ちあきなおみ、「人の優しさやぬくもり」「様々な愛のかたち」をテーマに選曲した最新コンセプトアルバム「銀嶺」発売
時代を超えて愛され続ける歌手・ちあきなおみの最新コンセプトアルバム「銀嶺」が3月20日に発売された。今作は2019年に発売された「微吟」、そして、2022年に発売された「残映」に続くコンセプトアルバムシリーズの第3弾となるアルバムで、「人の優しさやぬくもり」「様々な愛のかたち」をテーマに選曲。春になっても山々に残る雪と、雪の重さに耐え、雪解けとともに咲く花々が、寒々とした時代も、希望を感じる時代も残り続けるちあきなおみの歌と重ね、アルバムタイトルを「銀嶺」と名付けている。
今回収録される曲には、1986年に日吉ミミのシングル「北茶廊(キタカフェ)」のB面に収録された知る人ぞ知る名曲「雪」をちあきなおみがカヴァーした音源が収録されているが、「喝采」の作詞者でもある吉田旺が書いた、「好きな男の行方を突き止め、その居場所へと向かう女性の物語」は、まさにちあきなおみの真髄ともいえる淡々とした情景描写の中でも主人公の心の動きを感じることができる歌唱となっており、このアルバムを象徴する一曲となっている。
デビュー曲の「雨に濡れた慕情」「喝采」(ともに89年ver)をはじめ、「黄昏のビギン」「ねえあんた」等、歌謡曲や演歌、ファドといった音楽ジャンルだけでなく、令和の時代となった現代においても世代を超えて愛される、彼女の幅広い歌唱の深みを堪能できる。
曲目・曲順
- 黄昏のビギン
- 雨に濡れた慕情<’89Ver.>
- 悲しみを拾って
- 港が見える丘
- 泣かせるぜ
- 涙の酒
- 片情(かたなさけ)
- 酔いどれ船(かもめ)
- マッチ売りの少女
- ねえあんた
- 愚痴
- 夜間飛行
- 雪
- 男駅・女駅
- 喝采<’89Ver.>
- 愛のために死す