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■2024.03.09『LoveLive! Series Presents ユニット甲子園 2024』<Day.1>@横浜・Kアリーナ
ラブライブ!シリーズに登場するスクールアイドル達の様々なユニットが、作品の垣根を越えて競い合う合同ライブ『LoveLive! Series Presents ユニット甲子園 2024』が、3月9日、10日の2日間、横浜市・Kアリーナで開催された。「甲子園」のタイトル通り、高校野球に見立てた様々な演出も盛り込まれ、熱くて楽しく盛り上がったスクールアイドル達の熱闘が繰り広げられたDAY1の様子をレポートしよう。
■アリーナが球場に? スクールアイドル達の個性がフィールドで輝く!
会場となったKアリーナの両壁には各校の校章テナントが掲げられ、さらにステージを見下ろす位置には実況・解説席ブース、そしてステージには野球場を模したデコレーションが施されるなど、まさにライブタイトルの「甲子園」を思わせる仕立てに、場内のファンも開演前からテンションがアップ。
開演時刻を迎えると、解説席にはNHKで43年に渡り様々なスポーツ実況を務めたベテラン・藤井康生アナウンサーと様々な報道番組などで活躍した樋田かおりアナウンサー、そして解説者として『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』から矢野妃菜喜(高咲 侑役)が登場。藤井アナの初体験となるライブイベント実況への感想や、配信でライブを楽しむファンからのSNSでのコメント紹介、そして藤井アナが矢野に「特に注目しているユニットは?」と質問すると、ファンにはおなじみの決めゼリフ「ヒトツダケナンテエラベナイヨー」を決めて、場内が大歓声に包まれる一幕も。
そしてライブがスタートするが、なんとオープニングを飾るのは入場行進! 樋田アナの「本日出場するスクールアイドルの入場です」のアナウンスを合図に、甲子園の常連強豪校・大阪桐蔭高校吹奏楽部の演奏による「LIVE with a smile!」が鳴り響く中、各学校とユニット名のプラカードを掲げた出演陣がアリーナ通路に登場。紹介と解説に合わせてファンにアピールしながらステージへと整列するという、甲子園のシチュエーションへのこだわりに場内のテンションは早くも最高潮に。
さらに全員が整列するとステージ上にはお立ち台とマイクが用意され、トップバッターを務める『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』みらくらぱーく!(大沢瑠璃乃役・菅 叶和&藤島 慈役・月音こな)による選手宣誓が行われ、スクールアイドルシップに則りファンと共にステージを全力で楽しむことを元気に誓い、開始のサイレンと共にいよいよ試合(ライブ)開始!
・一回表/みらくらぱーく!(ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)
各イニング毎にファンファーレからのユニットビジュアル紹介、そして「かっとばせー! 蓮ノ空!」と学校名を交えたゲキが飛ぶ演出に場内のテンションが上がる中、トップバッターとして登場したのは、選手宣誓でも場内を沸かせた注目の新鋭・みらくらぱーく!。
パワフルでポップなメロディに乗せて、全力で楽しみながら今を駆け抜けようと歌う「ド!ド!ド!」「アイデンティティ」を熱唱。歌詞の「九回裏のストーリー」というフレーズをライブに合わせて「一回表」に変えるなど、今回ならではのアドリブも交えたハイテンションなパフォーマンスで場内をヒートアップさせ、見事一番打者の役割を務めてみせた。
・一回裏/A・ZU・NA(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
続いての登場は虹ヶ咲の王道アイドルな三人組・A・ZU・NA(上原歩夢役・大西亜玖璃/桜坂しずく役・前田佳織里/優木せつ菜役・林 鼓子)。息の合ったコンビネーションとポップなパフォーマンスで胸ときめく夢の世界へと誘う「Dream Land!Dream World!」と、力強いハーモニーで未来への希望を熱く唄い上げる「Blue!」を披露。普段のソロステージとは違った魅力に満ちたパフォーマンスで場内を盛り上げてみせた。
・二回表/わいわいわい(ラブライブ!サンシャイン!!)
