挫・人間はどこへ向かうのか? バンドの変遷、現在の心持を下川リヲに訊く

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SPICE

挫・人間

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挫・人間が3月6日にニューアルバム『銀河絶叫』をリリースした。幾度かのメンバーチェンジを経てバンドの形は変化しながらも、挫・人間としての音楽性は一貫してキーパーソンである下川リヲ(Vo,Gt)の嗜好とエネルギーに満ちたものになっている。挫・人間はどこへ向かうのか? 『銀河絶叫』に漲るバンド感の源とは? バンドの変遷、現在の心持を下川リヲに訊いた。

 

――前回、SPICEのインタビューに登場していただいたのは2016年のことだそうで、今回は約7年半ぶりとなります。当時からバンド編成が変わったりいろいろあったと思うんですが、まずはそのへんについてお話いただけますか。

もちろん、なんでも喋りますけど、全て話したら書けなくなってしまうかもしれないです(笑)。

――あはは! 書けないような話なんていうのもありましたか。

ありました。なんかそこだけはロックでしたね。まあでも、なんとか続けられてはいます。2016年はちょうど3人編成になった頃で、そのときのメンバー3人中2人はもういなくて、今は全く別のメンバーとやってます。もう、誰がいて誰が抜けたのかもわからなくなってきてるっていう(笑)。

――メンバーを固定したいという気持ちはそんなに強くないんですか。

そういう気持ちもかつてはあったんですけど、今年くらいからなくなっちゃいましたね。初代ドラマーの吉田(拓磨)が亡くなりまして、“俺はいつかまたこいつと一緒にやるだろうな”と思っていたんですけど、彼が亡くなったことによってそういう気持ちがなくなってしまって。まあ、メンバーが固定できたらバンドとしても見栄えがいいんですけど、今は多様性の時代なんで、そうじゃない形でやっていく運命なのかもしれないなと受け入れはじめているという感じですね。でも、外からはどう見えているかわからないですけど、今のサポートメンバーはサポートとして割り切ってないし、自分も挫・人間を作ってる人員なんだという自覚を持ってやってくれてるんで、メンバーと言ってしまっても過言ではないという感覚はあります。そういうこともあってこだわらなくなってきましたね。

――これだけメンバーの出入りが激しいと、挫・人間は下川さんのワンマンバンドのように見られてしまいがちだと思うんですけど、挫・人間の音源を聴いてみるとそのときバンドにいる人たちの存在にしっかり影響を受けた音になっているし、単純なワンマンバンドとはまた違うんじゃないかと思いました。

挫・人間のサポートを受け入れてくれる人っていうのは、どこかネジが外れてるというか、演奏が上手い“なんでもできますよ系”じゃなくて、“俺はこれが得意なんです!”みたいな武器をみんなが持ってるんですよね。だから、せっかくそういう人とやるならそいつが面白いと思う曲をつくるほうがいいじゃん、みたいな発想で曲をつくることが多くて。たとえば、今のメンバー……“今のメンバー”って言い方をするとこれから抜けるみたいな感じになっちゃいますけど……(笑)。

――あはは!

(マジル)声児なんかはスラップ奏法とか上手いですし、歌心のあるベースを弾きますからね。そうなると、そういう曲をたくさんつくりたいなって思っちゃいます。

――そこには俺イズム的なエゴはないんですね。

昔はそうでしたけどね。でも、“お前が弾きたいギターなんて俺には関係ない!”“もし弾けないなら弾けるまで練習してくれ!”みたいな圧政を敷いていたらいなくなりました。まあ、それもありっちゃありなんですけど、そういった圧政の結果として一番いいものが生まれるのかどうかって言われたらけっこう難しいなっていう。挫・人間はただでさえ曲のバリエーションが非常に豊かだし、やらされることが多岐にわたりすぎるからプレイヤーは困惑しますし、ライブが上手くいくかどうかまで考えると自分のエゴを炸裂させてばかりだとバンドが立ち行かないという現実もあって。とはいえ、置かれた状況で自分のエゴは爆発させてるので、楽しませていただいてますって感じですね。

