次世代シンガーこはならむ、1stワンマンで“あなたに届けたかった”楽曲全15曲を披露
YouTube50万人超え、2019年に音楽活動を開始した次世代シンガーこはならむが、3月20日東京・I’M A SHOWにて「こはならむ1st ワンマンライブ 〜 あなたに 届けたかった〜」を開催した。
街中や海辺などを歩き、そして走りだすこはならむの姿を捉えたオープニングムービーからスタート。バンドメンバーの幡宮航太(Key)、松本コーキ(Gt)、Shunta(Dr)が入場し、映画を彷彿とさせるようなオープニング映像が終わると、観客の拍手と共にメジャーデビュー曲である「不完全花」のイントロが会場に響く。
レースの紗幕越しにこはならむが登場。“未来に見たい景色が僕を動かす”という歌詞にもある通り、こはならむが今まで進んできた道のりが見えてくるような、決意の歌声だ。
ライブは、楽曲の合間にストーリー仕立ての映像が流れる構成。孤独を表す”別れ”を描いた映像が流れ、過去の自分を振り返りながら楽曲制作したという「生きるを選んだ私へ」を披露。ギターのひずみから感じる悲しみと、かすかな希望を感じとれる歌声が同居した演奏が続く。
観客からどよめきが沸いたのは、カバー楽曲ゾーンだ。こはならむのYouTubeチャンネルで最も再生されている1,000万回再生超えの「心做し」で美しく切ないピアノの音色と こはならむの声だけが空間に広がり、観客は息をのむようにステージを見つめていた。同じく、1st Cover EP「泣きながら」に収録されている、リスナーの中での人気が高いカバー曲「アイロニ」「天ノ弱」を立て続けに披露。
そしてキーボードから鍵盤ハーモニカ、ドラムからパーカッションへとガラリと雰囲気を変え、キュートに「着信まち」を披露すると、続けてこはならむ初めてのアニメタイアップ「僕の心のヤバイやつ」第1期・第2期 エンディングテーマ「数センチメンタル」「恋してる自分すら愛せるんだ」を歌い上げ、多幸感あふれる空間が広がった。
姿を隠すレースカーテンが半分上がり、今まで紗幕越しにしか見られなかったこはならむの半身がステージ上に現れる。よりリアルにこはならむの存在を認識できることができたタイミングで「涙の融点」のイントロがスタート。ここで観客も立ち上がり、バンド編成を全面に活かした盛り上がりを見せた。
「10年後の私になら」では、こはならむが2022年の配信リリースタイミングからリスナーに向けて伝えていた”この曲でみんなで一緒に歌いたい”という願望を叶えた。会場全体を巻き込んだクラップと合唱で一体感を作り出し、この日一番の盛り上がりを見せた。
「私の曲を聴いてくれるあなたが私の支えになっています。私の歌があなたの支えになれていると嬉しいです。」ここまで支えてきてくれたリスナーへの感謝のメッセージを等身大の言葉で伝え、最後の1曲は、こはならむの喜怒哀楽が表現された歌声の代名詞とも言える楽曲「ごめんなんか聞きたくなかった」を披露。会場は感動に包まれながら終演を迎えた。
そしてライブ終演後には、こはならむの誕生日である10月4日に、Zepp Shinjyuku(TOKYO)にてバースデーライブを開催することを発表。念願だった初めてのワンマンライブをファンと一緒に成功させ、早くも次の一歩を踏み出すことになったこはならむ。今後も活動から目が離せない。
また、このライブの模様は3月24日20:00より、こはならむ本人もリアルタイムチャット欄に参加し、振り返り配信として、ライブ配信プラットフォーム Z-anにてオンライン配信されることが決定している。
こはならむ1st ワンマンライブ 〜 あなたに 届けたかった〜 セットリスト
01.不完全花
02.生きるを選んだ私へ
03.リセットボタン
04.心做し(cover)
05.アイロニ(cover)
06.天ノ弱(cover)
07.着信まち
08.数センチメンタル
09.Attitude
10.私の幸せは私が決めるの!
11.恋してる自分すら愛せるんだ
12.涙の融点
13.主人公
14.10年後の私になら
15.ごめんなんか聞きたくなかった