Aqoursの公式Webラジオから誕生した個性派ユニット・わいわいわい(渡辺 曜役・斉藤朱夏/津島善子役・小林愛香/黒澤ルビィ役・降幡 愛)は、白ベースのスカジャンにそれぞれのイメージカラーをあしらった衣装で登場。クールなヒップホップナンバー「ファボタージュ」を見事なコンビネーションダンスも交えたパフォーマンスで場内を沸かせる。
そしてハイテンポなメロディと共にカオスなリリックが炸裂する代表曲「わーいわいわい わいわいわい!」では、新作PVも初披露。サイケデリックな映像をバックに激しいダンス&ボーカルパフォーマンスを繰り広げ、強烈なインパクトをファンに刻み込んだ。
・二回裏/Saint Snow(ラブライブ!サンシャイン!!)
ライブでは4年ぶりの結成となるSaint Snow(鹿角聖良役・田野アサミ/鹿角理亞役・佐藤日向)の登場に場内が大歓声に包まれる。劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』での衣装に身を包み、作中ライブシーンとシンクロしての「Believe again」と「SELF CONTROL!!」で迫力のボーカルとダンス、そして熱いゲキで場内のテンションを最高潮に引き上げていく。最後は「みなさんのサイコー聴かせて下さい! ユニット甲子園は?」「サイコー!」のコール&レスポンスを決めて、Saint Snowの健在ぶりを見せつけた。
・三回表/AZALEA(ラブライブ!サンシャイン!!)
黒をベースにそれぞれのイメージカラーのラメを散りばめたドレス姿で登場のAZALEA(松浦果南役・諏訪ななか/黒澤ダイヤ役・小宮有紗)。もう1人のメンバー・国木田花丸役・高槻かなこは体調不良で残念ながら出演を見合わせることとなったが、彼女もステージに共にいると感じさせる様な力強いパフォーマンスを展開。仲間や夢のために強さを求める気持ちを唄った「We‘ll get the next dream!!!」「メイズセカイ」をパワフルなボーカルとダンスで唄い上げた。
・三回裏/DOLLCHESTRA(ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)
前半戦のシメを務めるのは、蓮ノ空のクール系ユニット・DOLLCHESTRA(村野さやか役・野中ここな/夕霧綴理役・佐々木琴子)。退廃的な雰囲気漂うPVと共にお互いの近づきたい気持ちを激しく唄った「AWOKE」と、不安を抱えながらも一緒に未来へ進みたいと訴えかけるようなボーカルで紡ぐ「Take It Over」で、独特の存在感にあふれるステージを創り上げた。
前半戦を終えての解説コーナーでは、ライブ初体験の藤井アナの新鮮な感想やファンへの愛のあるツッコミに盛り上がり、ライブ定番のブロック別に「元気ですか?」と問いかけるコール&レスポンスに挑戦する一幕も。そんな盛り上がりと熱気と共にライブは中盤戦へ。
・四回表/スリーズブーケ(ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)
前半戦の頭とラストに続き、中盤戦のスタートも蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブが担当。仲良し先輩&後輩ユニット・スリーズブーケ(日野下花帆役・楡井希実/乙宗 梢役・花宮初奈)。互いへの思いを情感あふれるボーカル&ハーモニーと手を重ね合う振り付けなどで唄い上げた「水彩世界」と、一転して激しいメロディとファンへのゲキを飛ばしながらコール&レスポンスで一緒に盛り上がる「Mix shake!!」という異なる色の2曲を披露して、中盤戦のステージの勢いをつけた。
・四回裏/Guilty Kiss(ラブライブ!サンシャイン!!)
続いて登場は、黒と赤の妖艶なドレスに身を包んだGuilty Kiss(桜内梨子役・逢田梨香子、津島善子役・小林愛香、小原鞠莉役・鈴木愛奈)。炎の噴き出すステージ演出と共に力強いハーモニーとダンス、そしてスタンドマイクを使っての激しいパフォーマンスを繰り広げたロックナンバー「Strawberry Trapper」と、8ビットゲーム風のビジュアルや「ヨハネ召喚」「梨子ちゃんビーム」「嫉妬ファイヤー」など、キャラパフォーマンスを交えたスクリーン演出満載な「New Romantic Sailors」と、カラーは違えどノリノリのステージで場内が一つになって盛り上がった。
・五回表/KALEIDOSCORE(ラブライブ!スーパースター!!)
