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音羽-otoha-、K4ら11組が出演したソニー・ミュージックレーベルズのコンベンションイベント「Sony Music Labels 2024」ライブレポート到着

アーティスト

音羽-otoha-(撮影:Ray Otabe)

3月7日に東京・Zepp DiverCityにて、ソニー・ミュージックレーベルズに所属する新人アーティストが出演するコンベンションイベント「Sony Music Labels 2024」が開催された。2015年のスタートから、コロナ禍でのオンライン開催を挟み9回目となる今回は、ロックバンドやシンガーソングライター、ボーカルグループ、ソウルユニットや歌い手など、ジャンルも編成も異なるバラエティに富んだ総勢11組のアーティストが出演。短い時間ながらも、それぞれの個性とクリエイティヴィティを存分に発揮したパフォーマンスでアーティストとしての魅力と高い可能性をダイレクトに見せつけたが、その中から5組のライブレポートが到着した。

音羽-otoha-

トップバッターを務めたのは、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」への楽曲提供でも大きな話題を集めた音羽-otoha-。ギタリストとしてのスキルも併せ持つシンガーソングライターである音羽-otoha-は、ステージに上がる否やアグレッシヴなギターソロをプレイ。さらに、「狂信者のパレード」のイントロではキーボードを、サビではエレキギターを弾きながらラウドなミクスチャーロックを響かせ、冒頭からマルチプレイヤーとしての高い資質を見せつけた。メジャーデビュー曲「大生解」では、スクリーンに映し出された歌詞とともに<生きてさえいてくれれば>という願いを込めたメッセージを送ると、ギターやシューズを含めて全身を雪のような白い衣装に身を包んだ音羽-otoha-のもとに大量の桜の花びらが舞い散り、その美しい光景に観客の目は釘付けとなった。

コメント

13歳から曲を作り始め、15歳からずっとライブハウスで育ってきました。そんな音楽漬けの人生だった自分のメジャーデビュー。自分自身は、ここから何かを変えるというよりも、このまま良い意味で変わらないでいたいと思っております。そして、今ここに立つことができていることに対して、今まで応援し支えてくれた全ての方々に心から感謝しております。そして、これから音羽-otoha-に関わってくださる全ての方にとっても、ワクワクできるような活動をしていきます。

セットリスト

M1:狂信者のパレ―ド
M2:大生解

HIKKA

DJ、ベース、キーボードというクラブセットで登場したHIKKAは、車の中で歌った洋楽カバー動画で注目を集めたシンガー。今年の春にリリース予定の新曲「DRIVE」はメロウなアーバンR&Bで、背景に夜の街をドライブする映像が流れる中、HIKKAは憂いを帯びた、癒しの歌声で感情の揺れ動きを丁寧に表現。ここで、昨年の3月に生まれ故郷の宮崎県都城市から上京したことを報告。この1年間で制作した数多くの新曲の中から「大好きな曲」だという新曲「My Star」をキーボードの弾き語りをメインに、柔らかく澄んだトーンで歌い上げると、背景に投影された満天の星空を目にした時のような安らぎを感じさせ、世代や性別を問わない次世代DIVAとしての高いポテンシャルを証明してみせた。

コメント

今回のライブでは、未発表の曲を初披露しました。今春には初のオリジナル曲をリリースし、それを皮切りに断続的に新曲を発表していく予定です。私の歌声だからこそ伝わる想いやメッセージがあると信じて、より多くの人に届けていきたいと思っています。これからの活動を、どうぞ楽しみにしていてください!

セットリスト

M1:DRIVE
M2:My Star

K4

全てのジャンルを超えた大人も楽しめる“ADULT K-POP”をコンセプトに掲げる4人組ボーイズグループのK4は、“歌のパワー”で観客を圧倒した。4人のアカペラから始めた「アイノカタチ」では、卓越したボーカル力と美しくもパワフルなハーモニーを響かせ、<大好きだよ>と繰り返されるフレーズでは個々の歌声の特徴をアピール。MCは日本語で挨拶し、「私たちの夢は日本でいちばん愛される韓国人グループになることです」と決意を表明。ラテン調のミディアナンバー「Bye Bye Bye」で哀愁漂うメロディを切々と歌い上げると、歌謡フラメンコ「Love Storm」では、軽やかなステップを踏みながら、ムーンウォークやジャケットプレイを繰り出すなど、情熱的なパフォーマンスで観客の喝采を浴びた。

コメント

このステージに立てることはとても光栄です。K4は、“ADULT K-POP”というスタイルを日本に伝えたいです。デビューシングル「Love Storm / Bye Bye Bye」は懐かしさと新しさが融合した“シン・歌謡”です。夢は、日本で一番愛される韓国人グループになることです。

セットリスト

M1:アイノカタチ
M2:Bye Bye Bye -Japanese version-
M3:Love Storm -Japanese version-

汐れいら

この世界のどこかにいるかもしれない誰か”のことを曲にする21歳のシンガーソングライターの汐れいらはギター、ベース、キーボード、ドラムというフルバンドを従えたステージ。ハンドマイクを持ち、ピアノの伴奏のみで歌い始めた「Darling you」では、不器用さを隠して相手を想う“誰か”を切実な心情をドラマチックに歌い上げると、「私、飽き性で、幸せっていう感情にも飽きちゃったりするんです。そんな私にも飽きないものがありました」と語り始め、一呼吸置いて、「……それは、ごはんです!」と笑顔で絶叫。おいしいご飯を食べる時に感じる“普通の幸せ”をテーマにした「味噌汁とバター」はアコギをかき鳴らしながら溌剌と歌い、躍動感を湛えたパフォーマンスに会場からは自然と手拍子が湧き起こった。

コメント

コンベンションが決まったときからどきどきしてました。聴いてもらえる時間がもらえてうれしい。でも見てもらっておわりにならないで、他の曲はどんなだろ、って思ってもらえたらいいなぁ。わたしがすきなもの、みんなもすきになってくれますように!!

セットリスト

M1:Darling you
M2:味噌汁とバター

Hana Hope

18歳のシンガー、Hana Hopeは薔薇や蘭、桜や梅の蕾がゆっくりと花開いていく美しい映像をバックに、イギリスのエレクトロポップデュオ・HONNE(ホンネ)がプロデュースした英語歌詞のエレクトロナンバー「We’ve Come So Far」でライブをスタートさせた。語りかけるような歌声からゆっくりとスケールを広げていき、フロアを神秘的で瑞々しい歌声と希望の光で満たしていくと、メジャーデビュー曲「flowers」では、日本的なメロディラインとワールドスタンダードなビートや展開力を兼ね備えた壮大なスケールの楽曲を堂々と歌いこなし、たゆたうようなヴォーカルで観客の体を自然と揺らした。純粋に歌声だけでリスナーを惹きつける魅力を持つ彼女のグローバルな展開も期待させるステージとなっていた。

コメント

今日は初めてパフォーマンスを見てもらう方が多かったので、とても緊張しました。これから、より多くの人の心にわたしの歌が届くように、音楽の旅を自分らしく進んでいきたいと思います。

セットリスト

M1:We’ve Come So Far
M2:flowers

(文:永堀アツオ)