下川リヲ(Vo,Gt)

下川リヲ(Vo,Gt)

これまでの経験的に、どんなことをやっても僕がつくってる限りは挫・人間っぽい音楽からは逃れられない。

――最新作『銀河絶叫』は、バンドが2人体制になったにもかかわらず、過去いちロックでパンクでポップなアルバムになりました。どうしてこういう方向性になったんですか。

自分の気分的に、4人でライブを完結できるものにしたかったんですよね。外部の音源を流したりする必要がない、4人でライブをする姿が思い浮かぶアルバムをつくろうと。挫・人間みたいな音楽性だともう少し音が必要というか、キーボードが入れられるような場所がすごくあるんですけど、敢えてそうせずに4人で完結させる。2人体制にもかかわらずロックバンドの体をとった、そういうアルバムがつくりたいと思ったんですよね。

――自分のような凡人からすると、メンバーが2人しかいないなら、たとえサポートメンバーがいるとはいえ、こんなにストレートなロックアルバムをつくろうという発想にはならないと思うんですよね。

まあ、確かに。でも、これまでの経験的に、どんなことをやっても僕がつくってる限りは挫・人間っぽい音楽からは逃れられないというか、“どうあがいてもこうなる”っていう最終形があるんですよね。それに、今ってロックバンドがいないですからね。変化球なしのストレートを投げる系のロックバンドを長いこと聴いてないなって。それで今回自分がストレートを投げることになったんですけど、結局ちょっとひねくれた球になるというか、あんまりまっすぐ行かないものになるという感覚が最初からあったし、実際そうなったなって。

――それにしても、他のバンドがやってない音を求めていったらこのシンプルな音だったというのは、ロックとしては皮肉な話ですね。

そうですね。だって、昔自分が感動した音楽って必ずしもいろんな楽器が入っているものじゃなかったですし、僕はパンクロックとかが好きだったんですよ。パンクにある原始的な高揚感って楽器が増えると薄まっちゃうこともかなりあるので。生感が伝わる音楽をやろうと思うと、やっぱりこれが一番いいっていう結論になっちゃうんですよね。

――とても7枚目のアルバムだとは思えないですよ。

本当ですよね。でも、久しぶりにスタジオでセッションしてつくったりして楽しかったです。

――ということは、今作の曲づくりは4人で進めたんですか。

そうですね。サポートギターのキョウスケが持ってきたギターリフを膨らませてつくった曲もあります。基本的には僕がすごく軽いデモをつくって、それをメンバーに投げてそれぞれがそれを解釈して、“もっとこうしていったら面白いんじゃない?”みたいに発想を膨らませていくっていうスタジオワークが多かったです。

――作業的には完全に4ピースバンドじゃないですか。

まあでも、2人組なんですけどね。

――サポートの2人が正式メンバーになりそうな雰囲気はないんですか。

全くそういう話はしないですね。

――これはサポートの2人にも話を聞いてみたくなりますね。どういうつもりでサポートメンバーをやってるんですか、って。

いや、それは答えを聞くのが怖いっすね(笑)。

――そういう気持ちの確認ってしたことないんですか。

ロックバンド的にちょっと揉めたりしたときに、“せっかく一緒にやってるんだから絶対にいいものをつくりたい”みたいなことは言ってくれます。出し惜しみせずにやってくれるんですよね、2人とも。

――それはすごい。友達以上恋人未満……という言い方はここではあまり正確ではないのかもしれないけど。

あ、まさしく。一緒に音楽をつくってるといいところも悪いところも見えますし、逆に自分の情けない姿も見せなきゃいけないですからね。友達だったらそんなところまで見せる必要はないんですけど。

マジル声児(Ba,Cho)

マジル声児(Ba,Cho)