・五回裏/CatChu!(ラブライブ!スーパースター!!)
五回はどちらもLiella!からのユニットが登場。先陣を務めたKALEIDOSCORE(唐 可可役・Liyuu/葉月 恋役・青山なぎさ/ウィーン・マルガレーテ役・結那)はモノトーンのドレスに身を包み、恋に胸焦がす気持ちの切なさと別れを情感たっぷりに唄った「ベロア」と、切ない恋の気持ちを美しいハーモニーで唄い紡ぐ「不可視なブルー」を披露。深みあるボーカルや、飛び立つ鳥を追う目線の仕草などのきめ細かなパフォーマンスで、曲の世界観へとファンを引き込んでいった。
続くCatChu!(澁谷かのん役・伊達さゆり/平安名すみれ役・ペイトン尚未/米女メイ役・薮島朱音)は黒と赤のドレスをまとい、メロディアスなギターの旋律と共に激しいダンスと力強いボーカルで、夕暮れの街をさまよう行き場のない気持ちを唄った「影遊び」と、まだまだ盛り上がっていこうとゲキを飛ばしながら、もがきながらも明日へと向かう激しい気持ちを唄う「オルタネイト」をパントマイムを織り込んだ振り付けと共に熱唱。この五回はLiella!の持つ「静と動」を見せつけるようなステージとなった。
・六回表/ R3BIRTH(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
虹ヶ咲の新世代同士が組んだユニット・R3BIRTH(三船栞子役・小泉萌香/ミア・テイラー役・内田 秀/鐘 嵐珠役・法元明菜)がお互いのイメージカラーをあしらった衣装をまとって登場。「MONSTER GIRLS」ではそんな3人の個性が歌詞・ボーカル・ダンスでぶつかり合い、それがパワフルなユニットのカラーとなってステージを盛り上げる。さらに真っ赤なライティングと炎の演出と共に始まった「Vroom Vroom」では、ハードコアなメロディに乗せてのパワフルなボーカルが織りなすハーモニーを披露して、場内を3人の色へと染め上げていった。
・六回裏/Sunny Passion(ラブライブ!スーパースター!!)
アップテンポの陽気なメロディと共に登場したのは、Liella!のライバルユニットとして人気のSunny Passion(柊 摩央役・結木ゆな/聖澤悠奈役・吉武千颯)。2年ぶりのライブ登場&声出し声援ありのライブは初めてという2人は、アニメ同様のサンバカーニバル風の衣装をまとい、明るくゲキを飛ばして場内を盛り上げていく。そして「HOT PASSION!! 」「Till Sunrise」とユニット名通りのバッション感にあふれたナンバーを、高低のコントラストが効いた2人のボーカルが盛り上げていく。そして初めてのコール&レスポンスも決めて、ライブ中盤戦を最高に明るく締めくくった。
再び解説コーナーが始まり、藤井・樋田両アナウンサーの語るライブの楽しさや、SNSの配信で見ているファンからの投稿紹介で盛り上がるが、何故か解説席には矢野の姿が無い…七回に用意されたSECRET枠で何かがあるのかとファンの期待が膨らむ中、いよいよライブも後半戦に。
■ファンとみんなでラジオ体操? さらに作品の垣根を越えたスペシャルユニットも!
