よくわかる音楽著作権ビジネスの姉妹本『エンターテインメント・ビジネス~産業構造と契約実務~』発売、エンタメ産業の産業構造と契約実務をわかりやすく解説
レコード、マネージメント、音楽出版、コンサート、放送、広告、出版、映画、アニメ、ゲーム、演劇など、エンターテインメント・ビジネス全般を網羅した、ベストセラー『よくわかる音楽著作権ビジネス』の姉妹本『エンターテインメント・ビジネス~産業構造と契約実務~』が、3月25日に発売された。定価は3,080円(税込)。
エンターテインメント産業の産業構造と契約実務を理解するために、12章からなる各章の前半は市場動向とビジネス・モデルを、後半は関連法規と契約実務の解説という体裁を取り、具体的な事例を用いて詳しく解説していく。視覚的にもわかりやすいように、図表を多く掲載し、客観的なデータに基づく分析を心がけたという。
著者は、エンタメ業界で35年以上の実務経験を有し、東洋大学法学部で教鞭をとる安藤和宏氏。エンターテインメント業界を目指す学生や社会人はもちろん、エンターテイメント・ビジネスに従事している人にも必携の1冊だ。
『エンターテインメント・ビジネス~産業構造と契約実務~』CONTENTS
- 第1章 レコード・ビジネス
- I. レコード産業の現状
- II. レコード会社とは
- III. レコード産業の収益構造
- IV. レコード・ビジネスにおける契約
- V. 商業用レコードの放送二次使用料とレンタル使用料
- 第2章 マネージメント・ビジネス
- I.日本のマネージメント・スタイル
- II. 専属マネージメント契約
- III. 専属マネージメント契約とエージェント契約の違い
- IV. 原盤ビジネス
- V. マネージメント・ビジネスの収益構造
- 第3章 JASRAC & NexTone
- I. 概観
- II. JASRAC-日本最大の著作権管理事業者-
- III. NexTone-巨象に挑むチャレンジャー―
- 第4章 音楽出版ビジネス
- I. 音楽出版社の歴史
- II. 著作権契約
- III. 音楽出版社による楽曲管理
- IV. だれが楽曲の著作権を管理するのか
- V. 共同出版
- VI. アメリカの音楽出版ビジネス
- VII. 外国曲の著作権管理
- 第5章 コンサート・ビジネス
- I. コンサート市場の現状
- II. コンサート・ビジネスの基本構造
- III. コンサート・ビジネスの収入源
- IV. ライブハウスのビジネス・モデル
- V. ライブ演奏にかかる著作権使用料
- VI. 専属解放料とは何か
- 第6章 放送ビジネス
- I. 概観
- II. 広告収入モデル
- III. テレビ番組の主要スタッフ
- IV. バラエティ番組の作り方
- Ⅴ. テレビ番組の制作のために必要な契約
- 第7章 広告ビジネス
- I. 概観
- II. 広告市場の現状
- III. 広告代理店の役割
- IV. 映像制作会社の役割
- Ⅴ. CMの作り方
- VI. テレビCMの著作者はだれか
- VII. テレビCMの著作権者はだれか
- VIII. CM制作のために必要な契約
- 第8章 出版ビジネス
- I. 出版市場の現状
- II. 出版産業の基本構造とキー・プレーヤーの役割
- III. 再販制度
- IV. 出版権設定契約
- V. 印刷用データの権利の帰属と再利用
- 第9章 映画ビジネス
- I. 映画産業の現状
- II. 映画ビジネスにおけるキー・プレイヤー
- III. 映画産業の収益構造
- IV. ウィンドウ戦略
- V. 製作委員会方式
- VI. 映画産業における著作権法の役割
- VII. 映画製作に必要な契約
- 第10章 アニメ・ビジネス
- I. 概観
- II. アニメ市場の現状
- III. アニメの作り方
- IV. アニメーターの労働環境
- V. アニメのビジネス・モデル
- VI. 局印税
- VII. アニメソング
- 第11章 ゲーム・ビジネス
- I.日本のゲーム産業の現状
- II. 海外のゲーム産業の現状
- III. 任天堂-家庭用ゲームの王者-
- IV. ソニー-世界最大のゲーム会社-
- V. ゲーム産業の基本構造
- 第12章 演劇ビジネス
- I. 概観
- II. ミュージカル
- III. ストレートプレイ
- IV. 演劇の作り方
- V. 演劇の著作権