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新たな個性派ユニット達がフレッシュにライブデビュー!『Re:ステージ! Unveiling PARTY!! ~Trium Tone × Archouchou~』レポート

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アルシュシュ

アルシュシュ 撮影:大塚正明

■2024.03.31『Re:ステージ! Unveiling PARTY!! ~Trium Tone × Archouchou~』@FOSTERホール

夢を目指して懸命にがんばる中学生アイドル達の姿を描いたクロスメディアコンテンツ『Re:ステージ!』。そこに新たに加わった2組のユニット、トライアムトーンとアルシュシュのデビューライブが、3月31日(日)に昭島市FOSTERホールで昼/夜の二部構成で開催された。誕生から9年目を迎える『Re:ステージ!』に吹き込んだ新たな風が見せたフレッシュなステージの、第一部の様子をレポートしよう。

■カラーの異なるふたつのユニットのまぶしい個性がぶつかりあう!

昨年11月に新キャラクターとして発表された、神奈川県・泉咲学園中学校アイドル部のアルシュシュと、福岡県・希ヶ丘女子中学校アイドル部のトライアムトーン。それぞれに個性際だつ二つの新ユニットが、いよいよリアルライブデビュー。会場のFOSTERホールは開演前から多くのファンの熱気に包まれ、アルシュシュ・空野音々(CV:吉武千颯)からの注意事項&『Re:ステージ!』ライブ恒例の心構え「人に迷惑をかけない」の説明から、早くも場内は熱く盛り上がる。

そしていよいよ開演直前、ファンの詰めかけた客席を見て緊張しつつも、いいステージにしようと意気込みを語り合うアルシュシュのボイスドラマ、そして両ユニットの日常を綴ったコミックなどが織り込まれたオープニング映像から、いよいよライブの幕が上がった。

アルシュシュ 撮影:大塚正明

アルシュシュ 撮影:大塚正明

ライブのオープニングを務めるのは、ホワイトとパステルカラーのドレスをまとったアルシュシュの3人。「みんな楽しんでいこうねー!」のメッセージと共に始まったのは、世界を恋のキラメキで染め上げようとポップに唄った「カラリコロリ」。ユニットとして初のライブステージだったが、元気あふれるパフォーマンスでファンの心を掴み場内のテンションを上げていった。

初ステージを終えてのMCでは、自己紹介に合わせて自分達のカラーのコンサートライトの輝きと声援に包まれる風景に「ドキドキが止まらない」「本当に幸せです」と喜びとファンへの感謝を語った。そして「次の曲の前に休憩しようか」と輪になって座り込んだところから、そのまま二曲目「泡白昼夢」がスタート。落ち着いたメロディと共に大事な人と共に過ごす尊さをファンタジックに唄い上げ、見事なコンビネーションのダンスも披露してステージを盛り上げた。

初ステージを終えたアルシュシュの3人がやり遂げた喜びを語りながら「きっと最高のステージを見せてくれるに違いない」と語り、次に登場するトライアムトーンへのステージへとバトンを繋いだ。

トライアムトーン 撮影:大塚正明

トライアムトーン 撮影:大塚正明

ブルーのライティングに染まったステージに、モノトーンにパーソナルカラーをあしらった衣装をまとったトライアムトーンが登場。重低音の力強いメロディと共に、自分達の可能性に賭けて突き進む覚悟を唄う「WANTED」から彼女達の初ステージはスタート。パワフルなサウンドに乗せたボーカル&ハーモニーの迫力に、ファンも力強いコールで応えて場内は大歓声に包まれた。

歌い終えて3人で三角形を作るポーズを決めたトライアムトーンは、いきなり大きな声援を送ってくれたファンの暖まりぶりに驚きながらも感謝を送った。そして「ぶっ倒れるくらい盛り上がろう!」「みんなの声が出たら始めますよ?」とゲキを飛ばしながらのコール&レスポンスの繰り返しから、二曲目「サンダーレスキュー!」がスタート。
澱んだ世の中を落雷みたいな衝撃で救ってやろうという力強い想いを、轟くようなサウンドに乗せてパワフルなボーカルで熱唱。ファンも熱いクラップと声援で盛り上がるが、3人からの「もっと声だせー!」「まだまだー!」のゲキと共にさらにヒートアップ。クライマックスは拳を突き上げての熱唱でインパクト満点の初ステージを締めくくった。

牧野天音 撮影:大塚正明

牧野天音 撮影:大塚正明

日岡なつみ 撮影:大塚正明

日岡なつみ 撮影:大塚正明

興奮冷めやらぬ場内に、ニューフェース達のステージを見届けたゲストのKiRaRe・式宮舞菜(CV:牧野天音)とトロワアンジュ・白鳥天葉(CV:日岡なつみ)の会話が流れ、2人のソロステージがスタート。舞菜の「Blooming,Blooming!」と天葉の「優しい風」は、どちらも2021年のユニットワンマンライブ以来の披露で、ずっと応援し続けてきたファンには嬉しいサプライズだ。情感あふれるボーカルや「優しい風」での椅子を用いながらのパフォーマンスに、どちらも曲を終えた後の場内は大きな拍手に包まれた。