・七回表/虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
気になるSECRETの先行として高咲 侑も含めた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が映し出され、場内には大歓声が。そしてステージに何とジャージ姿のニジガクメンバーが勢ぞろいして始まったのは、1月24日に発売された最新シングルにカップリングされていた「ラジオ体操第一(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 Ver.)」! センターに立った高咲 侑役・矢野妃菜喜のかけ声と共に、場内の全員でラジオ体操をやろうという予想外のステージに。みんなノリノリでラジオ体操に興じ、後半のジャンプの部分ではKアリーナが実際に揺れを感じるなど、全員がちょっとした息抜きタイムを楽しむ一幕となった。
・七回裏/ラブライブ!スーパースター!!ユニット新曲メドレー
続く後攻のSECRET枠は、4月24日に同時発売されるLiella!のミニユニットシングル3曲を、メドレーでライブ初披露というサプライズステージがスタート。一番手のCatChu!はみんなで盛り上がれるノリの良いナンバー「ディストーション」、続いてのKALEIDOSCOREは情感たっぷりのハーモニーで綴られるラブソング「ニュートラル」、そしてここで初登場となった5yncri5e!(嵐 千砂都役・岬 なこ/桜小路きな子役・鈴原希実/若菜四季役・大熊和奏/鬼塚夏美役・絵森 彩/鬼塚冬毬役・坂倉 花)は、見事なダンスコンビネーションと共に「Jellyfish」と、各ユニットの個性があふれるような新曲を披露し、シングル発売への期待が高まるステージとなった。
・八回表/QU4RTZ(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
SECRETを終えての後半戦トップバッターは、虹ヶ咲でも際だつ個性派が揃ったユニットQU4RTZが登場。本来は4人ユニットだが、このDAY1では中須かすみ役・相良茉優天王寺璃奈役・田中ちえ美のコンビによるステージとなった。
虹ヶ咲があるお台場の空をバックに、それぞれの夢への思いを唄と共に描いていく「PASTEL」と、月夜を眺めながら大切な人への思いを馳せる「Beautiful Moonlight」を、可愛らしいハーモニーや見事なダンスと共に唄い上げ、場内の声援にも応えながらのパフォーマンスは大いに盛り上がった。
・八回裏/CYaRon!(ラブライブ!サンシャイン!!)
AqoursからのユニットのトリとしてCYaRon!(高海千歌役・伊波杏樹/渡辺 曜役・斉藤朱夏/黒澤ルビィ役・降幡 愛)が登場。友達と気持ちがすれ違ってしまった事へのモヤモヤを可愛く切なく歌い上げる「夜空はなんでも知ってるの?」では、気持ちのこもったハーモニーや、ステージを目一杯使って心の距離を見せるパフォーマンスで、曲の世界観をしっとりと描き出す。そしてCYaRon!の定番ソングである「元気全開DAY! DAY! DAY! 」では元気なコール&レスポンスを決めて盛り上がるだけでなく、バズーガによるメタルテープ発射や、かつて福岡で行われたユニットライブで披露した某大物タレント風サングラス姿で唄うなどファンサービスも全開。最後はそれぞれがC・R・Yのポーズを決めて楽しいステージを締めくくった。
・九回表/5yncri5e!(ラブライブ!スーパースター!!)
ライブもいよいよ最終回に突入。その先行を飾るのは、シークレットステージにも登場した5yncri5e!の5人。大好きな相手と心ゆくまで踊り明かす「A Little Love」と、世間の目など気にせず自分らしく踊ろうというメッセージが込められ「Dancing Raspberry 」を、ネオンライトのようなライティング演出を交えてパワフルなダンスと共に披露。今回の参加ユニット中最大の5人編成ならではの迫力満点のパフォーマンスに、場内も疲れ知らずの盛り上がりで応えてみせた。
・九回裏/DiverDiva(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
スタートから盛り上がりまくったライブのトリを飾るのは、ノリの良さなら虹ヶ咲ユニットで一番のDiverDiva(朝香果林役・久保田未夢/宮下 愛役・村上奈津実)だ。
それぞれのイメージカラーのブルーとオレンジのライティングに彩られたステージで、
対極の個性が宇宙で巡り会った喜びを唄う「SUPER NOVA」「Shadow Effect」を、愛の激しさと果林のクールさのコントラストを見せながら、息の合ったパフォーマンスで見せていく。最後はクラップと共に客席を煽りながらさらなる盛り上がりを求め、ステージ中央でセクシーに決めて、盛り上がったユニット同士の激突を締めくくった。
まだまだパワーが残っているファンからはアンコールならぬ「延長戦!」コールが巻き起こり、解説席の矢野妃菜喜ももっとスクールアイドルのパフォーマンスが見たいと熱望。それに応える様に延長戦決定の速報が藤井アナから告げられ、スコアボードには十一回までの表示が加えられ、待望の延長戦がスタート!