――今回は違いますけど、過去には辞めたメンバーがレコーディングに参加するということもありました。そういうところもあまりこだわらないんですね。

まあ、できればやりたくないですけどね。それでも僕は強いこだわりがあるほうじゃないと思います。すごくこだわりがある人間に見られがちなんですけど、全くそんなことなくて。

――そういうバンド観ってすごく珍しくないですか。

珍しいと思いますね。今喋ってて思いました。

――同世代のバンドマンと話してて、“あ、こいつとはなんか通ずるものがあるな”みたいに感じることってありますか。

そもそも同世代のバンドマンに仲いい人があんまりいないっていうのはあるんですけど、まずないですね。OKAMOTO’Sとか爆弾ジョニーはずっと一緒にやってるバンドではあるんですけど。

――高1のときに組んだバンドで進学をきっかけに上京してそのままレーベルとの契約を勝ち取る、というキャリアをもつバンドマンはけっこう少ないだろうし、そういう経歴も下川さんのバンド観に影響を与えてるのかなと思ったんですけど。

まあ、向こう見ずなだけかもしれないですけどね。僕は高校を出たら大学に行くのが当たり前、みたいな学校にいまして、“じゃあ、どこの大学行く?”ってなったときに、“地元にいてもな……”みたいな気分で上京したし、当時のメンバーも“じゃあ、俺も行こうかな”みたいな感じで、“じゃあ、東京でもバンドやるか”っていうノリでここまで続いてる感じですね。そう考えてみると、僕、挫・人間しかやったことないんですよね。ずっと続くならこんな名前にはしないで、もっとポップでキャッチーな名前にしてたと思います。

――でも、どこかのタイミングで変えることはできましたよね。

まあ、そうですね。でも、バンドってドキュメンタリー的な側面もあると思うので、それを新しい名前で塗りつぶしちゃいけないとも思ったんですよね、たとえそれがマイナスプロモーションになったとしても。だからとっつきにくい名前かもしれないですけど、そこをごまかしたくないというのはありましたね。

 

――話を戻します。今作のとっかかりになったのはどの曲だったんですか。

最初にこの4人で制作していこうってなったときにつくった曲は「夏天使」と「下川くんにであえてよかった」の2曲です。この2曲は僕にとってすごく挫・人間っぽかったし、それをこの4人でやったらきっといいだろうなと思ったんですよね。なので、個人的にはこの2曲という軸がある中で進んでいった感じはします。

――冒頭3曲のブチギレ具合がすごくインパクトがあります。

確かに。怖いですよね、こいつら。「セイント・ギロチン(Scream Ver.)」は声児が曲の大まかなイメージを持ってきてそれをみんなで膨らませてつくったんですけど、これがひとつの起爆剤というか、“じゃあ、他の曲ももっとこういうノリでつくってみよう”みたいな発想のきっかけになったという感じはしますね。

――この曲をつくるにあたって、何かリファレンスはありましたか。

声児が“なんかこういう激しい曲やりたいんだよね”って海外のメタルバンドの曲を持ってきたくらいです。しかも全然知らないバンドだったんですよね。

――僕は真心ブラザーズの曲に近いものがあるなと思って。

あ、「スピード」でしょ。それ、言われました。“やべ!”と思いました。

――下川さんの潜在意識の中に……。

あったのかもしれないですね。海外のメタルバンドとYO-KINGは全然つながらなかったんですけど、僕の中の真心が騒いでいたのかもしれない。

――過去の挫・人間のアルバムってどこかに必ずふざけた感じというか、歌詞的にポップなノリがあったりしたと思うんですけど、今回はほとんどないですね。

でも、ふざけてますけどね。「俺だけが ZU・BU・NU・RE ……( Story Ver.)」のデモなんてみんなに聴いてもらいたいくらいですよ。メンバーに爆笑されましたもん。あ、デモの段階から冒頭のセリフは入ってて。

――そうだったのか! タイトルからは80年代の日本の匂いがしますね。

“こういうのやってみたい”と思ってタイトルだけが降ってきて、そしたらすぐ曲になりました。

 

