04 Limited Sazabys 撮影=Yukitaka Amemiya
『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』04 Limited Sazabys
2年連続の出演となった04 Limited Sazabysは、サウンドチェックで鳴らした「Kitchen」や「message」「Keep going」の段階で、SOLID STAGEを余裕でブチ上げる王者の貫禄。本編では演奏しない楽曲をさらりとやってのけ、「準備はできてる? 一緒にいける!?」とGEN(Ba.Vo)が呼び掛ければ、オーディエンスはもう準備万端。
04 Limited Sazabys
「swim」で一気にピークへと到達し、すさまじい熱量を放ちながら疾走するフォーリミ。幾つもの大舞台を経験してきたタフなバンドは、ライブの爆発力と正確無比なビートを見事に両立させながら、「My HERO」「midnight cruising」でもトップスピードで駆け抜ける!
04 Limited Sazabys
RYU-TA(Gt.Cho)のアジテートでさらに火力を増した「Chicken race」では、見渡す限りがハンズアップする絶景が瞬く間に目の前に広がっていく。
04 Limited Sazabys
MCではGENが、「去年、産声を上げたこのフェスに今年もまた参加させてもらってます、ありがとう! 楽しいね。もうすぐ新しい生活が始まると思うし、僕もそろそろ就活をしようと思って11年ぶりくらいに髪を黒くしたんですけど、高校生みたいになっちゃいました(笑)」とちゃめっ気たっぷりに語り、「皆さんは思い出を作りに来てるかもしれないけど、俺たちバンドマンはいつだって伝説を作りに来てるんで。一緒にいこうぜ!」と宣言。
04 Limited Sazabys
パフォーマンスでアゲて、言葉で奮い立たせるフォーリミのライブ。それを実践する「monolith」のエナジー、「fiction」のスリル、「Galapagos II」のグルーヴ……強烈極まりない3連発で、見る者をリミッター越えの高揚感へと連れていく。
04 Limited Sazabys
「変化するのは怖いですけど、失敗しないように生きるより、挑戦して生きた方が楽しいと思うし、人間は幸せになるために生きていると思うので。異動、転職、いろんな人生の流れがあっても、俺たちバンドマンの活動エリアは全国なんで。いつでも俺たちはライブハウスにいるんで、また再会して一緒に遊んでください。ありがとうございました!」
04 Limited Sazabys
ラストは「Terminal」「Squall」と畳み掛け、広大なSOLID STAGEを包囲。最後まで徹底的に盛り上げ続けた、完全無欠の04 Limited Sazabysここに在り!
取材・文=奥“ボウイ”昌史 撮影=Yukitaka Amemiya