・十回表/スペシャルファンシーユニット/松浦果南(CV.諏訪ななか)、エマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)、嵐 千砂都(CV.岬 なこ)、葉月 恋(CV.青山なぎさ)
延長戦に登場するのは、すべて作品の枠を超えて結成されたスペシャルユニット! 粋なサプライズにファンの喜びの歓声がKアリーナを震わせる中、「ファンシー」担当として集められた4人が唄うのはAqoursの「待ってて愛のうた」。しっとりとしたメロディで綴られる切ない恋の歌を情感あふれるハーモニーで唄い上げた。
・十回裏/スペシャルピュアユニット/渡辺 曜(CV.斉藤朱夏)、上原歩夢(CV.大西亜玖璃)、優木せつ菜(CV.林 鼓子)、米女メイ(CV.薮島朱音)、鬼塚冬毬(CV.坂倉 花)
続いてはピュア担当の5人が集まり、Liella!のライブでも盛り上がり必至の定番曲「キラーキューン☆」をポップに可愛く熱唱。熱いコール&レスポンスも加わり、最後は全員がそれぞれに指ハートを決めてアピールし、大いに盛り上がった。
・十一回表/スペシャルエレガントユニット/小原鞠莉(CV.鈴木愛奈)、黒澤ダイヤ(CV.小宮有紗)、桜坂しずく(CV.前田佳織里)、三船栞子(CV.小泉萌香)、ウィーン・マルガレーテ(CV.結那)、乙宗 梢(CV.花宮初奈)
各作品でエレガントな立ち振る舞いを見せている6人が唄うのは『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』のテーマ曲「明日の空の僕たちへ」。新たな未来を目指す蓮ノ空の思いを唄ったナンバーを各作品の先輩達が見事なハーモニーで唄い上げるという、ラブライブ!シリーズのファンにはたまらないステージとなった。
・十一回裏/スペシャルプリティーパワフルユニット/黒澤ルビィ(CV.降幡 愛)、ミア・テイラー(CV.内田 秀)、唐 可可(CV.Liyuu)、鬼塚夏美(CV.絵森 彩)、大沢瑠璃乃(CV.菅 叶和)
そして最後を飾るのは、各作品の個性派達による虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の「全速ドリーマー」。夢に向かって全速力で駆け抜ける思いを唄った熱い歌だが、その振り付けがスクワット・正拳突き・エア縄跳び・組み体操などのハードなトレーニングを模しているという伝説の一曲。リズムゲーム風のスクリーン演出に合わせて、5人は激しいダンスと共に見事に唄いきってみせた。そして力尽きた様子で引き上げるメンバーには大きな拍手が送られた。
最後は今回のライブの為に作られたユニフォームシャツをまとった全員がステージに勢ぞろい。各校代表の挨拶ではまたこのようなライブをしたいという思いが語られ、Saint Snowの田野アサミの『ラブライブ!』でのμ'sのライバルユニット・A-RISEを目指してここまで来たとのコメントにはファンの思いのこもった歓声と拍手が送られた。
そしてフィナーレは全員での「LIVE with a smile!」が唄われ、場内はファンそれぞれの推しの色で輝くコンサートライトで極彩色に染め上げられた。最後は選手宣誓を務めたみらくらぱーく!の2人による音頭で全員が手を繋ぎ、一緒にライブを盛り上げてくれたファンへのお礼の挨拶で、ライブは見事に大団円となった。
シリーズのもう一つの歴史であるミニユニットにスポットを当てた合同ライブは、4時間近くに及び大きな盛り上がりとなった。凝った演出も楽しいライブとなったので、ぜひ再び開催して熱い盛り上がりを見たくなる一夜となった。
取材・文:斉藤直樹
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