スタニラフ・ブーニン
2024年7月~2025年1月、全国10カ所にて、『スタニスラフ・ブーニン ピアノ・リサイタル 2024-2025』が開催されることが決定した。
1985年第11回ショパン国際ピアノコンクール、当時若干19歳のスタニラフ・ブーニンは圧倒的な演奏を披露し世界に衝撃を与え、日本では“ブーニン現象”と呼ばれるほど一大センセーションを巻き起こし人気を博した。だが、10年前、突然、表舞台から姿を消した。その理由は、ピアニスト生命を脅かすほどの病気と怪我。今でも左手にはマヒが残り、左足は手術により右足よりも8センチ短い。
スタニラフ・ブーニン(2023年公演より)
スタニラフ・ブーニン(2022年公演より)
そんなブーニンが9年間の苦難を乗り越え、2022年6月、八ヶ岳高原音楽堂にて復帰公演を果たした。コンサートまでを追ったTV番組『それでも私はピアノを弾く~9年の空白を超えて~』 はNHK-BSプレミアムで放送され、大きな感動と反響を呼び、続編が2024年1月・2月に放送された。ブーニンから紡ぎだされる美しい音色、深みのある音楽表現は、まさに音楽の真に迫るピアノとも言われ、話題となった。
スタニラフ・ブーニン(2023年公演より)
今回、多くの声援を受け、2023年の日本ツアーに続き、『スタニスラフ・ブーニン ピアノ・リサイタル 2024-25』が決定。世界最高峰のピアニストと称されるブーニンが、日本で再びピアノを響かせる。なお、2024年、注目の新プログラムは後日発表となる。
スタニラフ・ブーニン
さらに、5月22日(水)には、ユニバーサルクラシックスより『スタニスラフ・ブーニン BEST』がリリースされる。ブーニンの数ある録音からコンサートプログラムも意識したベスト選曲での高音質SHM-CDで、復帰後ツアーからの音源をボーナス収録予定。