セリフがセクシーに言えないボーカルには魅力を感じないことが僕は多いんですよ。やっぱり、舞台に立つ人間じゃないですか。

――この曲に限らず、下川さんってセリフを入れたがりますよね。

あ、はい。入れたくなります。これはもう、大槻ケンヂさんのせいですね。やっぱり、セリフを入れることで楽曲にぐっと物語性が出てくるんですよ。歌もそうなんですけど、喋りって人間性がすごく出るイメージがあるから入れたくなるんですよね。

――自分をさらけ出すという意味合いもあるんですね。

曲の中で言いたいことが多すぎて足りないっていうのもあるんですけど、その曲の設定を補完するためにセリフが必要になってくるんですよ。あと、2000年代中期くらいの同人音楽とか電波ソングってどれも設定が突飛で、その曲の舞台設定を早口なセリフで説明しているものが多いんですけど、そこからの影響もあります。

――ああ、そういうところからの影響もあるんですね。

あと、音源だと最初から曲名とかもわかってるし、どの曲が来るか身構えることができるんですけど、ライブだとセットリストを知らない限りそれは不可能じゃないですか。でも、ライブでそれを可能にするのにセリフってすごく便利なんですよね……やっぱり、ボーカルにはセリフを喋れてほしいなって思います。

――それはどうして?

なんか、“俺は歌しか”みたいなのがカッコいい人ももちろんいますけど、セリフがセクシーに言えないボーカルには魅力を感じないことが僕は多いんですよ。役者としてどうなんだろう、みたいな。やっぱり、舞台に立つ人間じゃないですか。まあ、演技論みたいなことを言うつもりは全くないですけど、“こいつについていきたい”と思えるような求心力は、MCもそうですけど、言葉一つひとつの間だったり温度にすごく出ると思うので、そういうものがある人はすごく魅力的だと感じます。

――それはすごく面白い視点です。その流れでいうと、「かっこよくなりたい」は全面喋りです。

これはメンバーから“かっこよくなりたい”というテーマだけ与えられて、何も考えずにその場で即興で喋りました。

――え、マジですか。

そうなんですよ。でも僕、こういうの得意なんですよ。これが一番褒められましたね。

――だからフリースタイルならではの強烈な熱量があるのか。

まあ、ちょっと甘噛みしてるところもあるんですけど、何も考えずにとにかく漕ぎ出すということ自体にものすごい回転力があるんで、喋っているうちにどんどん舌が回り出すんですよね。とにかくぱっと思いついた言葉をひとつ言って、その言葉がどうして出てきたか自分の脳内で結びつける作業をしていくうちにこうなりました。だから大したことは言ってないんです。

――いやいやいや、これは引き込まれますよ。ということは、これは一発録り?

一発録りです。何の編集もしてないです。一応、野球かなんかをテーマにした2テイク目もあったんですけど、“これ、1テイク目でいいじゃん”ってことでこれになりました。

キョウスケ(Support Gt.)

キョウスケ(Support Gt.)

――喋り以外に、挫・人間の歌詞には《下川くん》という言葉もよく出てきますよね。これはなんなんですか。

なんなんでしょうね。普通、やっちゃいけないですよね。でも、さっきも言いましたけど、僕はバンドがドキュメンタリーの側面を持っているということと、自分らがキャラクターとして存在してるということに対する自覚があるんですよね。なので、“下川”という存在をコンテンツにしてしまおうと。あと、曲で自分の名前を叫んでる人はあんまり世の中にいないので、やってみたら面白いんじゃないかくらいの感じですね。