■初ライブを見事に完走! 今年の『Re:ステージ!』は彼女達に注目だ

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

曲を終えた日岡が座ったままMCをスタートさせて笑いを誘う中、ステージには出演陣全員が登場し、互いのステージをたたえ合いながら始まったのは、新ユニットの知られざる魅力をファンのみんなに知ってもらおうという一問一答コーナー。昼の部ではアルシュシュが日岡からの質問に答えることに。「プロフィールに書くほどでもない特技は?」の問いに中林が「水無しで激辛料理を完食できる」と激辛料理好きエピソードを添えて回答すると、先輩である日岡と牧野から「そのうちイベントとかでやらされるかもしれないから気をつけて」とのアドバイスがとぶなど、それぞれの個性が際立つ一幕となった。

そんなコーナーで盛り上がったところで、トライアムトーンの「誘宵アバンダンス」からライブ後半戦がスタート。「まだまだ声出せますかー?」というゲキに盛り上がる中、和楽器の音色を取り込んだ重低音とキレのあるダンスで繰り広げられる祭り囃子に、客席とステージが一体になってかけ声を合わせながら盛り上がった。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

続いてはゲストコンビによる力強いロックハーモニー「Imperial Stage」。オリジナルでは白鳥天葉と舞菜の姉・式宮碧音が唄うナンバーを、妹が代わって担当するという組み合わせに、関係性好きなファンからは歓声が沸き、ネオンカラーのライティングを浴びながら2人で手を繋いで振り付けにさらなる歓声が重なった。

そしてステージに登場したアルシュシュの「まだまだ声だせますかー?」の問いに盛り上がる中、次がラストとの声に惜しむような歓声が。それでも楽しい曲をみんなで、全部出し切る気持ちで楽しみましょうと始まったのは、ロンドのメロディから始まる疾走感あふれるナンバー「Merry Go Wonder!!」。夢に向かって走り続ける3人の気持ちを勢いのあるメロディに乗せたハーモニーで唄い上げて、初ライブを見事に締めくくった。

トライアムトーン 撮影:大塚正明

トライアムトーン 撮影:大塚正明

しかしまだまだみんなの歌を聴きたいファンからは、すぐさまアンコールならぬRe:ステージ!コールが沸き上がる。そして数分後、そんな声に応えるようにライブTシャツに着替えたトライアムトーンがギターの爆音と共に登場! 送る曲は本城香澄・一条瑠夏・坂東美久龍のシャッフルユニットの「Sin City」だ。オリジナルメンバーとはまた違った魅力あふれるパワフルな絶唱に、再び場内の熱量が上がっていく。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

続いてはトロワアンジュの「STORIA」を、オリジナルメンバーの天葉とアルシュシュのチエ&詩穂で唄うというファンには嬉しい組み合わせ。

そして連続アンコールのラストは、「GROWING!!」をオリジナルメンバーの舞菜とアルシュシュ・音々が唄うという、『Re:ステージ!』が積み重ねてきた時間を感じさせる組み合わせで締めくくった。

アンコールを終えて全員が並ぶと、それぞれのライブTシャツにアレンジが加えられているのが分かって盛り上がる中、コンセプトCDアルバム発売や6月15日開催の生バンドライブ、そして新情報としてアイドルグループ太陽と踊れ月夜に唄え主催の対バンアイドルライブにトライアムトーン&アルシュシュが出演決定というお知らせを発表。今年の『Re:ステージ!』はライブで盛り上がる機会が増えそうで、場内のファンからも喜びの雰囲気が伝わってきた。

そしてライブもいよいよ正真正銘のラストに。トライアムトーン&アルシュシュからは温かい声援で自分達を『Re:ステージ!』の世界に迎えてくれたファンへの感謝が、牧野&日岡からは頼もしく新しい風が吹き込んでくる嬉しさが語られた。

そしてライブのフィナーレを飾るのは、全員によるKiRaReの「君に贈るAngel Yell」。ユニット毎にパート分けしてのハーモニーや歌詞内容に合わせてのパフォーマンスに場内からの声援も盛り上がり、ラストは全員でステージ中央に集まりハグするように重なり合って、ステージを締めくくった。

撮影:大塚正明

撮影:大塚正明

初めてのライブとは思えぬパフォーマンスを見せてくれたアルシュシュ&トライアムトーン。早くも次のライブも決まるなど、今年の『Re:ステージ!』を盛り上げてくれる期待感をファンに抱かせる、嬉しいお披露目ライブとなった。

取材・文:斉藤直樹 撮影:大塚正明
 

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