三石)とキャストの自由奔放なコメントに会場が笑いに包まれる一幕も。終盤には、「描かれていないバックボーンとしてそれぞれのキャラの絆が深まっている」(鈴村)と振り返った。
上映後、保志、田中、鈴村、石田、森、下野、上坂のキャスト陣が登壇し、それぞれ一言ずつ挨拶。本作に関するアンケートやクイズが出題され、観客はペンライトの色で回答し参加する会場一体型のトークへ。MCよりキャストに対しそれぞれ演じたキャラクターについて深掘りの質問が投げられた。はじめに本作で描かれるキラとラクスの関係について「今まではラクスに託された想いを背負ってキラは前で闘っていましたが、今回一緒に戦えるということで今までの想いを全てぶつけられた感じがして嬉しかったです」(保志)、「今回は私も“ラクス・クライン、行きます!”とキラの元へ行くことができて嬉しかったです」(田中)と振り返った。
続いて、キラとアスランの喧嘩シーンでとばっちりを受けたシンが殴られた回数についてクイズが出題されると、MCが問題文を読み終える前に「2回」の回答を示す⻘色のペンライトで埋め尽くされた。本編ではキラとアスランの熱い友情が垣間見えるシーンだが、TVシリーズからの関係性の変化について「ここにきてアスランと拳の殴り合いができてよかった」と答える保志に対し、石田はすかさず「保志くん、殴り合ってないよ、僕(アスラン)は殴られてないから」とツッコミをいれ、会場は笑いに包まれた。「組織的には立場が変わった3人だが、個人的には変わってないのかという気がしてました」(石田)と振り返り、一方鈴村も「あのシーンは縮図だなと。「SEEDシリーズ」はキラとアスランが主軸にいて、そこにやっぱりいらんことをする人(シン)がいる。微笑ましかったです」と冗談交じりに答えた。
組織を統率する責任重大な立ち位置のラクスとカガリを演じた田中と森。田中は、「森さんとはアフレコ一緒だったのでお芝居のキャッチボールがやりやすかったです」、続けて森も「カガリはTVシリーズから時が流れていたので、代表者として威厳が出たら良いなと思いながら演じました」と役作りの上で意識した点を語った。また、新キャラクターとして、ラクスの運命の相手であることを主張し続けたオルフェ。そんな彼の理想と現実について下野は、今まで多くを語れなかったキャラクターということもあり、話せることに喜びを見せつつ「彼は最後の最後まで本当に可哀想な奴です(笑)」と表現し、「仲間内で反抗されたり壁があったら彼はもっと指導者として素晴らしい人材になったんじゃないかと僕自身は思います」と話した。さらにそんなオルフェを陰で見つめ続けるイングリットを演じた上坂は「イングリットも本当に可哀想な人、その2です(笑)。けれど最後の最後で、イングリット的には想い人と添い遂げられたという点で、やっぱりオルフェが一番可哀想ですかね」とオルフェへの同情を示し、会場には笑いが湧いた。
さらにここで3月3日に5つの劇場にて『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』発声可能応援上映(自動制御ペンライト演出付き)の実施が解禁。加えて2月23日より『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の週替わり入場者プレゼント第5弾として、本作のキャラクターデザイン・平井久司による原画イラストカードを配布されることが明かされた。
終盤は「シン・アスカ、ジャスティス行きます!」「キラ・ヤマト、フリーダム行きます!」というキャスト陣による発進コールを皮切りに⻄川貴教による主題歌「FREEDOM」のパフォーマンスが始まった。続いてラクスのモノローグ朗読ののち、⻄川は「Meteor -ミーティア-」を歌唱し、会場を魅了。キャスト陣の生アフレコと⻄川のパフォーマンスのスペシャルコラボレーションライブに会場のボルテージが沸点に達した。再び玉置、⻄川が登壇し、大ヒット上映中の本作について「(「Reborn」は)初披露でしたが、ペンライトの色を揃えていただきありがとうございます。楽しかったです」(玉置)と、さらに「誰がこの素晴らしい結果を予想できたでしょうか。これも⻑くこの作品を応援してくださる皆様のおかげだと思っています。本当にありがとうございます」(⻄川)と並々ならぬ想いを語った。
続いてMCよりそれぞれの楽曲について質問がなされると、オフィシャルサポーターソング「Reborn」について玉置は「タイトルに“再会”という意味がありまして、20年近くの時を経て「SEED」「DESTINY」「FREEDOM」の架け橋になるような、聞いた瞬間あの頃に戻れるような曲にしたいと思って作りました。(映画が)公開してからも聴いてくださり本当に嬉しく思います」、一方で主題歌「FREEDOM」について⻄川は「僕は勿論ですが、小室さんがすごい喜んでくださって、すごいはしゃいでいますから(笑)。ご覧いただいて伝わっているかと思いますが、作品へのリスペクト、何よりもガンダムという⻑きに渡る歴史を紡いだものが全て結実していると。皆さんで“ガンダム”というコンテンツを一緒に支えていきたいと思いますのでよろしくお願い致します」と回答。それぞれ「この作品に再び出会えて1ファンとしてもまだまだ熱が上がっております。ここからまだまだSEED熱、盛り上げていきましょう!」(玉置)、「これから徐々に世界がこの熱狂の渦に巻き込まれていくと思います。この日本の作品作りの素晴らしさをぜひみんなで届けていきましょう!」(⻄川)とファンに向けメッセージを送った。
ここでエンディングテーマ「去り際のロマンティクス」を務めたSee-Sawからメッセージが届き、披露された。
石川智晶
劇場公開がされ、すでにご覧頂いている方もいらっしゃると思います。
私が客席で感じたあのなんとも言えない感慨深さを皆様に味わって頂きたいです。
今回エンディングテーマを担当させて頂くことになり、とにかく「ガンダムSEED」の色を崩さないように、ああ、そうだったよね、と感じてもらえるような楽曲。シンプルですが、この太い軸に向かってやってきました。
あの頃のように「ガンダムSEED」を感じてもらえたら嬉しいです。
それぞれの時間を積み上げてきた皆様と「ガンダムSEED FREEDOM」によって同じ時間を持てることがちょっと不思議なくらい、そして大変嬉しく思います!梶浦由記
「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL〜FREEDOM 新たな未来(とき)へ〜」開催おめでとうございます!そして改めて、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の大ヒットも本当に、おめでとうございます!皆様が待ち焦がれていたこの素晴らしい作品に、See-Sawの音楽が欲しいと言っていただけたことは何よりも光栄なことでした。ラストシーンを見送る皆様の気持ちに添う曲であったことを祈っております。そしてそしてやはり作品の1ファンとして、冒頭のシーン、⻄川さんの「FREEDOM」が流れた時の、これだー!⻄川さんのお声を、サウンドをお待ちしておりました!の高揚感はもう最高でした。私個人としても、続きを待ち続けていた作品ですので、試写会でその全てを拝見出来た際の満足感は格別なものがございました。本日は、豪華な出演者の皆様をお迎えしてのとても贅沢なイベントでしたね。皆様が楽しんでいただけたことを祈っています。
最後にキャスト陣も再び登壇し、ブルーのペンライトで光る客席をバックにマスコミ向けのフォトセッションを実施。⻄川の「機動戦士ガンダムSEED!」の呼びかけに客席からの「FREEDOM!」という声が響き渡り、会場全体が盛大な拍手で包まれる中、「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL 〜FREEDOM 新たな未来(とき)へ〜」は幕を閉じた。