――でも、これまで話してきたようにいろいろと突飛なことをやりつつ、結局のところ挫・人間の曲は歌メロがいいんですよね。

それが一番大変なんですけど、いい曲じゃなかったら面白くないんですよね。 曲がよくないと全然よくない。やっぱり、曲はよくしないと。

――平歌でどれだけシャウトしまくっても、サビメロはよくしたい。

うん、フックが欲しくなっちゃいますね。

――それは自分が聴いてきた音楽からの影響も大きいですか。

10代の頃はとっつきにくい音楽がすごく好きで、排他的であんまり共感を得ることがないようなものに心酔していたので、自分がそういう属性の人間だという自覚はあるんですけど、それを自分の音楽でやっても自分自身が喜ばないんですよね。聴き手に不親切であることで悦に入るタイプじゃないっていうか。だから、頑張れるところは頑張ろう、いい曲にしようという気持ちはあります。

タイチサンダー(Support Dr.)

タイチサンダー(Support Dr.)

――さて、3月から全7公演に及ぶ全国ツアーが開催されます。どんなものになりそうですか。

この1年は4人でめちゃくちゃ音を出してきたので明らかに上手いんですよ。それは楽器が達者になったというより、挫・人間としての表現ベクトルがかなり強くなったっていう感じで。なので、ライブは間違いなく過去最高のものになると思います。よほどの事故とかがない限りは絶対そうなると確信してますね。

――ここに来てかなり胸を張れる状態になっているという。

まあ、前と違って今は4人の仲がいいっていうか、自分のことを支えてくれるメンバーがいることで思いっきりやれるというのはありますね。あと、長くやってると勢いだけではごまかせないというか。バンドが人前に出て演奏するっていう非日常体験の中で過激なことをしたらそれは盛り上がると思うんですけど、そういう勢いだけでやってもあんまり意味ないんですよね。そういうライブをするバンドをここ10年ぐらいの間にたくさん観てきたけど、どれもいい結果にはなってなくて。それに、挫・人間はこれからもずっと続けるつもりなので、バンドとしてちゃんと音楽を追求しなきゃいけないんですよね。MCではめちゃくちゃ喋りますけど、音楽はちゃんとやるし、変なこともやる。このメリハリをしっかりつけることによってバンドが面白く成長している手応えを今すごく感じてるので、それを今後も頑張りたいと思うようになりましたね。

――それは何かきっかけがあったんですか。

うーん、やっぱり音楽がすごく好きですし、なんて言うんすかね、たとえばザ・タイマーズの放送事故なんかはロックのすごく面白いところではあると思うんですけど、単純にエレキギターが鳴ってるとか、ロックのビートがあるということもすごく大事なんですよ。これがどちらか一方だとあまり説得力がないということになかなか気づけないことが多い。

――なるほど。

去年末に新宿ピットインで梅津(和時)さんとかレジェンドの方々とご一緒させてもらったんですけど、みなさんすごくいいおじいちゃんたちで。でも、音楽をやるとすごいんですよ。そんな様子を観ていて、60、70になっても音楽って続くんだなと思ったし、それと同時に60、70まで音楽をやれてる人はやっぱり真剣だな、手を抜いてないんだな、みたいなことを思ったので、自分もそうありたいというか。ちょっと前から世の中はYouTuberとか素人にとって夢のある時代になっていますけど、自分は音楽を楽しむ上で追求することってすごく大事だと思ったし、適当にやったものを客には出したくないので、そういうところが意外と真面目なんだなって自分で思いました。

――いい話ですね。

ロックって音楽の歴史としてはかなり浅いですけど偉大な先輩方がいらっしゃるし、バンドをやること自体がその歴史に加担することだとも思うので、そこには自覚的でいたいんですよね。無視したくないというか。そう思うようになったのは自分に後輩ができたからっていうのもあって、憧れの先輩が自分にしてくれたように自分も後輩には接したいですね。まあ、それら全てを台無しにする快感もありますけど、これまで散々台無しにはしてきたんで、先輩と同じようにカッコつけたいなと。

――下川さんを慕ってくれる後輩はいますか。

けっこういるんですよ。でも、あいつらSNSで言わないんですよね。ほんと、困りますよ。

取材・文=阿刀“DA”大志

 

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